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今まで参加したケモノイベントの話(その②)

まいど!犬民ルキです!

前回の続きで、過去に参加したイベントの思い出話になります。
前回たった4つであれだけの文章量になってしまったので、今回も大丈夫か?と思いながら書き始めておりますが、お時間のある方はお付き合いいただけましたらと思います。

ここに挙げてないからといって思い出が薄いとかまったくそんなことではないので、一部だけピックアップするのが心苦しいんですホント。



1.ちるこん(2023年2月)

酔っ払いに絡まれました

北海道・札幌で行われたオフ会です。
参加者は250人ほどいたと記憶していますが、たった1人の主催が動かしており、集合写真などの企画も何もないので、イベントではなくあくまでオフ会だということだそうです。

2月の北海道なので、当然雪が降りしきる寒さです。
普通ならそんな時期の北海道など敬遠しそうですが、なんといっても我々ケモノたちはスーパー暑がり!!
それは僕も例外ではなく、暑さにはすべてのやる気を奪われますが、寒ければ寒いほど元気なのです。

このオフのメイン会場は、さっぽろテレビ塔の上にある会議室です。
しかしこのオフ、なんと外も歩き回ってよいのです!
ケモノ1匹に対してニンゲンのアテンド1人をつけるというルールはありますが、テレビ塔前の広場、地下に伸びる歩行空間「チカホ」、そして札幌駅やすすきのの繁華街に至るまで、決められた範囲は好きにケモノが出歩いてOK!
もちろん正式に許可を得た上でのことであり、それは主催の長年の実績と信頼がなせることなのでしょう。

間違えて「札幌タワー」と呼ぶ度に道民に怒られました

僕の住む大阪では雪が積もるようなことは数年に1度しかなく、一番寒い時期でも雪は軽くパラつく程度です。
だから一面雪景色というだけでテンションが上がり、庭駆け回りたくなるのです。
なのでオフ中はとにかくうろうろして、雪の札幌の景色を楽しんでいました。
札幌駅からすすきのまで、とにかくめちゃくちゃ歩き回りました。
時間帯によっては結構な雪で、顔が雪まみれになったりも。

この雪で帰りに飛行機難民が続出

あとはもちろん、海鮮丼に味噌ラーメンにミルクスイーツなど、北海道のグルメも楽しみました。
世界で一番メシが美味いのは大阪だと思っていますが、ご馳走という意味では北海道も素晴らしいです。
ちるこんにはこの翌年も参加しましたが、もはやグルメが楽しみで参加した感もあります。
そんな幸せの地である北海道に、これからもちょくちょく遊びに来たいと思います!


2.犬工房5周年記念オフ(2023年5月)

よく寝てよく育った工房長

皆さんは福島県いわき市にある「旅館こいと」をご存じでしょうか?
コスプレを積極的に受け入れ、付近の街一帯も含め写真撮影ができるなど、変わった特色で最近話題になっている旅館です。

そんな旅館こいとで、着ぐるみ工房「犬工房」の設立5周年を祝うオフ会が開かれ、それに参加することになりました。
僕はメイドイン犬工房ではありませんよ!てか犬民は着ぐるみではありませんよ!!(重要)
つまり犬工房とは何の縁もゆかりもないのですが、主催陣から「よかったら来ない?」とお誘いを受け、話題になっていた旅館こいとに純粋に行ってみたいと思い参加することになりました。

実はこれが僕にとっての人生初東北。
大阪からいわきは果てしなく遠く、一度新幹線で東京に出てからさらに特急「ひたち」に乗り、計約5時間かけての移動となりました。
正直乗り物にとても弱いので、たどり着くまで本当に大変でした…

最寄りの湯本駅でフライドくん、燈くんと!

