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ジュルナール　3戦目(3歳未勝利)観戦記

いぬたい珈琲

過去のノート

はじめに

　4戦目が近づいてきたので、慌てて前走の観戦記を書いていきます！

　2025年2月15日、バヌーシー所属の出資馬ジュルナールが3戦目を走りました。条件は小倉芝1800。当初予定していたレースから二転三転しての選択に戸惑いましたが、「相手関係を優先した」という池添学調教師の判断を信じました。

　この日は所用があり、出先でこっそりとスマホで観戦。大声を出せないもどかしい応援となりました。

結果

　ジュルナール、課題だったスタートを決めて逃げの手へ！直線でよく粘って3着でした。直線を向いたときの手応えが良く、勝ちきれるかと思ったくらいでしたが、初めての逃げにラスト甘くなってしまいました。それでも競馬になっていなかった前2走からすれば、飛躍的に競走馬として成長しています！

レース回顧

ラップグラフ

集計：小倉芝1800・3歳未勝利・2/15前後開催の10年分+今回

　小倉の芝1800は、10年平均にならせば、黒いグラフのようにほぼ一直線のワンペースな持続力勝負になりやすいといえますが、実際はハイペースの赤いグラフや、スローペースの青いグラフのように振れ幅が大きく、レースごとに極端に展開が変わりやすいコースといえます。

　黄色のグラフが今回ジュルナールが逃げて作ったラップで、おおむね10年平均のようなワンペースな持続力勝負になりました。10年平均と異なるのは、テンが速く、そこで少し無理をした分だけ中盤で緩め、ラストでもう一度加速しています。

　直線の短い小倉らしく上がりは36.3と遅く、溜めて切れる血統の代名詞といえるサンデーサイレンスを持たないジュルナールにとっては、こうした上がりのかかるパワフルな競馬の方が向いているのかもしれません。

　「出資馬紹介④ジュルナール」でも書きましたが、母サマーハに流れるグローリアスソングの血は、前に行って止まらない圧倒的な先行力を秘めています。この日のジュルナールは、血統のイメージに近い、素晴らしい走りを見せてくれました！

序盤

　新馬戦も前走も出遅れましたので、スタートは最大の注目ポイントです。ジュルナールは1枠2番からの発走。また出遅れでもしたら、内に包まれて何もできなくなる可能性すらありました。

　ゲートオープン！ジュルナールは五分に出て、吉田隼人騎手の気合いを背に、前へと主張します。まずは過去2戦の鬼門をクリア。ヨシ！と大きく頷きます。

　ただ、いきなり逃げる競馬はしたくなかったと思いますが、かえって内枠が災いしたか、押し出される形でハナを切ることとなりました。

中盤

　初めての逃げに走りが少し硬く映ります。「ジュルナール、落ち着いていこう？」と心の中で呼びかけると、鞍上が手綱を引いてペースを落としてくれました。番手の馬が並び掛けてきたので、そのまま先に行ってくれと願いますが、相手もその気はなく、むしろマークされる格好となりました。

終盤

　4コーナーで後方馬群がグッと密集し、ライバルたちが横に並びます。それでもジュルナールの手綱は持ったままで、絶好の手応えに見えました。あ、コレ行けるかもしれない！

　直線に向いて、逃げたジュルナールと番手のウインベラーノが併せ馬のまま後続を引き離していきます。勝てる勝てるがんばれジュルナール！！！！

　しかし、慣れない逃げで余計に消耗したか、ウインベラーノにわずかに前を許し、そして外から飛んできたゼンダンハヤブサにも交わされてしまいました。
　
　それでも最後まで脚は止まらず、猛追する他のライバルは凌ぎ切った殊勲の3着です！気性面であれほど苦労した馬とは思えない、素晴らしいレースでした。

感想

　勝ち上がりに弾みのつく内容で、初勝利が近い印象を受けました。15着、8着と下位をさまよっていた頃からすると別馬です。いよいよこの良血馬の才能が開花してきたかもしれません！

おわりに

　次走はあさって（2025/3/1）、同条件の小倉芝1800の牝馬限定戦です。今回先着を許した2頭は牡馬。なんなら掲示板で唯一の牝馬はジュルナールだけ。そして吉田隼人騎手の継続騎乗ということで、非常に勝負気配が高いです！しかしリアタイ応援ができなさそうなので泣いています。

　ジュルナール、勝ってこの涙を喜びに変えてくれ！頼んだよ！

おねがい

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使用機材

　カメラ　CANON EOS R10
　レンズ　RF100-400mm F5.6-8 IS USM

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