【特別インタビュー】『未来への10カウント』出演!森拓己役・大朏岳優さんに聞くドラマの撮影エピソードなど
今回はkayserが担当します。
2022年4月から始まった木村拓哉主演ドラマ『未来への10カウント』。同じ木村拓哉主演のドラマ『HERO』や『CHANGE』で脚本を担当した福田靖と7年ぶりにタッグを組んだことでも話題となっています。
人生を諦めていた元高校ボクシングの期待の星だったキムタク演じる主人公。母校のボクシング部のコーチをやることになり、徐々に生きる希望を見出していく姿を描いた物語です。
ドラマの放送が始まると、視聴者からある反響が!「バナナマンの日村勇紀に似ている生徒がいる」というのです。その生徒とは、ボクシング部の新入部員で1年生の森拓己のこと。「ミニ日村」とも呼ばれ、森を熱演しているのが若手俳優の大朏岳優さんです。
大朏岳優さんといえば、以前、筆者が拝見した舞台作品にも出演された俳優さん。(その時の記事は以下をご参照ください。)
今回はそんな注目の大朏岳優さん(以下、敬称略)へのインタビューに成功!撮影も大詰めを迎えた大朏さんにドラマへの意気込み、現場でのエピソードなど聞いてみました。
キックボクシングの経験が役立つことに
――「ミニ日村」と話題になっていることについてどう思いましたか。
大朏 こんなに記事にされたことがなかったので不思議な気持ちですね。友達からも結構連絡もらったりして、ビックリしました。現場でも、木村さんに「日村、意識してる」と言われて。自分でも意識してはなかったですけど、「ああ似てるんだ、自分」と思いました(笑)。3年ほど前からこの髪型ですが、マッシュルームにしてよかったなと。
――今回のドラマが決まった時の感想はいかがでしたか。
大朏 すごく嬉しくて、飛び跳ねましたね。何回かお仕事させてもらっているプロデューサーさんから声を掛けていただいて。監督に顔見せさせていただいて、しばらく待ってました。決まったのは、(2022年)年明けだったんですけど、結果が出るまでドキドキでした。実は、お話を頂く前からキックボクシングを少しやっていたので、今回、ボクシング部のお話と聞いて、何かの縁かなと思いました。
以前から、事務所の先輩がコーチをして下さって、役者仲間で集まって「キックボクシングの会」というのをやっていて、そこにお邪魔させてもらってたんですけど、今は同じコーチで、事務所主催でやっているレッスンにも参加しています。今回のドラマで、(キックボクシングの経験は)めちゃくちゃ役立ちました。
――撮影前からトレーニングをしていたのですか。
大朏 撮影前からもそうですし、撮影中もドラマのトレーニングコーチのジムに通っています。共演者の人たちも最終話に向けて強くなっていないといけないということで、撮影日以外でもみんなで行っています。
ボクシング部メンバーとの仲の良さ
――撮影日以外もみんなでジムに通う仲とのことでが、そんな共演者との撮影現場での雰囲気はいかがですか。
大朏 雰囲気は、めちゃめちゃ楽しくて。待ち時間もお互いの楽屋を行き来したりとか。それくらい仲が良くて。今回、髙橋海人くんと共演していますが、彼は高校の時の後輩で。大親友なんです。プライベートでもしょっちゅう遊んでいて泊まりにいったりしています。「いつか共演したいね」とずっと話していたので、今回決まった時も2人ですごく喜んで。みんな本当に高校生みたいな雰囲気で。次のシーンどうしようかとか話し合いをしたり。みんな真面目で一生懸命で。だから自分もすごく刺激になりますし、みんなで高めあって作品を作っています。
――撮影を重ねるごとに仲良くなっている感じが伝わってきますよね。第4話の木村さんと(伊庭海斗役の)髙橋くんと(玉乃井竜也役の)坂東くんの3人のシーンをみんなで仲良く覗いているところなど。
大朏 あのシーンは木村さんもこだわっていらっしゃって、3人で打ち合わせして撮影に挑んでました。見ているこちらも楽しませてもらっていました。
本格的な試合シーン
――これから森拓己くんが活躍する回はありますか。
大朏 僕がフィーチャーされる回はないんです。でも、こういう体形とキャラっていうのもあるんで。これからボクシングシーンもあるので、自分のキャラとボクシング姿のギャップを見せれたらいいなと。
――試合シーンは本格的に試合をしているのですか。
大朏 そうですね。第4話の高橋くんの試合シーンでも顔面に(パンチが)当たりながらで。現場でもその頑張っている姿をみて、自分たちも心が揺さぶられて、心から本気で応援できました。「いけー!」みたいな(笑)。
豪華な共演者
――現場の雰囲気がよく伝わりました。そのほかの豪華な共演者の方についてはいかがですか。
大朏 木村さんはずっと小さい頃から見ていた人で。家族もSMAPのファンというか木村さんのファンで。いつか絶対に共演したいなという存在だったので。現場でも初めてお会いして、やっぱりオーラとかいうか目をつむっていても「木村さん来た」とわかるくらいのオーラがあって。現場でもすごい優しく接してくださったりとかいじってくださったりとか。そういう場面もあり、木村さんの一生懸命作品を作るために話し合っている姿を見て、作品にかける思いとか感じましたね。
満島さんも生徒たちと触れ合ったり本当に優しい方で。とっても現場を盛り上げてくれる存在でしたね。共演者の方々は本当に優しい方々です。
――本当に部活のコーチと顧問の先生みたいな感じですね。
大朏 本当にそんな感じですね。練習している時とかも、木村さんがもっとこうした方がいいよ、とアドバイスして下さいます。ボクシングのシーンでも、木村さん相手だとみんな遠慮してしまったりするんですけど、(木村さんが)「ホントに顔狙って打ってきて」とか「ちゃんと俺よけるから自信持って打ってきな」とか言ってくださって。そういう姿見て、やっぱりかっこいいなと。
――お芝居的にも参考になりますよね。
大朏 本当に刺激になって。毎回現場行くのがすごい楽しいですね。
刺激的で楽しい撮影現場
――今は毎日撮影ですか。
大朏 毎日ではありませんが、今は山場なので、撮影の日は朝早くから夜遅くまで、休む間もなく撮影してますね。
――体を使うシーンが多いので、お疲れでは。
大朏 そうなんですけど、現場が楽しくて、忘れちゃうくらいです。
――ドラマの今後のみどころは。
大朏 弱小ボクシング部がライバル校の京明高校に勝つという目標に向けてみんな頑張っていて。最終話に向けて、その京明高校に勝てるのかっていうところがみどころのひとつです。その弱小ボクシング部の生徒がどんどん成長していく姿もみどころです。(強くなるために)みんなジムに行ったりして、練習に励んでいます。
今後の目標
――今後こういう役をやってみたいというのはありますか。
大朏 学生ものは今のうちにやっときたいなと。今でもギリギリなのかな。でも、年を取ったらできないので。この歳だからできる役をやりたいなというのはありますね。
――最後にドラマを見ている人にメッセージをいただけますか。
大朏 僕自身も毎話楽しみに台本を読ませてもらっていて、これから更に激しい展開というか、どんどん面白い作品になっていると思うので、是非、全話見ていただきたいなと。回を追うごとに生徒が成長していく姿も描かれているので、そこも注目してみてほしいなと思います。森拓己としても、愛されキャラもありつつボクシングはかっこいい姿を見せれたらなと思います。
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