約70人ほどの参加者で、当然ながらほとんどが犬工房ユーザー。
なぜここに俺がおるんや?と若干思いながら、参加者との交流や、外での撮影を楽しみました。
旅館の中だけでなく、向かいの神社、湯本駅付近や公園など、本当にどこでも撮影していいんです。
こんな人間ですらない我々を快く受け入れてくださる街を大事にしていかなければなりませんね。

今回は大阪から完全ぼっちの参加だったため、少しでも記録を残そうと、ビデオを回してレポート動画を作りました!
よろしければこちらもご覧ください。

なおこの時期は僕が会社員を辞め、犬民ワークスを立ち上げるちょうど間の時期だったので、初東北ということもあり1週間ほどかけていろいろ回っていました。
いわきの「アクアマリンふくしま」と仙台の「仙台うみの杜水族館」の2つの水族館と、宮城の山奥にある「蔵王きつね村」にも足を運びました。
大阪から東北はとても気軽に行ける距離ではありませんが、これを最後にせず、また旅館こいとにも他の地域にも遊びに行きたいです。


3.Infurnity 2023(2023年10月)

参加者2,000人超え!!

ついに犬民、海外進出!!
台湾のケモノコンベンション「infurnity」に参加してきました。
日本からの参加者は僕以外にも100人ぐらいいましたし、JMoFなどで見かけた海外勢もいますが、それでも初めての異国の会場、初めて見るケモノさんたちにワクワクが止まりませんでした。

僕は英語は最低限話せなくもないのですが、さすがに中国語は話せません。
そして台湾の皆さんも英語ができる人ばかりとも限りません。
普段、見ようによってはコワモテなのをおしゃべりでカバーしているところはあるので、言葉の壁がある中であまりこちらからガツガツは絡みにいきにくかったですが、それでも向こうから話しかけていただいたりして、楽しい交流の時間を過ごせました。
日本のイベントと違い、僕のことを知っている人がかなり少ない中で会場をうろうろするのが新鮮で楽しかったです。

この会場もこの年が最後でした

そしてパフォーマンスステージにも出演してきました!
今回はあえて、JMoF 2022と同じ曲・同じ衣装で挑みました。
普通は同じ曲で何度もステージで踊ることはないのですが、当時コロナ禍での開催で日本在住者以外は参加できず、海外の方に観ていただけなかった悔しさはあったので、ぜひ台湾の方にも見てほしいと思っての選曲でした。

皆さんの声援や手拍子がしっかり聴こえました!

パフォーマンス中の声援も嬉しかったですが、終わってからたくさんの方が僕のところに来てくれたのがめちゃくちゃ嬉しかったです!
しばらくずっと動けないぐらい声をかけていただいて。
言葉の壁を越えて、ダンスを通じて皆さんに僕を知ってもらうことができたんだなぁと。

あと個人的に、尊敬しているオランダのダンサーさんがゲストで来ていてお話できたのもいい思い出です。
Xの相互フォロワーではあったので声をかけたところ、「あなたが一番のダンサーよ!」と言っていただけたのがお世辞でも嬉しかったです。

Jailさんと!

僕にとっては初台湾だったので、もちろん観光も楽しんできました!
夜の淡水(という地名です)はとても賑やかで、いい意味でゴミゴミしていて、なんとなく大阪に近いものも感じました。
台湾ではことあるごとに使われる「八角」というスパイスが僕はちょっと苦手だったりはしましたが、グルメも含めて台湾をしっかり堪能してきました。

海外イベントの参加はお金もかかるし言葉の壁もあるし、なかなか気軽に行けるものではありませんが、ぜひ一生に一度は参加してみてほしいと思います。
外から日本を見ることで、日本がもっと好きになったりもします。
僕もまた台湾に行きたいし、他の国のイベントにも機会を作って参加したいと思っています!


4.STUDIO643 動画撮影会(2023年11月)

JMoF 2024のステージ上で放映された一本の動画。
その規模を見て、観た方はさぞ驚かれたのではないかと思います。
その撮影が千葉県某所で行われたので参加してきました。

お誘いを受けたのは、この年の夏ぐらいだったでしょうか。
「300匹のケモノを集めてダンス動画を撮影する」と聞いて、本気で言ってんのか…?と思いましたが、ダンスと聞いて、僕が参加しないわけにはいきません。
いろんな事前の案内だったり、振り付け動画をもらったりして、「本気中の本気だ」とひしひし感じるようになりました。

動画は最後に全員で踊る部分があり、それ以外は一部の踊れるケモノたちが各パートに分かれて踊るという感じで、僕は通称「ロッカー広場」チームに配置されることになりました。
関東で事前のダンス練習会があったりもしたのですが僕は参加できなかったため、自分でしっかり練習をして臨みました。

