見出し画像

今まで参加したケモノイベントの話(その①)

まいど!犬民ルキです!

まずは、前回の初投稿を読んでくださった皆さん、ありがとうございます!!
あんな長文を書くのも久しぶりでしたが、以前から知っている方にも最近知っていただいた方にも、犬民ルキはどんなヤツなのかというのをしっかりお伝えするいい機会だったのかなと思います。

さて今回は、今までに参加してきたイベントの話になります!
僕は2020年8月にデビューして以降、いろんなイベント・オフ会に参加してきました。
どれも楽しい思い出ばかりなのですが、全部書いてると1冊の本の文章量になってしまうので、印象に残っているものをピックアップしてお話ししていこうと思います。



1.ぬまっふ!! 2021(2021年10月)

犬民をさがせ!

僕がデビューした2020年8月、それはコロナ禍まっただ中でした。
緊急事態宣言などもありろくに外にも出られず、辛い日々を過ごしました。
多少落ち着いた時期はスタジオ撮影をしたり、数人の集まりぐらいはできたりしましたが、100人以上が集まるようなイベントはとてもできるような状況ではありませんでした。
僕自身、2021年2月にコロナに罹患して一時呼吸困難に陥るなどかなりしんどい思いをしたので、これぐらいの措置は仕方なかったと思います。
(その後あとさらに2回罹患して苦しむわけなのですが…)

そんな中でようやく開催されたのが、静岡県沼津市で行われたこのイベントでした。
検温記録の提出、会場に出入りのたびに消毒などの厳戒態勢の中でしたが、デビューして1年以上経ってようやく人前に出られる日が来たことが嬉しくてたまりませんでした!

「生で会うと意外と小さい」と言われがち

当時の僕は、はっきり言って知名度は皆無でした。
なので会場を歩いてても「見たことない犬がいるな」程度だったと思います。
「犬芸人」という確実に前例のないジャンルの生き物に対して皆さんがどう思われるのかも不安だったので、あんまりガツガツせず様子を見ていたような気がします。
芸人を名乗ってるくせに意外と控えめな小心者なんです!

でもしばらく会場で過ごしているうちに、徐々に写真を撮ってもらったりおしゃべりしたりして、楽しく過ごせました!
ゲーム企画やダンス企画もあって、そこからの交流もたくさんあり。
はっきり覚えているのが、チームで風船をいかに早く割れるかというゲーム企画があって、同じチームに立派なツノがあるドラゴンさん(紅獅子くん)がいたため秒で勝利できたこと。
ダンス企画は、結構撮影が長時間におよんでケモノさんはみんな大変そうでしたけど、僕はみんなでダンスができるのがとにかく楽しかったです。

始まる前こそ「いっぱい絡んで自分を売って帰るぞ!」と意気込んでいたものの、いざ始まると無理せず場に馴染んで交流を深めようという気持ちに変わっていきましたね。
押せ押せでいけるメンタルもないのに、無理なハッスルは禁物です。
デビューイベントらしく、「名前と顔だけでも覚えてください」ができてよかったと思っています。

ちなみに、後に相方となるすぴぴに初めて会ったのもこの会場でした。
X経由でお互いのことは知っていたので挨拶を交わした程度でしたが、まさかその後コンビになるとは、そしてあそこまで変なヤツだったとは…


2.JMoF 2022(2022年1月)

日光に弱いケモノたち

ご存じ、日本のケモノ界を代表するコンベンション!
そんなJMoFもコロナ禍による影響は避けられず、2021年は初の開催中止。
デビューしたら一番行きたいイベントだったのでとてもショックでした。

そして2022年は土日の2日間のみ、日本在住者のみ、客室間の移動は禁止など、いろいろな制約の中で開催されることとなりました。
それでも僕にとっては待ちに待ったJMoF!
この会の参加人数は500人ほどではありましたが、それでも他とは一線を画す規模です。

初日は、とにかく会場内を歩き回っていろんな人と話すようにしてました。
まだイベント経験の少なかった僕は、純粋にいろんなケモノさんに会えること、たくさんの方と話せること、写真を撮っていただけることがとても楽しかったです。
僕はおしゃべりで人を笑わせることが何より好きなので、なんとなく暗いムードの続くコロナ禍の中で、新年一発目をみんなと明るく笑って過ごそうという気持ちを強く持って過ごしていました。

そして忘れちゃいけないのが、パフォーマンスステージ!
JMoFのステージは本当に立派で大きくて、あんなステージで自分の好きなことをやれるなんて、普通に生きてたらお金を払ってもなかなかできません。
客席は満員だと500人ぐらい入ると思いますが、大阪の若手の劇場「よしもと漫才劇場」でも300席ほどなので、それ以上の観客からの視線を独り占めできるなんてあまりにも贅沢です。

そんなステージに、ひとりで立たせていただきました!
この年のテーマは「七匹の侍」ということで、超特急さんの「ikki!!!!!i!!」という和のテイストのある曲で踊らせていただきました。
あまり緊張はしない方なのですが、ステージに立って客席を見た瞬間、この時をずっと待っていたんだなぁとしみじみ思いました。
観てくださった皆さんからたくさんのお褒めをいただき、このへんから「踊る犬芸人」というイメージがついていったのかなと、個人的には思っています。


3.Kemocon15(2022年10月)

見えそうで見えない富士山

JMoF以上に長い歴史を持つケモノイベント、Kemocon。
それこそ昔はKemoconだけが大きなケモノ界の集まりだったという時期もあったようで。
今まで規模の拡大とともに開催地や形式を変えてきたKemoconですが、この年は初の御殿場で開催されることとなりました。

この年の開催日程はちょうどハロウィン!
それにかこつけて敷地内の一般のお客さん向けにケモノさんがお菓子を配布したりも。
こんな二足歩行の犬が近づいてきたらチビッコは怖がるかな?と若干遠慮しつつも、多くのケモノさんと違って僕はおしゃべりしてナンボなので、一般の方と接するときはなるべく「怖くないで!」感を出すようにしています。

わんパイア!

