最近のAI進歩
こんにちは。
数年前(あるいは数十年前)から、AIの進歩については様々な場所・カタチで語られていますね。
2022年の6月現在、それは相変わらずであると感じます。
「いつか」ではなく「もう」起きている変化
ただここ最近は、AIの進歩がいつかできそうなことではなく、もう既にできていることとして語られることが増えたように思います。
いつかの未来ではなく、今現在。
良い悪いではなく、目の前にそういった変化が訪れている。
そういった技術を身近になりつつあるモノとして、捉える必要があるかと思います。
写真、歌、思考
写真
まずは、この顔写真。
ここにある顔写真は、全部実在の人物ではありません。
自動的にAIによって作成されたものです。
こういった技術は、もう目新しいモノではなくなりました。
これによって、肖像権やプライバシー等に配慮しなくても済むようになります。
(”偶然”それが実在する人物に激似だった場合はどうなるかという問いは別にありますが)
そして、こういった技術は人物だけでなく車や建物といった物、森や海といった風景などにも、当然のように使われています。
歌
2007年に初音ミクが発売されてから、バーチャルシンガーは着実に進歩していきました。
ただ、現代におけるバーチャルシンガーは以前の様な”調教”がなくても、ほぼ人間同様に歌うことが可能になってきました。
※調教とは、自動的にソフトが作成した歌を人間が手を加えて調整していくこと。
逆に、調教込みだともう本当に人間と区別はつきません。
そして、当然歌だけでなく作曲も作詞も様々なサービスが出てきています。
「AI 作曲」などで検索すれば、たくさんのサービスを目にすることが出来るでしょう。
思考・感情
さて、最後に登場するのはいわゆる人工知能の最も注目が集まる所である「思考・感情」です。
つい一昨日にGoogleのAI「ラムダ」の研究ニュースが出ました。
開発者のレイモン氏が、ラムダには意識・感覚があると主張し、ラムダとの会話ログをSNS上で公開しました。
これには様々な批判がありますが、議論や研究の1つのキッカケとしては充分な役割を果たしそうです。
会話ログを見る限りでは、仮にオンラインのチャット上で会話相手が「ラムダ」だったとしても僕は気付く自身がありません。
人間だと思う確率が高そうです。
※追記
対話についての日本語訳が出ました。非常に興味深いので是非ご覧ください。
https://nazology.net/archives/110610
自由に選ぶ
さて、こういった例を示したのは別にこれからを使ってほしいからではありません。
あくまで、今の現状を少し知るキッカケとなればと思います。
(当然、膨大な研究や技術が現在進行形で1日単位で進んでいます)
変化を、身近になりつつあるモノとして捉える。
その上で、その技術を使うもよし。使わないもよし。
好きになるも嫌いになるも。
技術は技術ですから。
ただ、その判断ができるようには、しておいてもいいかもしれません。
※備考
ちなみに、一番直近で期待している技術は
「音声からノイズを除去するAI」です。
リンク先の下の方にあるサンプル音声を聞いてみてください。
ビビります。
これが一般化すれば、色んな録音や配信も変わりそう。