振り子のこころ。
振り子は揺れる。
あっちへこっちへ、振り子は揺れる。
振り子だなーって思うんだよね。
期待も心配も、希望も失望も、幸せも不幸せも。
でね、振り子が自分じゃないの。
自分はその振り子の付け根にいる。
そこから、揺れる振り子を眺めてる。
あーいまドキドキしてるんだなー。
あーいまガッカリしてるんだなー。
そういうふうに見つめられるようになれたらいいなって思ったよ。
いやなこともあれば、いいこともある。
いいこともあれば、いやなこともある。
その揺れを眺める。じっと。できれば、あたたかく。
そんなこころになりたい。
* * *
そうそう、あとさ、砂模様ができるやつあるじゃない。振り子で。
まあ、あるのね、そういうのが。
この模様ってさ、じぶんの人生の模様じゃんって思った。
あっちに揺れ、こっちに揺れてを繰り返して描かれる、わたしの模様。
それを見つめるじぶん。
で、たぶんみんな人それぞれ振り子を持ってて、
みんな揺れかたが違って、
その人の模様ができるんだ。
たくさんの模様ができる。
たくさんの模様がある。
世界に。そこらじゅうに。
たくさんのひと、たくさんの振り子。
もっともっと、世界があたたかい模様であふれていきますように。
こちらではもう、ちらほらと桜が咲き始めたよ。緋寒桜っていうんだよ。
Title photo by zen Sutherland
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