シャンプーのコンセプト設計を考える。
ペットシャンプーに限らないと思いますが、コンセプト設計を考えることに一番時間を使っているのですが難しい!
人間のシャンプーや化粧品なんてもっと膨大な数があるのに、大手メーカーさんはコンセプトを明確にして新商品をどんどん作っているのはすごいなと。
すでに美容シャンプーはたくさんあるので、探せば代わりになるものは見つかると思うのですが、その中で新しいものを考えていくって言うのは大変な作業ですね。
自分が作りたいペットシャンプー
❶ 皮膚に優しい
これはもちろん。犬にも人間の赤ちゃんでも使えるぐらいの優しい処方で考えています。ただ、優しさが極まっているものは他にもあるので、優しさレベルでは3番手ぐらいでも。
❷ 飼い主様自身が使っても満足できる仕上がり
優しい設計にした場合に人の髪を洗った時に問題となるのがすすいでいる時のきしみ。
ワンちゃんの場合はあまり関係ないのですが、人が使う場合は泡立ちやきしみなど、洗いやすさも大切になってくるので、そこのバランスが難しいなと感じています。
ポリクオタニウム10やグアーヒドロキシプロピルトリモニウムクロリドを入れれば、皮膜を作ってくれるので人が髪を洗う場合でも洗浄中のきしみ感が気にならないものになるのですが、ペットシャンプーだと正直いらない成分。
なので、これらの成分を使わずに良いシャンプーができないかなと考えています。
逆に多少ゴワついてもいいから、そういった成分を使わずに日常で使用できるシャンプーが欲しいっていう人もいるはずなので、あとは使用感とのバランスを考えて調整してみようと思っています。
ただ、人の場合は洗い流しのときのキシミの感じがカチオン界面活性剤が入っているかどうかで全然違うので。難しい。
質感調整の成分はすごく悩む部分です。
優しさと使用感の両立って難しいですね。
❸ 良いものを出来るだけ価格を抑えて提供したい!
良いものを使いやすい価格で提供するにはどうしたらいいかなと考えていたのですが、製造ロット数を増やして直販でやる!というのが価格を抑える方法のシンプルな形かなと。
間に卸業者などを挟むとどうしても原価の割合を下げるしかないのですが、直販スタイルだったら価格を抑えられる。D2Cの形ですね。
ただ、直販だと自分自身で宣伝したり販売したり、知ってもらって、という形になるので、そこはもう全力で頑張るしかないですね。
コンセプトとしてはざっくりとまとめるとこんな感じです。
「人と犬とで供用できる優しさと仕上がり感がある皮膚ケアシャンプー」ですね。
ワンちゃんを基準にして作れば、人に対してはかなり優しい設計になるので、人が使った場合は髪をコーティングしない自然な状態に戻し、頭皮ケアできるシャンプーとして使えればなと思います。
いまのところ頭の中の妄想なので、実際に商品として発表できるかどうかは未定です。