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関門橋に風走る

ラップ分析

小倉芝2000の関門橋Sがオープン戦になったのは2021年からで、2020年は3勝クラスで実施され、2019年以前はしばらく開催されていませんでした。そのため、グラフは次のレースの10戦分の集計としました。
・2021年の関門橋S(OP戦) 1戦分
・2020年の関門橋S(3勝クラス) 1戦分
・2021年~2015年の小倉記念 7戦分
・2020年の愛知杯 1戦分

[グラフの見方]
赤:過去10戦のうち、RPCIが小さい3戦の平均
紫:過去10戦すべての平均ラップ
青:過去10戦のうち、RPCIが大きい3戦の平均

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赤 タイム1:59.8 ラップ34.7-36.8 RPCI46.7
紫 タイム1:59.0 ラップ35.3-35.7 RPCI50.0
青 タイム1:58.8 ラップ36.1-34.8 RPCI53.4

・重賞のデータが多いため、実際はもう少し甘く見てよい
・RPCI46.7~53.4とハイ~ミドル
・後半に一定のラップを刻む持続力勝負

狙いどころ

・小倉で勝ったことがある
・差し追い込み

◎ワールドウインズ

昨年の同レースの覇者です。昨年は前傾ラップを後ろから差したもので、それ自体は高い評価はできませんが、倒した相手がその後に福島記念で大逃げで勝利するパンサラッサですから、この馬もどこかで重賞を勝ってもおかしくない力を秘めています。

昨年の関門橋Sのあとは小倉を走らず、重賞で好走するようなメンバー相手に阪神・函館・東京と転戦して、着順こそ奮わないものの、着差自体はそれほど負けずに奮闘してきました。直近2戦は1400mとマイルだったため、追走に苦労して後方からの競馬でしたが、2000mであれば好位~中団につけることができるはずです。2戦2勝の得意舞台・小倉に帰ってきて、心機一転、1年ぶりの勝利といきたいところです。

〇ヴァンケドミンゴ

重賞戦線では足りないところを見せていますが、リステッドクラスであれば不良馬場にならない限りは2戦して2戦とも馬券内ですし、古馬重賞でも2着と3着が1回ずつありますので、前日5番人気という評価は妙味アリです。

中団後方から最終コーナーをまくり上がってくる競馬が得意で、長くいい脚を使える特徴は、ミドルペースになりそうな今回のレースに適性がありそうです。脚質的に大外を回してくることが多く、多頭数だと距離ロスに泣くことがありましたが、幸い今回は12頭立てと比較的少なく、この馬にとっては戦いやすい条件が揃ったと思います。

▲アイコンテーラー

愛知杯ではスローで逃げたものの、かえってラスト3Fのスピード比べに負けてしまいました。この馬の良さは、3勝クラスを勝った時のように、ミドルペースを前目につけて、高い位置からでも脚が鈍らない粘り腰で押し切る形だと思っています。

その意味では、直線の長い新潟や中京よりは、直線の短い小倉の方が向いていると考えられ、今回が初参戦になりますが、適性を見出しての対抗評価です。数頭、骨っぽい相手はいますが、レースレベルは高くない印象ですので、軽斤量を武器にあっと言わせる走りを期待します。

小倉芝2000では、しばしばニジンスキー持ちが穴をあけるようなのですが、今回は上位4番人気までニジンスキー持ちが独占してしまい、妙味がなくなってしまいました。

その他短評

ダブルシャープ
小倉巧者のようで、意識して小倉を多く使われていますす。休み明けの前走は10着と、久しぶりに掲示板を外す大敗。今回は叩き2戦目で得意舞台に変わり、好走を期待されているようですが、昨年は休み明け12着、叩き2戦目で6着でしたので、1度叩いたくらいでは調子が上向いてこないと判断し、1番人気ということもあって切ります。

レッドジェニアル
ダービーを始め、いくつものG1に出走した馬ですが、気性難から去勢されてしまいました。今回はその休み明け1戦目です。去勢を前向きにとらえられているのか、近走成績のわりには前日4番人気とそこそこ支持を集めています。去勢は気性がおとなしくなる効果がある一方、闘争心を失わせる可能性があり、どちらに転ぶかわからない中で、ちょっと人気し過ぎではないかと思います。

エブリワンブラック
芝替わりの馬をどう扱っていいかわからず、特に考えずに切りました。

アドマイヤポラリス
長距離路線を戦って3勝クラスを突破したことから、2000mだとペースが速いようで、前走は後手を踏んでしまいました。今回も後方に回るようであれば、届きそうもありません。

買い目

馬連 ◎〇▲ボックス 3点各200円 計600円
ワイド ◎〇▲ボックス 3点各400円 計1200円
3連単 ◎〇→◎〇→▲ 2点各100円 計200円
合計2000円

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