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調和にいちゃもんつける女❤️‍🔥【スギサキさんのカラーレッスン感想】



先日、杉崎製作所のスギサキさんによるカラーレッスンを受けてきました!

ご紹介くださったみどりさん、ありがとうございました💚

自問自答ガールズから伝え聞く中でず〜っと気になっていたスギサキさんの素敵なテキスタイルやお洋服、そしてイメコンではなく「自分で似合う色を見分けられるようになる」というカラーレッスン。

念願かなって受けられましたが本当に楽しくて、学びが多くて、わくわくして、そしてとにかくインストールする情報量が多かった!

長時間にわたる濃密なレッスン、詳細については記載できませんが、わたしの感じたことなどを中心に記していきたいと思います。

⚠️スギサキさんのカラーレッスンは、一度レッスンを受けた方からの紹介制となっております。また、イメコンとして受けたい方、同業者の方の受講はお断りとのことです。


わたしのパーソナルカラー受診歴


今から約10年前に二度受診しています。

一度目:パーソナルカラー診断のみ。
二度目:パーソナルデザインとセットでカラーも受診。

どちらも結果はサマー。
「セカンドをつけるとしたらウィンターだけど、ストレートにサマーで良い」という診断も共通でした。

結果については心底納得しており、だからこそ特に疑問を抱いて深掘りすることもなく「夏だからこの色を選んでおけば/この色だけは避けておけば大丈夫」という運用の仕方をしていました。

夏だからチークはこのピンクね、オッケー!
このピカチュウみたいな黄色は着ないやつ、わかってるわかってる!

と、いうように。


(結果から言うと、今回のカラーレッスンでもストレートに夏でした!)


組分け後に何をする?どうしたい?


ハリーポッターの組分け帽、被ってみたいよね。自分だったらハッフルパフかな?グリフィンドールかな?って妄想するのも楽しいですよね。
組分け帽を被ってみたい!の感覚でイメコンを受ける人もきっといることでしょう(わたしも最初の動機はそう!)

でも、物語中のホグワーツ生の立場としては、組分け帽に「グリフィンドーーール!!!」って言われておしまいではないじゃないですか。
だってハリーもロンもハーマイオニーもみんな別の人間で、どんな性格で、何が得意で、何が好きで、何をしたいのかが全然違うんだもの。
グリフィンドールだからってみんな画一的に同じじゃないのは当然のことです。


言うなればわたしは、「パーソナルカラー夏」に組分けされた時点である程度満足して、長らく足を止めてしまっていた状態でした。


スギサキさんとお会いするのは今回のレッスンで三度目。
一度目は今年7月に表参道スパイラルで行われたポップアップにて、mmm jewelryさんで指輪探しをお手伝いしていただきました。

青い石の指輪💍
カイヤナイト×ブラックスピネルです

わたしにとって、スギサキさんがチョイスしてくださったこの指輪との出会いは衝撃的でした。
この青い石を肌に乗せた時の、ブワッと鳥肌が立つ感覚。自分の肌と石の色が共鳴しあってお互いを高めているみたいで、こういうゾクゾクする色の調和をもっと探してみたいなぁと思ったのでした。

ちなみにスギサキさんが「夜明けの空のイメージ」とおっしゃったのが素敵だったのでそのまんま「夜明けちゃん」と呼んでいます🌌💍
色んな濃さの青色、霞のような白っぽいグレー、夜明けの地平線のようなほんの微かな紫も見えるかわい子ちゃんです。

次にお会いしたのはビレッジサマーパーティ。
青いタンザナイトのおかげでぐっときれいに見えるようになった左手ですが、それに伴い反対側の手の見え方が気になってしまい、左右のバランスが取れる、青い指輪の対になってくれるようなアイテムを探していたのです。
このイベントでmmm jewelryさんのスタッフとしていらしていたスギサキさんと再会し、Dリングに仕立てるための石探しを手伝っていただきました。

Dリングのホワイトゴールドでのオーダー第一号でした❣️


最終的に選んだのがこちらのルビー。
深みのある赤に深い紫も入っていて、小さいけれど存在感があって可愛いのです。
ちなみに「蛇いちごちゃん」と呼んでいます🐍🍓

夏に組分けされた時点で納得し足を止めていたわたしですが、自分の惹かれる色、お互いを高め合える色については金塊が潜んでいる予感がする!これは深掘りしてみたいぞ……!と思いレッスンを申し込んだのでした。

