GERA『魂ずの部室』 #76 夏の超強化合宿3日目 ~
2021.8.1放送の第75回目です!
#76 夏の超強化合宿3日目〜ポイレイ先輩引退試合〜 | 魂ず
#魂ずの部室 #GERAラジオ
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ポイレイ先輩のこれまで、をまとめたカッコよすぎるOPからスタート。3'24"という超大作。スタッフさんからの愛を感じます。
「聴いてる人、たまらねぇだろうな」
とは、翁長部長、もとい ”ポイレイ先輩” 。
”ポイレイ先輩” とは?というところなんですが、ある日の部室で「超能力を1つ身に付けられるとしたら何にするか?」というミーティングを行いました。部長の口から出たのは「毒の雨。全てのものを溶かすことができる、通称 ”ポイズンレイン” 」
これを聞いたときの私の部員(リスナー)としての感想は、
相変わらずダサい・負ける訳がない・子どもかよ
の3本柱でした。
「子どもかよ」に関しては、ミーティングテーマを聞いて光の速さで思いました。
そこから『覗き見!女子部室』などといったよくわからないコーナーはなかったかのごとく『vs翁長 超能力バトル』のコーナーが設立され、番組の目玉コーナーとなりました。
私のポイレイ先輩に対する想いは、激励メッセージに込めた通りです。
今回も部員から続々と差し入れが届き、副部長の「沖縄エロ本界代表、御曹司」という自己紹介もありながら、八百長引退試合がスタート!!!
最終的には盲点を突かれ、ある意味 ”らしい” 引退をしたポイレイ先輩でした。
そして5年の月日が経ち… (設定)
コバヤシ?ヒロシ??なに???
『vs翁長 超能力バトル』第二章、開幕。
そんなことだと思ったわ!!!爆笑
最初「俺… 引退するわ…」って聞いたときは本当に悲しかった、せいぜい好きな芸人さんがやってるくだらないコーナーの内の1キャラクター、くらいにしか思ってなかった。なかったはずなのに、なんか心にぽっかり穴が空いたような気持ちになって、それはポイレイ先輩があまりにも憎めない存在であることと、なにより部長副部長が楽しそうにいきいきとしているのがうれしかったから(たぶん)。部員はメール、つまり活字での参加になる訳なんですが、部員もいきいきしているのが伝わってくる。この番組の魅力は、リスナー同士の「ネタ職人になるぞ、他の誰にも負けない!」というバチバチ感がなく、「みんなで盛り上げていこうぜ!」という感覚・雰囲気であること。メールは送りたいときに送るし(だからとんでもなく少なくて部長副部長が悲しむこともあるけれど 笑)はじめてだろうがなんだろうが関係なく、ウェルカムな雰囲気で迎え入れてくれる。
私は、自分が好きな人が楽しそうにしていたり、笑っているのを見るのが大好きです。それはなにも魂ずに限ったことではなく、身の回りの友だちなんかもそう。
だから2人がまるで小学生のような「超能力を身につけられるとしたら?」という「もしも○○だったらシリーズ」のベタなやつでまるで小学生のように「毒の雨だっ!」「じゃあこっちは空を飛ぶ!」と、実際は目に見えないもの、あり得ないこと同士で戦い、勝ったからどうこう、でもないことで全力で遊んで、そして作家の松原さんがいたって冷静にジャッジするという…
いいなあ、って思います(笑) 羨ましい。
私は進学などて地元を8年ほど離れていて、久しぶりに帰ってきた頃には「今度会おうよ!」「いいね!」で会える人はほとんどいなくなっていました。田舎なので進学や仕事で都会へ出て行く人はもちろん、この歳にもなってくると女性は結婚・出産をする人が多くなり、会うどころか連絡するのにも気を遣う場面が多々あります。そもそも趣味が通じ合う友だちは進学先の関西で多くできたこともあり、趣味の話ができる友だち、となると余計に数がぐんと減ります。
だから魂ずの2人を見ていると、本当に羨ましくなるときがあって(笑)
