#005 THE CICADA
1st miniAlbum『Chorus』より
M-5「THE CICADA」
Tp.一馬さん作詞・作曲です。
ちょうさんの曲とは、1曲前の『今を生きる』とは、ガラッと変わった印象。
"CICADA" というのはセミのこと。
シケイダは、本当に力強く、儚いのです。
か、カッコいい…
私が初めて生で聴いたのは、2017.5.3のfunnySkash新体制初ワンマンライブ。
一馬さんが再加入してから初のライブでした。
それまでは、いくらちょうさんにお願いしてもやってもらえなかったCICADA。
めちゃくちゃ駄々こねたのに(笑)
一馬さん再加入してからめっちゃやる!!!
それまでの雰囲気がどれだけゆったりしっとりしていようとお構いなし、激しい照明とともに「Hey! Hey!」という煽りがはじまり、ちょうさんの「THE CICADA!!」というタイトルコールで勢いよくバリバリとしたホーン隊が入ります。
動画のイントロで注目すべきは、下手側3人。
Ba.ヤス太郎・Tp.一馬さん・T-sax.マーシーのフォーメーション。
まず、楽器の形状上T-sax.マーシーが前へ。
Ba.がキモの部分ではヤス太郎が前へ。
その間、一馬さんは続くシャウトに間に合うように後方スタンドマイク前に移動。
これは神業。他の人、出来ないっしょ…
もはや美しくもあります。
芸術的というか、音うんぬん以外の部分で。
曲や詞でいえば "美しい" とは程遠いのに…
そして、とにかく難しい!!!笑
歌詞カードを見ながらでも速すぎて口回らないんです。
でもその速さがまた、他よりも生命に限りある生き物、ある意味生き急いでいるような感じを引き立たせているように思います。
そしてそれは間奏部分のホーン隊の暴れっぷりからも容易に感じ取ることができるのです。
この曲ほど、「2度と同じことはできない」ファニスカの曲はないと思います。
お客さんの雄叫びあってのCICADAとも言えるでしょう。
そして一馬さんのシャウトがいちばん映える曲でもあります。
叫ぶときのワードがライブごとに違うのも、ご当地のお土産を見ているようで面白くて。
結構しっかりわかれているときもあれば、ウラかオモテかもわからないカオスなときもあるし、「そーれっそーれっそーれっそーれっ!」なんてときもあったし(笑)
誰がはじめるでもなく、正解がある訳でもないので毎回楽しく激しく "試合" させていただいております。
funnySkashは、やわらかい、優しい、繊細といったイメージが強いように思うし、そこが魅力だと思うし、もちろん感じ方は人それぞれでもあるのですが…
いい意味で、それをぶち壊してくれる1曲です。
「funnySkashこんなんもありまっせ」っていう!バチバチです。バッチバチです。
何を隠そう、『THE CICADA』はfunnySkashの曲の中で私がいちばん好きな曲。
「こんなんも」の「も」の部分が1位という(笑)
ちょうさんの曲は一馬さんには書けないし、一馬さんの曲はちょうさんには書けない。
でもその両方を演奏できるのがfunnySkash。
なぜなら、ちょうさんの曲も一馬さんの曲も、funnySkashの曲だから、ということです。
THE CICADA / funnySkash