おりたたぶ古都巡礼
このご時世で遠出ができないとなると自転車でも乗るしかない。折りたたみを買ったので11月は初の輪行をするために京都は宇治に1泊、奈良から生駒へ抜けて中央線で大阪に戻るというのを試してみました。
なお、今回訪れた場所は過去に何度も行っているところなので、写真はそれも含めてごちゃまぜです。
大阪~京都~奈良 - Ride with GPS
購入した自転車はルノーライト10。7段変速20インチでそこそこ走るわりに10.8kgと重さも許容範囲。盗まれても飽きても問題ない価格(4万程度)を考えれば非常に”丸い”選択肢です。実際に輪行してみてかなり満足しつつもっとコンパクトなの欲しいなという気持ちにもなったので、コロナ明けには恐らくDAHON K3も生えていることでしょう。
巨木とルノーライト10
■淀川サイクリングロード
まずは毛馬排水機場から始まる淀川サイクリングロードをひたすら北上。宇治川、木津川、桂川の三川が合流する八幡まで突っ走ります。河川沿いをひたすら走るだけなので道中見るものは特になし。ただ、休日は河川敷で野球・サッカーをやっているので横眼で眺めながら行くと飽きません。
しっかし、このサイクリングロードはあまりにも車止めが多い! 画像検索で出てくるこれですこれ。ロードで快調に飛ばしたい人はその多さに閉口ではないでしょうか。止まらずにペダルを狙いの位置に定めてスーッと通過する技術を習得したいものです。
淀川沿いに立ち並ぶ鉄塔
■三川合流地帯:背割堤
淀川サイクリングロードの終点はさくらであい館。淀川からだけでなく桂川・木津川方面から来た人、車で来てここから出発しようとしている人、サイクリストの一大集結地となっています。
展望台に上るとあの山崎の戦いの天王山が一望のもと。他にも背割堤は桜と紅葉が最高だし石清水八幡宮は私の一押し神社と八幡には見所が一杯ありますのでこちらの記事をご参考ください。
右手に見えるのが天王山
桜の季節の背割堤
■宇治:平等院~天ケ瀬ダム
宇治と言えば10円玉の平等院鳳凰堂。水面に映る鳳凰堂は間違いなく宇治のシンボル。そして敷地内にある鳳翔館の仏像群は圧巻。内部は撮影禁止のため写真はありませんが行ったことのない人は絶対に行くべきポイントです。
平等院鳳凰堂といえば水鏡
宇治の見どころはまだまだあります。紅葉の興聖寺、世界文化遺産の宇治上神社、大吉山の展望台などなど。特に大吉山は宇治に泊まることで早朝の誰もいない時間帯に行くことも可能になるのでオススメ。
夏に来ると気持ちがいい宇治橋
朝霧橋から大吉山を望む
大吉山展望台は時間帯で表情変わってよいです
宇治のラストは天ヶ瀬ダム。白虹橋側からの抜け道は豪雨で通行止めのため、車と同じルートでないとダムへは行けません。この坂を上がっていくのが何気に辛い。今回はそこからさらに鳳凰湖展望台へと階段をえんやこら登りましたが樹木が茂って展望がいまいちなのは残念。
展望台というわりに開けていない
放流中は大迫力
宇治といえばお茶。お茶といえば辻利と伊藤久右衛門! 宇治に来たからにはこの二大巨頭でスイーツを食べるのはもはや義務です。美味しい洋食屋さんとかもあるので食べ歩くのも良いですよ~。
1点注意事項として、平等院周辺のお店は閉まるのが凄く早い。18時くらいには閉店なので夕食をどうするか事前に検討しておく必要ありです。
不思議な味の宇治抹茶カレーうどん
お茶と抹茶ぜんざい
洋食屋 元気食堂のビーフシチュー
Milanのバターチキンカレー
日本一有名なパン屋さんたま木亭はいつも大人気
■京都:清水寺
京都は大学時代に住んでいたため今更行きたいと思う場所がそれほどないんですよね。さらに宇治から奈良へ抜けるのに五条まで上がる必要性はゼロなんですが、激混み清水寺でも時間帯をずらせばソーシャルディスタンスを保って安全に周れますよという事例紹介です。
この日は3連休の最終日、前日には1万2千人も観光客が来たとのことでしたが開門時間の早朝6時であればこの通り。大人気観光地でソーシャルディスタンスを保つためには人のいない時間に来る。これに限ります。
開門直後なら清水寺といえどもガラガラ
桜の季節でも早朝なら問題なし
伏見稲荷の千本鳥居もこの通りです
■奈良:奈良公園~生駒
五条から宇治に戻って次は奈良へと木津川沿いを走り出します。このルートで見るものは特にないので少し戻って流れ橋を見るというのもあり。
茶畑と流れ橋
京都はお寺に興味がないと退屈に感じる人もいるかもしれません。それに対して奈良には最強のマスコット神の使いがいるのが強み。鹿煎餅をあげるとお辞儀してくれるしめちゃくちゃかわいいです。個人的には観光するなら京都より奈良の方が好きですね~。
鹿煎餅をおねだりする頭の良さ
笑う鹿
東大寺と春日大社
夕日が気持ちいい浮見堂
一部で有名な奈良ならではのスポーツ「鹿せんべいとばし大会」。3月の山開き大会はコロナの影響で中止のようです。いつの日か参加して鹿せんべいツイストを聞いてみたい。
山頂からは奈良市街が一望できます
おまけはなら100年会館。Osaka Shion Wind Orchestra さんが毎年開催しているドラクエコンサートで訪れました。2階席が開催形式に合わせて移動可能というなかなか面白い構造。早く日常が戻ってコンサートやライブ等に行きたいものです。
おおぞらをとぶは名曲すぎて反則
平城京朱雀門を抜けて生駒まで
■まとめ
輪行先で50km程度は走りたい、でもタイヤを外すとか難しいことはしたくない人間にとって20インチの折りたたみはとても良い選択肢だと思いました。バッグへの収納もササッと出来るようになり輪行の快適さを感じ始めているところです。
最後に奈良の注意点を。自転車が糞を踏まないように気を付けましょう! 乾燥した豆みたいなフンじゃなくてぬちゃっとしたうんこを踏んでしまい、急遽の洗浄をする羽目になりました。うんこ踏むと楽しいサイクリングから急激にテンション下がりますよ。輪行袋にも入れれませんしね。
鹿に気を取られて下のフンに気付かず
このあと淡路島にも輪行してみました