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ドリームクルーズ 10戦目(3歳1勝C) 観戦記
過去のノート
はじめに
2024年11月16日、バヌーシー所属の出資馬・ドリームクルーズが、節目の10戦目となる3歳1勝クラス、東京ダ1600mを走りました。
前年の11月26日、イクイノックスの引退レースとなったジャパンカップの日にデビューしてちょうど丸一年。気弱だった女の子が、闘志を前面に押し出ようになるまで成長。春には値千金の1勝を上げ、夏の間にパワーアップして、いざ飛躍の秋としたいところでしたが、9月からの戦績は着差こそわずかとはいえ、11着、3着、8着と冴えない着順が続いていました。
そこにレジェンド武豊の進言、また、戸田先生も以前から使ってみたかったという希望もあり、今回はダートへのチャレンジとなります!
芝スタートとなる東京ダートマイルは、芝の区画を長く走れる外枠が有利。そこをドリームクルーズは16頭立ての12番という好枠を引き、これは行けるんじゃないか!と出資者たちも色めき立ちました。
結果
ドリームクルーズ、好位追走も勝負どころでいっぱいになり12着。今回はしっかりと先行でき、傍目にはいい感じの位置取りだっただけに、直線で持ち味の勝負根性を発揮できず、ズルズルと後退していくドリームクルーズを見るのは初めてで、ちょっとショックな気持ちを抱きました。
レース回顧
ラップグラフ
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これは、11月中旬に東京ダ1600良で開催された3歳1勝クラスのレースを、10戦分集計してグラフにしたものです。黒が10戦平均、赤が相対的にハイペース、青が相対的にスローペースで、黄色が今回ドリームクルーズが走ったラップのグラフとなっています。
今回のレース、RPCI46.1ということで、この指標だけなら10戦平均とまったく同じです。しかし、1000m通過・テン3F・ラスト3F、すべて今回の方が速いタイムを刻んでいます。結果、勝ち時計1分37秒3も10戦平均より速めであることから、レースレベルはやや高めだったのではないでしょうか。
勝ち馬は4コーナーで12番手から上がり最速で差して来ましたが、2着馬、3着馬はドリームクルーズの前後にいた先行勢だったことから、決してペースが速かったとはいえません。残念ですが、今回については素直に力負けと認めるしかないと思います。
序盤
ゲートの出はほぼ五分。前に行きたい馬は多いですが、前回の芝1400mよりはハナ争いは激しくならず、ドリームクルーズの西村騎手も押して行ってすんなりと3、4番手の好位を確保できました。まずは最初のオーダークリアといったところです。
前の隊列が固まりつつあるところで、芝からダートに変わります。同期の出資馬ウィープディライトが、ダート替わりで相当イヤイヤしていましたので、ドリームクルーズの走行フォームも注意していましたが、変につんのめったり、上に伸び上がったりするようなことはなく、いいリズムで走っているように見えました。うん、ダートで結構やれるのかもしれない。
中盤
序盤は3番手の外目を気分良く走っているようでしたが、この中盤で外から前にもう1頭入られてしまいました。それを受けて西村騎手は内へと進路変更。逃げ馬からの砂を思い切りかぶりますが、内ラチ沿いをロスなく回って脚を溜めやすいポジションです。
ドリームクルーズは、ここで初めて本格的な砂かぶりを経験することになりました。初モノに弱い彼女のメンタルが心配でしたが、自分の印象としては走りに影響が出ているようには見えませんでした。そのため、今のところはドリームクルーズの競馬ができているように思えました。あとは直線で弾けるだけ!
終盤
4コーナーを回っていよいよ直線です。ここまでの内容から、力強く前を交わしにかかるドリームクルーズの画が想像できました。こちらのイメージ通りに、来い!!
しかし、ドリームクルーズは前との差を詰めることができません。ああ・・・キツイか・・・と見ているこちらが思ったのが伝わってしまったかのように、そこからは力無く失速し、馬群に飲み込まれての12着でした。
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感想
ドリームクルーズ、あれだけダートを推されれば、どこかで走らなければいけなかったろうから、3歳のうちに経験できたのは良かった
— いぬたい珈琲 (@inutaicoffee) November 16, 2024
今日もがんばってた! pic.twitter.com/omC5KN8tg5
初めてのダートなので、この大敗をもって「砂適性なし」と決めつけることはできません。しかし、もともとダートは長年走り込んでいる古馬や、パワーのある牡馬が強い条件です。ドリームクルーズが直線で力尽きた理由として、西村騎手が体力不足を指摘していたことから、やはり砂でそれなりに走れるようになるには地道な鍛錬が必要だと思いました。
タフネスガールや鋼鉄の女なんて呼ばれ、牝馬離れした丈夫さが愛されているドリクルちゃんではありますが、「牡馬相手だとしんどい」という西村騎手のコメントもあり、なんだか久しぶりに女の子らしい一面をのぞかせてくれたような思いです。
写真館
この日は、ドリームクルーズ必勝体制でウィナーズサークルに張り込んでいたので、パドック写真はありません。
返し馬
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おわりに
ドリームクルーズはこれで秋4戦を走りました。「さすがにそろそろ休みだろう」と出資者さんたちも口を合わせ始めました。が、
戸田先生のコメントで1番のポイント
— いぬたい珈琲 (@inutaicoffee) November 16, 2024
休みについて言及がなかった
え?まさか12月あるんです?
あくまで馬の状態優先でしょうが、レース後コメントで戸田先生が休みを特に強調していなかったことから、12月の出走は否定されていません。着差だけなら1勝クラスで勝負になっている馬ですので、おそらくは斤量が有利な3歳のうちにもうひとつ勝ちたいのだと思います。12月に走るとして、次走の候補です。
①12/15 中山芝1600
②12/28 中山芝1800
③12/ 1 中京ダ1400(牝馬限定)
本線は①。レース間隔も空いていますし、中山芝マイルはドリームクルーズがもっとも高いパフォーマンスを見せた舞台です。
そこが難しい場合に、②で少し中距離寄りの適性を試してほしいです。個人的には中山1800とかベストなんじゃないかなーと勝手に期待しています。
③はダート路線を継続するなら、適した条件は年内でここしかありません。ただ、レース間隔が短く、遠距離輸送を伴うので現実的ではないと思います。
もちろん、しっかり休むのも大事ですので、放牧ということでも全然オッケーです。ドリクルちゃん、無理はしないでくれよ~!
おねがい
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使用機材
カメラ CANON EOS R10
レンズ RF100-400mm F5.6-8 IS USM
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