カラーレッスン導入編


スギサキさんのカラーレッスンの教えは「色を色として見るな」。
どういうこと……?と戸惑いますが、スギサキさんは各シーズンの色を時間帯や音など、さまざまなものに例えてくださいます。その人の得意な感覚を使って色を捉えられるように調節していくのですが、もうここから面白いのです。どれくらいの引き出しがあるんだろう?全部の例えを聞きたいくらいでした。
人によって感じ方が異なるであろう「青みを感じる」「黄みを感じる」といった判断基準でなく、各々の持つ「質感」「重さ」にフォーカスする点も一度理解してしまえばとても明快です。


ちなみに食いしん坊のわたしは味覚に繋げて色を捉えるのが一番しっくりきました🍙😋

「調和」とは何か?
「見やすい」とは何か?
という問題も、筋道立てて教えてくださり納得するばかり。
スギサキさんのアトリエに飾ってあったドライフラワーは、記憶しようと意識して見ていたわけではないのに、時間が経った今もどんな花がどんなふうに配置されていたかが思い出せます。特にわたしの記憶力が優れているわけでもないのに!

これが「調和」!そして「峰不二子理論」!すご〜い!!


各季節の色との相性


ドレープを顔の下に当ててどんな反応が出るかを見ていく、イメコンでもお馴染みのあれです。
しかし色を見る力をインストールしつつあるわたしの目は、今までのカラー診断とは少し違う捉え方をしました。
自分自身との相性が一番悪い(と思った)季節から順に記載していきますね。


🌱

もう本当に一番だめ!!!

鮮やかなオレンジ、ピカチュウみたいな黄色、ガチャピンみたいな緑、スギサキさん曰く「肉ピンク」の春色ピンク。
「自分の変化を見て」と言われているのに、上手く見ることができないのです。目がチカチカして危険だと感じるのか、色の方ばかり注目してしまう。

わたしとはこんなに相容れない色なのに、スギサキさんの顔の下にあるととても美しく調和するのでなんだか狐につままれた気分になってしまいます。(スギサキさんのパーソナルカラーは春)


正直、危険信号のほうにばかり気を取られてしまって、自分がどんな変化をしたのかほぼ記憶に残っていません。一応見てはいたはずなのに!これが「調和しない」ということ……!?



🍁

順当にヤバい色です。

危険信号すら出た春と比較すると、自分との共通点が増えたおかげで圧倒的に見やすくなるのです。
そして見やすくなったぶん、肌が土色に変化したり隈やほうれい線が目立ったりする変化がはっきりわかってしまう……ヤダ〜ッ!こんな土色の自分見たくないよ〜!😂

ちなみに過去2回のパーソナルカラー診断では秋の色が最も似合わないと認識していました。(ここでも春の記憶は一切残っていない)

それもそのはずで、自分のマイナスな変化をばっちり捉えられていたからだったのですね。納得!


❄️

春秋に比べたら遥かに良い。
肌との調和にいくぶん手ごたえがあるというか、まだ仲間意識を持てる色。

でも色の方が重くてバランスが取れていないように感じます。まず冬の色の方がスコンと落ち、それに自分も引っ張られて影ができてしまう感じ。
ものすごくダメなわけじゃないけど、取り入れるには工夫と意図が必要になりそう。

実際黒を着る時は、透けそうなくらい薄くて軽い布地で、ツヤツヤピカピカしないものを……と夏の要素があるものを選んでいたので答え合わせのようになりました。


🍉

ハイハイこれで〜す!🙂

肌も色も圧倒的に均整が取れており、見やすく、美しく、お互いが磁石のようにスッと吸い付く感じ。
肌に透明感が出たり、黒目がはっきり見えたり、歯や白目も綺麗に見えたり。
また、春の色と違って中心視野での情報処理がストレスなくすんなり終わるため、周辺視野にあるアトリエ内の装飾品なんかも捉えることができます。
うんうん、やっぱりこれだね〜🙂という納得感。



