町並み竹灯り~憧憬の路~ なので。
桜の季節に行った竹原、次は絶対に憧憬の路に来ると決めて半年前に宿を予約。万全の態勢で乗り込みました。
憧憬の路は竹灯りの名のごとく、竹筒にいれたろうそくを灯して江戸時代から続く美しい町並みをライトアップするイベント。2002年から開始されて年々観光客が増え、2019年は2日間でなんと35,000人が訪れたとか。
マッサン、たまゆらで有名な竹原の町並み、今年はそれに嵐のJAL旅CMが加わってますます人気が出たようです。ジャニーズ恐るべし。そして二宮さんご結婚おめでとうございます。
憧憬の路は竹灯りによるライトアップ=夜のイベントのため昼間は竹原以外も周ることが出来ます。今回は竹原と同じく江戸時代からの町並みの残る大崎下島と、瀬戸内随一の多島美を楽しめる筆影山・竜王山へと足を延ばしました。
■夏の竹原
といいつつまずはお盆の大久野島に行った後訪れた夏の写真を。春に訪れた時点では改装中だった古民家が高級ホテルとして開業していました。町の雰囲気を味わえる拠点が増えるのは観光の面でも良いことですね。
古い町並みには夕焼けが凄く似合います。赤く染まる幻想的な時間から日が落ちて暮れてるまで、のんびりと歩きながらゆっくり過ごすと心身がリセットされること間違いなし。
あとは竹原といえば普明閣。間近で見るだけでなく少し離れて全景を見るのも良いです。その全景を見れる場所といえば1つは旧日の丸写真館向かいの橋から。そしてもう1つが旧松坂邸のお庭から。
旧松坂邸の建物、内装自体にも沢山の見どころがあるので観光ついでに是非とも立ち寄ってみてください。ちなみに嵐のJAL旅CM「幸せのハート」はこの松坂邸にあります。
松坂邸庭園から見る普明閣
風が通って気持ちよい建物でした
爽やかな夏の町並み
■憧憬の路
ということで本題の憧憬の路。初日は夕方まで雨が降ったりやんだりとやきもきさせるも無事開催。初めての憧憬の路が雨上がりになるとはたまゆらみたいだなと少し嬉しい。
濡れた路面が情緒を醸し出します
日が落ちたらいよいよ憧憬の路本番。三脚等は持って行っていないためブレたり荒かったり。伝われ雰囲気という気分でぺちぺち貼ります。現地に来て思ったことは、竹灯りのトンネルが思ったより背の高いものだったんだということ。来てみないと分からないことは一杯あるんですね~。
頭の高さより断然上です
そして町中に配置される竹灯りが凄い。準備にどれだけ手間がかかったんだろうと思うような灯りがあちこちに並べられます。とても全部は紹介しきれないのでその中から少しだけでも。
マッサン夫妻の足元は 幸せの♡たけはら
さらにこの竹灯りには観光客である我々も参加することが可能。点灯前に受付で願いを紙に書くと並べてくれます。個性的な灯りがたくさん並んでいるので読んで周るのも楽しい。その場で適当に思い付いたものを書いたので次行くときにはもうちょっと事前に考えておきます。
絵の上手い人は自由度が高くて羨ましい
灯りに照らされた町並みは当然の如く最高ながら昼間の状態もとても素敵なので、夜だけではなく日中も出歩くことおすすめです。この町は歩き回るだけで懐かしい感じになれますから。準備中の竹原もいいものですよ。
ワンコも可愛い
夜じゃなくても楽しめます
■西方寺・普明閣
竹原のシンボル普明閣。老朽化が進み片方の入り口は倒壊の恐れのために封鎖中。西方寺本堂に修復寄付を入れる賽銭箱があるので是非とも協力していただければ嬉しいです。
憧憬の路では普明閣も当然のようにライトアップ。でも普明閣は絶対に昼間の方が綺麗。しかもお昼の方が人が少ないのでまずはお昼の雰囲気をしっかりと味わってから大賑わいの夜の部へどうぞ。
ぎっしりの人です
お昼は懸造の美しい舞台をじっくりと
桜の普明閣もおまけで
■茶房ゆかり
頼春風の別宅にあった蔵を再生して開店したという茶房ゆかり。たまゆらでぽっての祖母と母が運営する「cafeたまゆら」のモデルであり、まさにそのまんまの光景を目にすることが出来ます。
憧憬の路準備に準備に大忙しな”あの”庭
茶房ゆかりといえば表通りから見える大きな窓。これ良く見たら扉なんですねー。というか外からノックされて開けて応答しているのを見て初めて気が付きました。ここが開いている場に立ち会った客はレアに違いない。
少し隙間の空いた状態の扉
蔵を改装してお店にしたという点ではほり川さんと同じ。昔ながらの町並みの中でそのまま生かされて店舗となった建物は個人的に大好物。木の梁、高い天井、ぶっちゃけ建築好きにはたまらんですね! レアチーズケーキをいただいた後に2階を見学させていただきました。
このスペースですよ!
建物の見事な造りは旧笠井邸の2階が一番間近で見れて迫力があります。憧憬の路の日にはここで色々なイベントが行われていました。
わたしたち展ですね~
建物関係でいえば保存地区の江戸時代の町並みだけでなくてモダンな香りがする丸窓の建築もあって個人的にテンション上がりました。こういう懐かしい建物ってなんだか嬉しくなりませんか?
ももねこ様も丸窓でしたか
■グリーンスカイ竹原
憧憬の路の日には全国からたまゆらファンが訪れることもあり、グリーンスカイさんのバーがたまゆらブースに。さらにメニューも特別版で作中に出てきたスイーツを提供いただけるという嬉しさ。ロールケーキとたけのこパイ、大変美味しゅうございました。
飯塚晴子さんのイラストは本当に素敵
パネルもこちらへ出張中
そしてレストランでは峠下(たおした)牛のお肉を味わえる逸品を。今回頼んだのはお茶漬けなわけですがこれめちゃくちゃ美味しいんですよ。ぶっちゃけお茶漬けって最強ですね。峠下牛のファンになっちゃいます。
うーん、美味い!
■たまゆらの舞台
竹原はたまゆらの舞台であり、町中のそこかしこにたまゆらを感じられるのは前の記事にも書いた通り。前回載せれなかったもの、今回の旅行で初めて見れたものを含めてあらためて貼ります。
ほり川さんのほぼろ焼きレボリューション
茶房ゆかりさんの棚
たまゆらバス
設置されたたまゆらマンホール
ハロウィン仕様のももねこ様
気にせず進んでください
憩う家でさんのたまゆらスペース
笠井邸の2階
■まとめ
ひたすら写真を貼ったのでかなり長くなりました。とにかく竹原は落ち着ける町で何度でも訪れたくなる。尾道のPRで「初めてのまちより、二度目の尾道」というテーマがあるんですけど竹原も完全にその類です。
さらに今回は大崎下島にも行っていてこれが最高だったので近々に書きます(こちら)。少しだけ写真を紹介して〆に。
1日目:竹原着→ほり川→町並み散策→茶房ゆかり→憧憬の路→グリーンスカイSWICH→憧憬の路→三原泊
2日目:竹原港→大崎下島→御手洗の町並み散策→竹原に戻って散策→グリーンスカイHarvest→憧憬の路→三原泊
3日目:三原駅でレンタサイクル→筆影山、竜王山→三原から鞆の浦へ