#004 桃の国から
1st fullAlbum『純愛サプリメン』の、いちばん最後に収録されている曲です。
実はあおたなに「次回この曲で」と振られたのは、かなり前のことです。
その間この曲についていろいろと考えたのですが、 謎は深まり、聴く度に沁みる…
なんだろう、この曲は。
ものすごい月日が経ってしまったのですが、結局その謎が解けることはなさそうなので、このまま書き進めていきます。
まず、なぜ ”桃” なのだろう?
そうか、彼らは桃が名産の岡山県出身だ!
…違う。
そういえば、スムルースの家紋には桃があしらわれていたな。”繁栄” を意味するらしい。
”家紋” があるバンドとは。
曲自体は、「キン!コン!カン!コン!」という元気な鐘の音からはじまります。
行くぞ!迷うこともある!ゆっくりでいい、行くぞ!よくやった!さあ次だ!
というようなことが、トクダさん、そしてスムルースの手にかかるとこんなにも ”スムルース” になるんですね。不思議かつ素敵です。
曲の終わり方が、すごく ”次” を感じさせるんです。終盤には「物語は さあ 続く」という歌詞が出てきます。
私がはじめて買ったスムルースのCDは『純愛サプリメン』で、この曲を聴いたときの感想は「なんで桃なのかよくわからないけどいい曲」みたいな感じだったと思います。
あれから10年以上が経ちました。
まだ同じことを言っています。
なぜ ”桃” なのか。なぜこんなにも ”いい曲” と感じるのか。考えるだけ野暮なことなのだ、そう思うことにしました。だって10年以上かけてもわからないのだから。
でも、もしよければどなたか ”スムルースと桃” の関係性について教えてほしいです。