履きなれた靴でもくつずれはするときはある。
毎日仕事をしていると「慣れ」は必ずと言っていいほど訪れる。
それは大切なパートナーだったり日々の作業だったり接客であったり。
慣れは技術の面でスキルを上げるのには絶対的な効果として現れる。「時短」「カットクオリティアップ」「対象動物に対しての配慮」なども慣れがなければ成立しない。
一方で毎日同じような言葉を発する接客にいたっては「慣れ」が良くない方向に姿を現す。
近所のセブンイレブンで新人のバイトさんが「いらっしゃいませ」と丁寧にあいさつをしている横でベテランのバイトのおばちゃんが「ィラッッシャッセーーー」と言っていることもある。
毎日仕事で履いている靴がある。立ったり座ったり歩いたりする。
ぼくはずっと履いていてとても気に入っているのだけれど、この靴で走るとカカトの上が痛くなる。走るための靴と歩くための靴で最適化されたものが違うという事があるんだろう。
これを読んでいる人はトリマーさんやペットの飼い主さんが多いのだとは思うのだけれど何か不満や不都合が出てきたときには一度「その案件にこの靴があってないんだな」って考えてみると楽になるかもしれません。
例えば「日々の業務で改善したい場所がある」ときに「慣れ」が足をひっぱる。「慣れ」とはともすれば「安心感」であるしそれに慣れている人間は「これで今まできていたのになぜ変えるのか」という不満を抱くだろう。
もっと言えば歩いている状態ですら靴ずれがおきていて痛いはずなのに我慢してそのまま歩いているときもある。
そのときには「その靴じゃもう歩き続けられないよ」とか「あの場所に行くには靴を変えないと靴ずれしちゃうんだよ」って伝えてもいいのかなと。
慣れてしまった人は「本当にその靴で絶対にそこに行けるのか」などと言ってくるとは思うのですがそれはまた別の話し。
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