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映画やドラマのロケ地について~調べ方から楽しみ方まで~

映画やドラマのロケ地。SNS上での目撃情報や各地にあるフィルムコミッションからの告知、作品の公式TwitterやキャストのTwitterでの情報発信など探そうと思えばすぐに情報が手に入りますよね。そのほか、ロケ地情報の専門サイトから専門誌まで、広く網羅することもできます。
そこで、今回はkayserが、映画やドラマのロケ地の調べ方やその楽しみ方まで紹介します。

最初に確認するのは

みなさんがいつも観ている映画やドラマで、これはどこで撮影しているのだろう、この場所に行ったことがあるかも、などと思ったことはありませんか。その時、場所を特定するには、何を確認するのが確実かおわかりですか。
それは、作品のエンドクレジットです。そんなこと知ってるよ!という方も多いかもしれませんが、このエンドクレジットは情報の宝庫なんです。ロケ地でいえば、このエンドクレジットの「ロケ協力」もしくは「撮影協力」などといった箇所を見てください。お店や会社などはロゴで紹介されているかもしれません。
フィルムコミッションにお願いした場合は、そのクレジットも紹介されています。その際は、そのフィルムコミッションの公式サイトを確認すると、告知情報や詳細がわかります。ロケ地がある場所の市長が、自身のTwitterで告知していることもあります。ちなみに、エンドクレジットには、「衣装協力」などという項目もあるので、キャストが着ていたブランドなどもわかります。

エンドクレジットで不明な場合

ただ、このクレジットでもわからないこともあります。というのは、細かい道や撮影用のロケセットなどの情報はクレジットでは紹介されていません。公共の道や駅などはSNS上での目撃情報も多く、そういうところから調べるという手もあります。
家などの撮影用のロケセットは、それを所有しているレンタルスタジオのサイトなどで調べることもできます。しかし、住所や名前がわからない場合はとても大変です。

家などの場合、通常はハウススタジオなどで撮影しますが、生活感を出すことにこだわりのある監督によっては、実際に使用している家を撮影の間だけ借りて撮影することも。家に置いてあるものをそのまま利用させてもらうので、リアルさは追及でできますよね。こういう時は、あくまで個人宅なので、場所の特定は控えてくださいね。

また、撮影によく使われる場所は、別の作品のクレジットで見つけ出せることもあるかもしれません。同じ制作会社や局では、以前使用したことのあるロケ地やセットを使っていることもあるので、そういう調べ方もできます。

ロケ地の周辺情報も

ロケ地の周辺情報などが知りたい時は、専門誌で確認することもできます。その場所を実際に取材しているので、周辺情報も詳しく掲載されており、読み物としても楽しむことができます。ロケ地訪問などを考えているようでしたら、観光情報なども掲載されているのでおすすです。
またロケ地訪問の情報は、各地のフィルムコミッションや観光課などのサイトでも確認できます。旅行会社がロケ地巡りツアーを組んでいることもあり、楽しみ方もさまざまです。

ロケ地を決めるには

ここで、ちょっと余談ですが、ロケ地はどうやって決めているのでしょうか。
たとえば、原作小説の舞台が決まっていたら、同じ場所で撮影できるといいですよね。内容によっては、全く同じ場所でなければ物語が成立しない場合も。しかしながら、予算的な問題や架空の場所であれば現実的に撮影できません。その時は、作品の世界観に合う別の場所を探します。ロケ地探しを担当するスタッフ(制作部)が脚本を読んで、ふさわしい場所の候補を探し出します。

各地にフィルムコミッションなどが充実しているので、そういうところを利用することも多いでしょう。フィルムコミッションや観光課の人は、地元のこともよく知っていて、そこに住む人たちとの繋がりもあるので、お任せした方がスムーズです。撮影に使用されたことで、その町の観光に役立つこともありますので、地元の人たちも非常に協力してくださいます。

その後、ロケハン(ロケーションハンティング)に監督やカメラマンなどと巡り、実際に決定していくという流れになります。

まとめ

こうしてロケ地の調べ方を紹介してきましたが、映画やドラマを観ていた時、気になった場所があれば、ぜひご自分で調べてみてください。現状、遠出は難しいかもしれませんが、行ける範囲で実際にロケ地訪問してみるのはいかがでしょうか。

kayser


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