おわかりいただけたでしょうか。


夏の妙なテンションの低さを……

この顔🙂


調和にいちゃもんつける女


このあたりでスギサキさんに指摘されたのが「ただ自分と色が調和しているだけじゃ満足できていない」ということでした。

単なる調和は「あっこれですね〜きれいきれい、納得〜🙂(スン…)」で終わってしまうのです。


これはときめきの少ないピンク

実際、夏の肌に調和するストレートな青みピンクにはときめきませんでした。ピンク自体は好きなのにね。

ピンクもこのくらいの複雑さがほしい


わたしが求めているのは、自分自身と色がお互いを高め合って「ウワ〜〜!何だこれすごい!!🫨🫨」と脳が興奮している状態。
実際ドレープを当てた時も、指輪探しを手伝っていただいた時も、自分の肌と合わさることで別の色が見えてくるような複雑な色に反応していたと。

まるで良い匂いを嗅ぎ続けてしまうみたいに、好きな映画の好きなシーンを何度も繰り返し見てしまうみたいに、わたしの脳は色でも快感を覚えたがっているのではないかと。



そんな、ただ調和するだけじゃ嫌だなんて……


なんてめんどくさくてわがままなんだ……




フッ……おもしれー女!!




「"調和にいちゃもんつける女"ってメモしておいてください☺️」
「"調和にいちゃもんつける女"……!?🫨」


おもしれー女だね。最高〜✌️


フェルト選びの特訓


フェルトの上に手を乗せながら自分に似合う色を選別していく、ガールズさんの診断レポでもお馴染みのレッスンです。
ここでわたしは「自分に調和する色」だけではなく「ときめく色」を選んでゆくことになりました(レッスンの内容は受ける人によって少しずつ変わるとのこと👀✨)

レッスン中にアトリエにやってきた人形
「スタ」ちゃん「メン」ちゃんと一緒に📸


左下の2色がわたしにとっての「ときめく色」です。
お写真では伝わりづらいのですが、どちらも複雑さのある色。
ちなみに自分の肌の隣に置いた時、赤いフェルトからは青が、グレーのフェルトからは赤っぽい紫が見えます。


わたしがときめくのは、夏の色の中でも複雑で、一言では何色と言い切れない色でした。

スギサキさんにお手伝いしていただいた指輪探しでも、今回のカラーレッスンでも、わたしの肌の上にあることで更に魅力を発揮する、そしてわたし自身も更に良く見える、そんなお互いを高め合える色を無意識のうちに求めていたのでした。

やっぱり調和にめちゃくちゃ口出しする女だった!!

内訳はこんな感じ

複雑=含まれる要素が多い ということなので、夏の中でも濃い色にときめきがちなのかもしれません。よく言われる「紫陽花色」に囚われずに、夏の色かな?と思ったらどんどん試していくのが良いとのことでした。


ちなみに、レッスンを通じてわたしが今までぼんやり感じていた

【パーソナルカラーによってその人の輪郭線の捉えやすさ(はっきり見えるかぼやけて見えるか)が異なる気がする問題】
【色を重ねまくってナンボの油絵が好きで、ベタ塗りが正義の平面構成がとてつもなく苦手だった学生時代】

についても「そういうことだったの……!?🫨」とものすごい勢いで理解が深まりクリアになりました!すごい……!


ちなみに平面構成とはこんな感じ👇

(苦手すぎてもうこのサムネを見るだけで イ゛ーーーーーーッッ😭🤯🫨😵‍💫ってなっちゃう)


メイクのこと

調和にめちゃくちゃ口出しする女、コスメにはあまり口を出せません。
なんでベージュの肌に茶色を乗せたらオレンジに発色するんですか?絵の具と違うんですけどぉ〜〜
そのあたりについても理論は教えてもらえますが、これは実際に目で見た方が早い!
他の季節の人と比較することで理解できることも多く、自問自答ガールズが他の人のレッスンに同行したがるのもよくわかります。

「アイシャドウをブラウンに発色させたいならこの色!」と見せてもらった色がどう見ても紫で戸惑いますが、肌に乗せるとちゃんとブラウンなのです。不思議〜!


