【自問自答ファッション】#本のワーク で探す「なりたい・好き・似合う」
5月18日に行われた、あきやあさみさんの幻冬舎大学講演会。
そこであきやさんが考案された #本のワーク をやってみました🙌
本のワークとは…
① 本屋さんや図書館に行きます。
② 自分の「なりたい」「好き」「似合う」それぞれにフィットした本を探します。これは表紙やタイトルの印象だけで決めて大丈夫!
③ 選んだ本を読む中でキーワードをピックアップしていきます。
④ キーワードをそれぞれ「なりたい・好き・似合う・違和感」に振り分けて、自分のコンセプト作りや地層作りに役立てちゃいましょう〜
という、自問自答ファッションにおける「なりたい・似合う・好き」問題を深めるとっかかりとなってくれるワークです。
せっかくだから一番大きな本屋さんで探したい!と池袋ジュンク堂へ行ってきました☀️
なりたい:寿木けい「泣いてちゃごはんに遅れるよ」
2階の食エッセイコーナーにて。
本棚の下の方にひっそり並んでいた本。
背表紙のタイトルに惹かれて手に取ると、表紙には天に向かって弓を構える女性の絵。まっすぐ一点を見据える瞳、整えられた髪、花柄の服、ちょこんとしたヒールの靴、足元にはたんぽぽ。
一目で「あ、良いな」と思いました。
この表紙イラストは、丹羽阿樹子さんによる「遠矢」。
柔らかいけど凛としていて、遠くを見て矢を構えているのに親しみやすさも感じます。
この人はきっとちょっとぶっきらぼうなところも持ちつつ、とても暖かい心の持ち主なんじゃないかしら。
そして何よりもタイトルが良い…!
どんなに悲しくてもお腹は減るし、泣くのにも体力がいるんですよね。
ごはんを食べて、思う存分悲しんで、人生を続けていこうとする人に憧れるのかも。
ペールグリーンとベージュの色合いも春らしくて素敵!
好き:鳥さんの瞼「死のやわらかい」
1階、新刊・話題書コーナーにて。
貝殻が並ぶセピアカラーの表紙。
装丁からタイトル・作者名・出版社名までの全ての要素がひとつの世界を作りあげていて、強く惹かれました。
貝殻って滑らかできれいだけど、もうそこに命は無い存在。
そう考えると棺を並べたような書影です。
「死のやわらかい鳥さんの瞼」がタイトル?
それとも「死のやわらかい」がタイトルで「鳥さんの瞼」が作者名?
そもそも何の本なのかな?
帯に名前のある歌人さんは知っているので歌集だろうと想像がつくけど「栞」とは?
今回出会った本の中で、一番謎めいた本だったように思います。
(ちなみに歌集でした!)
似合う:L・M・オルコット「若草物語」
8階、児童書コーナーにて。
表紙は北澤平祐さんによる、優しく力の抜けたタッチで描かれた花や動物や四姉妹のイラスト。
古典的名作の「若草物語」だけど、実は読んだことがありません。「ガラスの仮面」でマヤがベスを演じたのでちょっとだけわかる程度。
でも「わたしが本を出すとしたらこの装丁が良いな〜!」と思ったので選んじゃいました。
白地にカラフルな色彩のイラストが好き!
絵でフレームを作った中に文字が入るレイアウトも好きだな〜
3冊すべてに共通する印象は「優しさ」と「柔らかさ」でしょうか。
どこかに花が描かれているのも共通しています。お花好きです🌷
それから清潔で整然とした印象も。3冊とも、例えばヴィレヴァンみたいな雑多でアングラな雰囲気はありません。
「俺を見ろ!!!」と言わんばかりの強い主張も無いかな。静かだけど目を引くような印象の本たちです。
3冊とも共通する印象がありつつも少しずつ別方向を向いていて、それが三つ編みみたいに絡まって「わたし」を構成しているような、そんな感じがします。
🌷ちょっと面白かったこと
講演会の質問コーナーで「"似合う"本ってどんな本でしょうか?」という質問があり、そこであきやさんは「自分が書きそうだな〜っていう本を選びましょう!同人誌を出している人はご自身の同人誌でもいいですね☺️」という回答をされていました。
なるほどな〜!確かに自分で作った本は「似合う」って言えるよね🤔
そうして頭に浮かんだわたしの初めての同人誌がこちら。
そしてこちらは講演会のときも着た大好きなスカート
色がほぼ一緒では……!?
気付いた時笑っちゃった。
それ以来、このスカートを穿くたびに「同人誌…フフ…」と楽しい気分になっております☺️
本は寝る前などに少しずつ読み進めています。
全て読み終わったらそれぞれ感想も書きたいな。