フィリーズレビュー ふりかえり
はじめに
助手
今回はフィリーズレビューのふりかえりです。
いぬたい
とっくに旬は過ぎてるし、どんどん行こう!
ラップグラフ
いぬたい
今回のフィリーズレビューのグラフの形は右肩下がりで、典型的なスプリント戦となった。テンから飛ばして止まってはいけない、高い心肺機能が求められる内容。ここでついて行けなかった馬は、まだまだ追走力に課題を残したと言えるよ。
助手
タイムも速いですし、全然ペースダウンしないから、綺麗なグラフですよね。
いぬたい
桜花賞が面白いのは、阪神芝1600という、どちらかといえばラスト3Fの瞬発力勝負になりやすい舞台に、こういう勝負をくぐり抜けてきた強力なスプリンターが参戦するところ。そんな猛者が展開を作るから、年によっては、マイルなのにスプリントみたいなすごいハイペースになることがある。だから、フィリーズレビューは、桜花賞の展開を占う上で非常に重要なレースだと思っているよ。
助手
じゃあ個別の馬ごとに見ていきましょう!
エトヴプレ
いぬたい
スタート五分に出て、前走で1200mを走った経験を生かして自然に前へ。逃げにこだわる姿勢は見せなかったが、周りが遠慮したことで結果的にハナを取ることに。しかし、そのままペースを緩ませることなく、後続の脚を削っての逃げ切り。この世代に強力なスプリンターが現れたと思ったよ。
助手
11番人気という低評価を覆しての勝利でした!桜花賞への展望はどうですか?
いぬたい
フィリーズレビューと桜花賞で求められる適性は正反対なので、ここで好走できても、本番ではなかなか厳しい。ナムラクレアほどの馬でも、フィリーズレビュー2着から桜花賞では3着だった。
助手
うーん、桜花賞トライアルなのに本番とは相性が悪いんですね。
いぬたい
でもさっき言ったように、エトヴプレみたいな強力なスプリンターが参戦してくることで、桜花賞の展開はスプリント質のハイペースに寄りやすくなりそう。
助手
そうするとどうなるんです?
いぬたい
先行勢で1番強い馬と、後方で脚を溜める馬で決まると思う。
助手
ちゃんと名前出してください!
いぬたい
それは、桜花賞の予想の時にあらためて!
助手
このやりとり2回目ですよ!!
コラソンビート
いぬたい
スタートぽんと出て先手を取ろうとするも、周りの勢いに引いて2列目に収まる。ハイペースの中、少し脚を溜めながら4角を回る。直線では前も外も壁となる少しの不利あり。抜け出したあとはしっかりとした足取りで3着馬に差をつけたが、勝ち馬とは脚色が一緒になっての2着だった。
助手
外を走っていた6番とは、接触もあった感じがしました。こうした不利がなければ、勝ちまであったと思いますか?
いぬたい
エトヴプレは、これから短距離路線でさらに走って来そうな印象を受けた。一方で、コラソンビートは距離に融通がききそうな分、今回みたいなコテコテのスプリント戦では勝つ目は少なかったんじゃないかな。
助手
でも、相手が得意な展開でもしっかり食らいついての2着ですから、さすがに阪神JFで3着の素質馬だと思います!
いぬたい
今回は明らかに叩きでこれだけ走ったわけだから、桜花賞向きなのはコラソンビートの方かも。
助手
そうですよね!がんばってほしいです!
セシリエプラージュ
いぬたい
スタート普通も、周りのほうが出足が速く、馬なりで中段に収まった。速い流れを外から追走して、直線では大外をじりじり伸びて3着だった。1、2着馬が内で競馬をして、セシリエプラージュが外で競馬をした分の差ともいえるけど、近い位置取りにいればなんとかなった、という内容でもなかった。
助手
この距離と展開は忙しすぎた印象でしたね。本番でもハイペースになって、セシリエプラージュが後ろから行くならワンチャンあるんじゃですか?
いぬたい
でも、後ろには後ろでもっと切れる馬がいるんだよね。このところ絶好調のデムーロマジック次第かな。
助手
なかなか厳しい評価ですねー。今回はここまでにしましょうか。このノートを楽しんでいただけましたら、ぜひスキを押していってください!今後の励みになります!ありがとー!!
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