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このマンガ、映像化してほしい!『社内探偵』

今回はkayserが担当します。「このマンガ、映像化してほしい!」企画第12弾。気付けば、もう12回目なんですね。さて、今回この企画で取り上げる作品は、マンガ『社内探偵』です。それでは、早速紹介します。

マンガ『社内探偵』とは

電子書籍として各電子書店で展開している『社内探偵』。その各電子書店で相次ぎランキング1位を獲得している人気マンガです。原作のマンガをかたおかみさお、原作をegumiが担当しています。

かたおかみさおといえば、以前NHKでドラマ化されたマンガ『Good Job~グッジョブ~』の原作者。ヤングマガジンでデビューを飾り、さまざまな出版社でその腕を磨いてきたベテランです。人物造形や先の気になる展開作りが見事なマンガ家。今回はegumiとタッグを組み、本作『社内探偵』でも、その実力を発揮しています。

あらすじ

人事部の久我ありさ「何でも相談」を担当しています。そこは、社員が、悩み事を相談できる場所。彼らの悩みを解決すべく、久我ありさが探偵のように調査しています。

そんな久我のもとに、企画部の松原が相談にやってきます。内容は、同じ部の後輩社員「飯田美和」の欠勤その他の行動によるもの。自身のビジュアルを武器に男性社員には媚びを売り、松原には自分の仕事を押し付けていました。

松原の悩みをすでに把握していた久我。しかし、直接的には解決できません。そこで、飯田やその上司・若林について調査を始めます。他部署も巻き込み、次第に驚きの事実が明らかになっていくのでした。

人事部のできる女、久我ありさが社内の膿を洗い出すため「社内探偵」となり奔走する姿を描いた物語です。

こんな風に映像化してほしい!

『社内探偵』の面白さは、タイトルにもあるように、読者自身も探偵気分で謎解きを味わえるところです。ひとつの事実がわかった途端、次の謎が生まれる。そんな展開が用意されいます。

この要素を存分に生かすには、連続ものの形を取るのが適切なのではないかと思います。また、できれば実写で映像化したところが見たいところ。

というのも、この『社内探偵』という作品の舞台は会社です。謎解きだけでなく、そこで繰り広げられるさまざまな出来事は、会社員勤めをしたことがある人なら誰しも心当たりがあるようなことばかりです。

つまり、本作には「会社あるある」的要素も多分に含まれています。実写化することで、よりリアルになり、その共感部分も増すのではないかと考えられるからです。そして、じわりじわりと謎解きをしていくことで、次なる展開が気になって仕方ないという中毒性を煽るため、「連続もの」がふさわしいのではないかと。

総合的に考えると、「実写+連続もの」ということで、「連続ドラマ」にするのが適切だと思われます。昨今は、連続ドラマも多くの動画配信サイトで視聴も可能です。放送でオンタイムに見るもよし、見逃し配信を利用するもよし、見放題の配信サイトでまとめて一気見などもおすすめです。

ここだけはおさえてポイント!

前セクションで、「連続の実写ドラマ」がおすすめと紹介しました。それでは、実写ドラマにする場合、本作においてはどんなポイントに注目すべきなのでしょうか。

マンガとして、つい夢中になって読み進めてしまう中毒性のある『社内探偵』。この部分はきちんと生かしつつ、ひとつ追加したら面白いのではというポイントは、登場人物のキャラクターをさらに掘り下げるということです。

俳優が役を演じる際の手法として「キャラクタリゼーション」というやり方があります。この言葉、一般的には「性格を表すこと、特徴づけ」などという意味で使われます。

具体的には、俳優自身が、演じる役柄を深く理解した上で、細かい設定まで作り上げます。本作でも、原作マンガでは描かれていない登場人物の背景のようなものを描いていくことで、よりリアルな人物像が浮かび上がるのではないかと思われます。そうすることで、視聴者はより感情移入することが可能となります。

また、それぞれのメディアごとで、作品の表現が異なっています。マンガはマンガの、実写は実写のという風に。メディアごとの得意とする表現方法で作品を成立させることこそ、作るという作業の醍醐味ではないでしょうか。

主な登場人物とイメージキャスト

久我ありさ(くがありさ)

人事部の「何でも相談」担当。社員が働きやすい環境を作るため日々、奮闘している。各社員の動きを逐一把握している優れた調査力を持っている。またプラスの意味で野次馬的な興味も持ち合わせている。

イメージキャスト:貫地谷しほり

松原(まつばら)

企画1部所属。仕事のできる優秀な人材。同部署の後輩、飯田美和の勤務態度に頭を痛めている。仕事の尻拭いもさせられる始末。そのため、人事部の久我ありさに相談している。

イメージキャスト:早見あかり

飯田美和(いいだみわ)

企画1部所属。新卒入社3年目の若手社員。営業より異動してきた。月に1回から多い時は5回も当日欠勤。自分が休んだ時のフォローを松原に押しつけている。若林課長と不倫をしている噂がある。

イメージキャスト:大原櫻子

若林(わかばやし)

企画1部課長。飯田美和を「イーちゃん」と呼び、あからさまにひいきしている。社内では、そんな飯田と不倫の噂をされている。

イメージキャスト:鈴木浩介

町上(まちがみ)

人事部所属。久我の後輩。顔はいいが空気が読めない性格。久我に冷たくあしらわれることが多い。

イメージキャスト:戸塚純貴

三屋(みつや)

人事部部長。久我や町上の上司。部下の行動をよくみており、労うことも忘れない。また、三屋が持っている人事異動に関するチェック柄のノートを社内では「三屋チェック」と呼んでいる。

イメージキャスト:鶴見辰吾 

林祐介(はやしゆうすけ)

企画2部所属。途中入社。前職からの実績から企画1部へ配属されるはずのところ、若林課長が飯田を残したため、企画2部へ。モノをはっきり言う性格のため、同部署社員からはパワハラだと人事に訴えがあった。

イメージキャスト:三浦貴大

まとめ

今回は『社内探偵』を紹介しました。毎回、先に気になる非常に面白い作品です。これが映像化されることがあれば、きっとマンガ同様に人気作品となることでしょう。

kayser

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