夏のコスメはスッと馴染んで血色も良くなるのに対し、春のコスメはシールを貼り付けたみたいにぺたっと浮いていました。
ただし複雑さが得意な夏は、似合わない色も複雑にすれば馴染ませられる!肌から浮いてしまう春色コスメも、夏色のコスメを重ねて混色してしまえばぐっと馴染む色に変化してくれるので、今持っているものを活かしながらメイクのアップデートをしていけそうです。


ちなみにわたしが今使っているファンデはシュウウエムラのリキッドファンデNo.774。シュウのファンデの中でもかなり黄色い部類です。

BAさんに選んでもらったし、崩れても汚くなるわけでもなし、わたしって「黄味肌ブルベ」ってやつなのかな?と思っていたのですが、レッスンで鍛えた目には肌の上に貼り付いたシールのようなリキッドファンデの色が……🫨

「顔の赤みは消せるけどね〜」と言うスギサキさんに思わず「それです!!」と返してしまいました。
確かに「頬の赤みが気になります」と伝えて選んでもらったファンデーションでした。なんでわかるんですか……?

ただこのシュウのファンデ、毎日使っているのに全っっ然無くなる気配がないので、しばらくはアイシャドウやリップで調整しつつ自分にとって良い色を探していきたいな。


ちなみにメイクレッスンでスギサキさんが用意してくださるアイテムは、ちふれやメディアやセザンヌなどの身近なブランドばかりでお財布的にもとってもありがたかったです!品番控えるためにお写真撮りまくりでした(最後のコスメショップ同行でデパコスのおすすめアイテムも教えてもらえるよ)


コンサバ女の冒険


話の流れでスギサキさんから「何か挑戦してみたいファッションとかありますか?」と聞かれました。

え〜〜そうだな、バレエコアとかいいなって思います🤔

と答えると「いいですね、バレエコア!ちょっと着てみましょう!」とのお返事。あれよあれよという間にスギサキさんの私服やyeeのお洋服、サンプル品などが用意されお着替えすることになりました。


それがこちら👇

こっちはカジュアルめ
こっちはよりドレッシー👗






えっっ似合っているのでは……!?

(二度見)

に、似合っている……!(確信)



そしてわたしのDEAN &DELUCAが、貰い物だしスーパーのお惣菜の汁とか付いちゃったりしてはガシガシ洗っているDEAN &DELUCAが、落とせない謎の青いシミ(本当これなに?)とか付いているクタクタのDEAN &DELUCAが、こなれたおしゃれアイテムになっている……!!


「このまま外に出て奥渋とかのおしゃれスポットに行けるよ!」「なんで今日に限って同行者いないの〜〜!?」とスギサキさんやスギサキ夫さんにものすご〜〜く褒められ照れ照れし、大人のバレエコアの留意点などアドバイスをいただき、後ろ髪引かれながら普段の格好に戻り、



スギサキさんにお願いして私服をお買取りさせていただきました……(!?)



黒いレースのトップスとチュールワンピの2点をお譲りいただきました。スギサキさん、わがままを聞いてくださって本当に本当にありがとうございます😭



スギサキさんはレッスンの中で何度も「そのさんはセンスが良い」「自分で思っているよりもずっと感度もバランス感覚も良い」と伝えてくださいました。
自分としては正直「そ、そうかな……?😳💦」という信じがたい気持ちです。
前述の「学生時代の平面構成ど下手くそ問題」により「わたしってセンスがアリンコほども無いんだ😭😭」と凹んだ日々が原因な気もしますが、とにかく自分にセンスがあるなんて思ったこともないのです。

でも、今は自分の持つ感覚のことを信じてみようかな、と思っています。

だってスギサキさんがお世辞や嘘を言ったりする人ではないと確信できているからです!!(どん!!)

自分よりはるかに知識も経験もセンスもある人の言うことです。モジモジしてないで信じた方が良いに決まっています。

長年コンサバフェミニン一筋でやってきたので、ファッションの視点を変えて冒険に出るのは初めてのことです。ちょっと怖い気持ちもありますが、行ってみたいと思った方向にすぐ舵を切れるのはわたしの良いところ。
「冒険」というだけあってしばらく楽しんだ後はもとのコンサバに舞い戻る可能性もありますが、冒険をしたとしないのとでは、着地点は同じでも得るものが大きく違ってくると思うしね。


ということで自分を信じて未知のファッションにチャレンジしたいと思います💪
30をゆうに過ぎた女の自分探し、わくわくしちゃうね😉


調和にいちゃもんつけながら、お互いを高め和える色を探しながら、自分の手綱、しっかり握っていこう〜🙌



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