BOKUMO.が「おかやま百選」に選ばれました
わーい!
と、喜んではみたものの世の中は自粛やら解除やらでごっちゃごっちゃしているのに「是非足を運んでみてください!」などとは言えず、もっさりと事後報告です。
2020年5月20日より5日間「岡山髙島屋」さまにてBOKUMO.シャンプー、フェイスフォーム、クレンジングオイル、スキンケアローションが展開中です。
なんと岡山の百選の中で、ヒト用も合わせて「化粧品」というカテゴリーでは唯一えらばれし勇者となりました!わあい!
あまり下品に販売活動をしていたり、あることないこと嘘を並べて販売しているモノについてはここでは却下されてしまうそうです。弊社のBOKUMO.というプロダクトに関しては「売り込みをしない、営業をしない」ということをずーーーーっとやってきました。(やってないのにやってきたというのもアレなのですが)
今回の髙島屋さん出店も弊社は何もしていません。オファーがきたので受けただけ。なんですよね。(ドヤァ・・・・)
営業や売り込みはしないのですが、他社様から「BOKUMO.を使ってこういうことをしたい」という提言はお受けしたりしています。それが良くなかったなぁ・・・となるとやめてもらいます。
続いているものもあれば、なくなったお話しもあります。
商品って作ると売りたくなるんですよ。あることないこと言ってみちゃったり。限定何個まで~~~とか言っちゃったりとかなんだかんだ煽り文句を作って。ぼくが色々なモノを見てきた中で、表現が過剰なもので使うヒトやイヌにとって本当にいいものっておそらくない。
関わるヒトたちにはそういったことを話すのですが、結局集客のためだとかBOKUMO.を売るためだとか(こちらのことを考えていますよという表現を使って)煽り、売ろうとするヒトが多い。
そういった場合にはゆっくりとゆっくりとフェードアウトします。そして二度と関わりません。
作る側にきちんとした哲学があって、信念があって、使ってみて良いモノっていうのは過剰に宣伝しなくても売れてくれるものだとぼくは信じています。中には「いやいや、いいものこそ宣伝しないと」という方もおられるでしょう。それも間違いではないと思いますし正論です。
それでも、なお、ぼくは過剰な表現で宣伝をしたくないのです。
BOKUMO.のパンフレットには必要な情報しか載せていません。
パンフレットって「メーカーにとって都合のいい話し」しか載らないんですよね。当たり前なんですけど。それが悪いとも思わないし、あればそれだけ売れるようになると思います。
ただ、それが嘘や誇大な広告になることがぼくには耐えられないのです。
全成分を見て判断してほしい。これは発売当時(5年前くらい・・・?)から変わっていません。
詳細な成分解説を求められたりして、セミナー等でやってみたこともあるのですがそれはやっぱり間違いでした。ぼくの話しを聞いたトリマーさんたちが「ぼくから聞いたこと」しか言わなくなったんですよね。簡単に言えば自分で考えることをやめてしまったんです。それはぼくの想いとは逆の方向です。
ぼくはセミナーをさせてもらっている立場ですが、商品を売るためではなく「みんなが自分で考えられるように」なることを目標としてきました。「野間が言ってたからこうだろう」というふうになることはまったく望んでいません。「こういう情報があったからこうだろう」とご自身で考えられるようになってほしい。そのためのセミナーでした。
とはいえそれではわかりにくいので「答えを出すようなセミナーをしてくれ」との要望があった。そちらに歩み寄ったこともあります。これも失敗でした。そもそもシャンプーや皮膚について「○○だったら△△」などという明快でわかりやすい構図は存在しないのだから。
中には「わかりにくいものをわかりやすく説明できてこそ」だ。とおっしゃられる方もおられるでしょう。ぼくはそうは思いません。専門家というのはそれなりのお金と時間をかけて成るもので、一日でその内容を全て網羅してどうこうしようというのがおこがましいと思いませんか。
例えばこれを見ているのがトリマーやグルーマーであれば、ただ漫然とイヌを飼っているヒトに対して「数時間でトリミングをできるように」セミナー形式で教えることが可能でしょうか?あなたは学校に何日通って「きちんと」できるようになりましたか?
あなたの数時間の説明でトリミングを覚えたつもりの素人さんがドヤ顔で間違った方法をイヌ仲間に解説していたらどうでしょうか。訂正したくなりませんか。
あなたの数時間の説明でトリミングを覚えたつもりの素人さんが「あのセミナー受けたけど結局できない」と言っていたらどうでしょうか。一日で出来るようになるわけないでしょう・・・と思いませんか。
知識の少ないヒトほど過剰な表現を使いがちです。少ない知識の中で単純な形に当てはめ「こうに違いない」と。「これが正義だ」と言ってしまう。それはその方の知識の少ない証左です。とくにアトピーやアレルギーという言葉を使いがちですね。(インチキ科学のヒトたちも論外です)
わかりにくいものをわかりにくいまま論理的/科学的に理解できてこそ、本当にそのヒトが理解できたと言えるのだと思います。
ぼくは、勉強していく中で、わかりにくいものをわかりやすく説明されて喜べないことが増えました。わかりにくいものを、わかりにくいまま自分で理解する努力は絶対に必要です。
今情報発信をしているトリマー自身が、ぼくも含めて「自分がわかっていない」ということに自覚的になるところがはじめの第一歩なのではないかと思います。
BOKUMO.は根気よく勉強したヒトが最後にたどり着く到達点となれるよう、イヌとヒトのために存在するのだと思います。
「わかりやすくする」これは一見優しいように見える。けれど言い換えれば「トリマーを見下している」ということにもなります。「わからないだろうから説明しよう」これだけならば良いのですが、多くの場合あわよくば「教える側の都合の良いように解釈を変えても気づかないだろう」そんな気持ちが煤けて見えるのです。
ぼくはBOKUMO.のユーザー(トリマー・トリミングサロン)を信じています。
「全てのトリマーを見下さない。対等に見る」そのうえで「わかる」ひともいれば「わからない」ひともいる。それでいいんじゃないかと。わからないのなら無理に使う必要もない。
BOKUMO.のことをわかりたければ適切に勉強を継続してほしい。
BOKUMO.が置いてあるサロン様は「最低限の知識」があることを弊社が担保しています。一般のお客様におかれましてはひとつの目安にして頂けますと幸いです。
BOKUMO.の最後の「ドット」は
もっとずっと先にある。
適切に頑張るトリミングサロンを応援するプロダクトであり続けます。
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