3日間のスケジュールで、ざっくり言うと1日目は練習や設営、2日目はリハーサル、3日目が撮影本番という感じでした。
ずっとスケジュールが詰まっているわけではなく自由時間も多かったのですが、みんな撮影本番に向けてダンスの練習に余念がありませんでした。
広場のそこらじゅうでみんなが練習する様子がとても印象に残っています。

参加メンバーはみんな普段からダンスをする人ばかりではありません。
振り付けを覚えられるか、本番でちゃんと踊れるか、不安になっている人もたくさんいました。
今回はプロの振り付けの先生がおり指導に回っていたのですが、300人という人数を1人で教えきれるわけがありません。
そんなわけで僕が勝手に「野良の先生」になり、みんなにダンスを教えて回っていました。
みんなが頼ってくれて、上手くできなかった部分が踊れるようになっていくのを見れたのがすごく嬉しかったです。

野良ダンス講師犬民

そして自分のパートの練習も、もちろんしっかりやりました。
東京の練習会に参加できなかった僕は振り付けの先生とは現地で初めてお会いしたのですが、数回踊った後に「…やってますよね?」と言われたのを覚えています。
はい、やってます。
でも僕はダンスは独学で誰かに教わるということを今まで一切してこなかったので、動きを見てもらって「もっとこうした方がいい」と指摘してもらえるのは貴重な経験でした。

パート部分は夜遅くに体育館に集まって練習したりもしましたが、僕以外も普段からダンスをよくしているメンバーだったので、途中からもはや粗探しに近いぐらいになっていた気がします。
たった10数秒のパートでもちょっとでも良くするためにみんなで努力する、そんな気持ちでみんな一生懸命取り組んでいました。

そうしてできあがったのが今回の動画です。
メンバー全員の頑張りもそうですが、この企画を完遂するに当たってのスタッフ陣の苦労は並大抵のものではなかったと思います。
ロケハン、人集め、全員との調整、参加者への案内、宿泊施設や食事の手配、現場のセッティング、撮影などなど…
考えるだけでも想像を絶します。

よく「関西で動画サークルとかやらないんですか?」とか聞かれるのですが、やりません!!
僕はとにかくせっかちな犬なので、なんでもひとりで決めてひとりで動きたいのです。
こうしてたまに集まってみんなで何かをするのは楽しいですが、それを企画する側は結構な労力が必要です。
集まれば集まるほど、いろんなしがらみや、面倒な作業や、予想外の事態が発生します。
僕の性格的にも、関西のノリ的にも、グループに縛られずに各々が好き勝手する方が向いていると思っています。

一匹狼ならぬ一匹ワンコだわん

だからこそ今回のこの企画は本当に感心するばかりで、僕には絶対真似できません。
それを円滑に行ってくれたスタッフの皆さんには頭が下がるばかりです。
そんなスタッフ陣の本気の想いが全員に伝わったからこそ、みんな本気で作品づくりに取り組めたのだなと思います。
僕も「野良ダンス講師」として、この素晴らしい作品に少しでも貢献できたのであれば幸いです。
ダンス漬けの3日間、めちゃくちゃ楽しかったです!!

ちなみに今回の撮影では「サビだけを希望者だけペアで踊ってみよう」という企画もあり、僕はケンケンこと犬伏犬犬(いぬぶし・けんた)くんとペアで踊ることになりました。
ペアは事前に決められていましたが、お互いに何の心配もなかったです。
こちらの動画もぜひご覧くださいませ。



以上、これまで参加してきたイベントの思い出でした!
何度も言いますがここに挙げたもの以外も本当にいい思い出ばかりで、語っても語っても語り尽くせません。

今年に入ってからのイベントは挙げませんでしたが、それについてはまた年末あたりに振り返りとしてまとめて書こうかなと思っています。
毎月何かしらは参加しているので、これも相当な文章量になる予感…

本当にいろんな集まりに参加してきましたが、その場所を提供してくれる方への感謝を忘れてはいけませんね。
一方的に与えられる「お客さん」になるのではなく、お手伝いしたり内側から盛り上げたり、一緒にいい場所を作る気持ちをずっと持っていたいと思います。

そして「ない機会は作る」がモットーなので、自分でも楽しい場所をどんどん作っていきます!