山の上にある行楽地だからか、なんとなく一般の方はファミリーも海外の方も上品な方が多かった印象です。
普段大阪で“まっすぐな”絡まれ方をされるのに慣れているせいか、なんてみんな優しい人たちなんだと思った記憶があります。
ただひとつ覚えているのが、2人組のギャルっぽい女子高生がいて何度も粗めに絡んできてはゲラゲラ笑ってくれたんですが、その後複数の知人から「女子高生が『あの犬どこ行った』と探し回っていた」と聞きました。
みんなの愛玩犬、犬民です。

僕はとにかくじっとしているのが苦手な大阪の犬なので、こういう広い範囲を歩けるイベントはめちゃくちゃ楽しいです!
単純にいろんな場所をぶらぶら見て回るのも好きですし、その中で「ここ、ボケれそうやな」というポイントで待ち伏せたり写真を撮ったりして、ひとりで勝手に『有●の壁』をやってる気分にもなります。
屋内のみで開催されるイベントでみんなが見える範囲に集まってる感じも好きですが、広範囲をうろうろしている中で出会った方との一期一会な交流が楽しいですね。
ガツガツしすぎないようにしつつも、「面白い犬だったなぁ」と記憶に残るような時間になっていたら嬉しいです。

この翌年は別のイベントと被って泣く泣く断念したのですが、今年は参加予定です!
新しい会場での1年目はどうしても様子を見ながらの開催になっていたと思いますが、2年目はさらに広範囲を歩けたり、いろいろ企画も盛り上がっていたと聞いていますので、3年目となる今年はどうなるのか、とても楽しみです。


4.JMoF 2023(2023年1月)

前年との差がエグい

さっそく2回目の登場のJMoFです。
いろいろ制限まみれだった前回とは違い、今回は大きな制限はなく、そして初の4日間開催と、みんなが待ち望んでいた特大ケモノコンベンションが帰ってきたという感じでした。

年1回のケモノ界のお祭りという感じなので、普段あまりイベントに行けないけどJMoFだけはという人もいるし、イベントに行ったことないけどたくさんのケモノさんがいるので勇気を出してJMoFに参加してみようという人もたくさんいます。
ここでしか会えない方もたくさんいるだろうし、とにかく1人でも多くの人と関わって、犬民ルキという存在を覚えてもらおうという気持ちで参加しました。
「1人でも多くの人を笑わせてから死ぬ」「人を楽しませることを楽しむ」という僕の人生のテーマをフルに発揮できる場所なのです!

ナメたらアカン

なんせ人が多く、前年と違い海外の方もたくさんいたし、初めて見るケモノさんも多くて、4日間ずっとワクワクが止まりませんでしたね。
そしてありがたいことに、僕のことをネット上で知ってて「やっと会えました」と言ってくださる方がとても多くて、本当に嬉しかったです。
今までずっと我慢の時期だったけど、これから世の中が元に戻っていって、どんどん活動を広げていけるかなという嬉しい気持ちが膨らんでいきました。

そしてこの年もパフォーマンスステージに出させていただきました!
確実に前年よりたくさんの方に観てもらえるし、海外の方もいるし、それはもう気合が入りました。
あとは、JMoFのステージは事前の審査がそこそこ厳しく、出たくても出れなかった方がたくさんいます。
そんな皆さんのためにも、手を抜くことはできない舞台なのです。

この年のダンス曲は、超特急さんの「Boody Night」。
すごくかっこよくて好きな曲で、ここぞというときにこの曲で踊りたいとずっと思っていました。
とにかく陽気でコミカルな前年の曲と違い、動と静のメリハリをつけて感情を表現したいという感じで。

とにかく全力で取り組んで、たくさんの方に「すごかった」と言っていただけました。
ある方は、終了後ホワイエにいた僕のところに来て号泣してくれました。
いろんな方に「すごすぎて泣いてる人もいましたよ!」と言っていただけたのですが、どうやらみんなその1人のことを言っていたようです。
感情を揺さぶるパフォーマンスができて本当によかったです!

JMoFは2024年も参加して、よほどのことがない限りは毎年参加するんだろうなと思います。
広がり続けるケモノ界に対してハコは限界がありますので、これからどうなるのやらという感じですが、これからも日本を代表するケモノコンベンションとしてみんなの生きる希望であってほしいですね。
ボランティアをしたり、企画にご協力したり、微力ながら一緒に盛り上げていけたらと思います!

Tシャツを押し売りしてくるボランティア中の犬民

たった4つのイベントのことを振り返っただけなのに、ものすごい文章量になってしまいました!
ここに書いていないものも含めて、本当にどれも思い出がいっぱいで。
今や頻繁にイベントが開催されていますが、1個1個を無駄にせず、一緒に過ごす皆さんと楽しい時間を共有することを大事にしていきたいですね。

続きはまた後日書かせていただきますのでお楽しみに!