彼らは元々、理学療法士という同じ職業を目指すための専門学校の同級生なので、いわば ”友達” として出会っています。故郷は同じ沖縄。その関係性はお笑いコンビとなり上京し、10年が経ちました。この間にいろいろ変化はあっただろうけど、彼らからは特別 ”コンビ愛!” というような話を聞いたりしない気がします(だから「玄翁長のかっこいい話」は新鮮でした!)。けれどもちろん仲が悪い訳でもなく、魂ずチャンネルに上がっている動画なんてただ2人で喋ってるだけなのにたいていの時間笑っていて、むしろ仲いいくらいに見えます。人間同士の関係性を、仲いい・悪いだけで判断できる訳がないのだけれど、お互いがお互いをひとりの人間として尊重しあっていて、無駄な干渉をしない関係性なんだということはわかります。
私はしばらく魂ずを見てきて(エラソーに言うな)翁長さんとコバシさんの考え方が結構わかるようになったので、ここで彼らが言いそうなことを書きます。
翁長「俺はコバシのこと基本見下してるから」「俺らがコンビ愛とか嫌だろ、気持ち悪ぃ」
コバシ「翁長は俺のことなんか全然わかってない!自分本位だしさ!」
これは絶対に言います。「見下してる」は確実に言います(笑)「全然わかってない!」に関しては、指を横に振りながら言います。「ビチビチ下痢ピー野郎が!」あたりも言うかも。
なので私は魂ずのコンビ愛について語る気はさらさらありません(笑) なんだろう、彼らのそこを探るのってすごい野暮というか、本人たちにしかわからないようなものすごく深い根底の部分で繋がっているように感じるからです。仮に私が「コンビ愛ですね!」とか言ったとしても、彼らはとても優しいのできっと「そんな訳ねぇだろ!」という返しはしないでしょうが(笑) でも、本心で「お前(自分たち以外)にわかる訳ないだろ)」と思う気がします。むしろ思ってほしい。
私はお笑いコンビとして活動をしたことがないので本当のところはどうなのかわからないしそれぞれの形は違うと思いますが、お笑いコンビというのは、表現はよくないかもしれないけれど ”心中仲間” なんじゃないかと思います。彼らは同級生同士の友達、と先に書きましたが、同じ職場で仕事をするとなっても、それは変わらず ”友達” とか ”飲み仲間” であったり、”同僚” や ”ビジネスパートナー” であったり、営業成績の面でいえば ”ライバル” などということができると思います。たとえば理学療法士になったとして(彼らは実際に就職した経験がありますが)ゴールや日々の目的・目標は開業だったり自分がお世話になったり縁のある施設で働くこと、とかがあると思うんですね。定年退職とかもあるのかな。ただ、お笑いってゴールもなにもないじゃないですか。たとえばM-1優勝!とかGERAランキング1位!とかはあっても、売れたらゴール!だとしても、どういう状況が ”売れた” なんてのも決まってないしよくわからないし、本当にゴールがない職業だと思います。そこに飛び込んでいく。しかも国家資格を取って就職もしていた状況で。その飛び込むきっかけはコバシさんが「翁長が面白いと思ったから」。これなんですよ。”面白い” と思うことが一緒だというだけで(もちろんそこ以外も山ほどあるでしょうが)人間はここまで動くんですよ、良くも悪くも人生を変えられるんですよ、自分で自分を狂わせることができるんですよ。そして心中してもいい、と思わせる翁長さんのセンスまじやばすぎだろ(私は翁長さんのお笑いセンス信者)。そんな魂ずの面白さに、私は狂っている。
なにが言いたいかというと、超能力バトルを聴いていて「35歳になったとき、自分にはこうして一緒に全力でくだらないことを楽しめる相手がいるのだろうか」と考えさせられた、ということです。
こんなことを考えてしまう時点で、頭がカタいですね。「翁長は頭がカタい」。副部長の口からしょっちゅう聞きます(笑)
恥ずかしい、『超能力バトル』で将来の自分の交友関係について考えてしまった、なんて口が裂けても言えない。いや、たぶんそのうちメールしてしまう気がする。
今週も(だいぶ記事書くの遅くなりましたが)お疲れさっす!
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