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小笠原伯爵邸でランチを


先日、自問自答ガールズのゆきちぃさんと、憧れの小笠原伯爵邸でランチをしてまいりました🥳

小笠原伯爵邸は、旧小倉藩主家、華族の小笠原長幹伯爵の住まいとして昭和2年(1927年)に建てられたお屋敷。

戦後はGHQに接収されるなどさまざまな人の手に渡りましたが、その後は用途を失い放置され、平成10年ごろにはほぼ廃墟のような状態だったそう。建物は傷み、家具もほぼ残っていなかった邸宅ですが、都営大江戸線開通に伴う再開発のため、大規模な修復工事を経て現在の姿に。
現在はスペイン料理を提供するレストランとして運営されています。

↑修復にあたってのエピソードなどは、総支配人の方のインタビューに詳しいです。専門家やボランティアの方の協力を得て工事が行われたんですって🥹

光の入り方がきれい〜!
ここで暮らしたい😭

今回は【ランチCondesa】というコースをゆきちぃさんが予約してくださいました✨
「厳選された旬の食材をふんだんに使ったモダンスパニッシュコース」ですって!スペイン料理ってバルとかのカジュアルなイメージが強いから全くの未知の体験かもしれません😳

ここからおいしいご飯の感想をテンション高めに述べてゆきますが、わたしのスペックは

・知っているスペイン料理はパエリアのみ
・なんでも美味しい庶民舌
・友人から「食レポが下手」のお墨付きをもらう

でございます。
レビューではなく「庶民のはしゃいだ感想」としてお読みくださいね。

聞き慣れないカタカナがいっぱいのメニュー👀


🍾スパークリングワイン
飲み物は小笠原伯爵邸オリジナルラベルのスパークリングワインをいただきました。
ずっとシュワシュワしてておいしかった🥂
(この先の食レポが不安になる表現力でお送りしております)

🥣ゴボウとチョリソのソパ 秋刀魚とパプリカのピンチョ

ちょこんとしててかわいい前菜

ソパって何?と思ったけどスープのことでいいのかな。帰りの電車で打ち込んだ感想メモには「垢抜けゴボウのおしゃれスープ」って書いてありました。ゴボウの旨みたっぷりのクリーミーなスープに刻んだチョリソーが入ってます。

ピンチョは上から秋刀魚、パプリカのジュレ、揚げパン。
油の乗った秋刀魚が柔らかくておいしいっ😭
揚げパンはラスクかな?っていうくらいカリカリで、焦げてしまわないギリギリのところを見極めているんだろうな……と想像のつく香ばしさでした。おいしい!

🐙タコのラミナス ディルオイルのスープとロメスコソース

彩りが美しいね🐙

真空調理(真空調理って何かわからないけどすごいんだろうな😯)したマダコはぷりぷりしてて、ナイフで切り分けようとしたものの上手くいかず、諦めてそのままフォークで行きました🍴
弾力があって噛んでも噛んでも味が無くならない……!おいしすぎて飲み込みたくない😭
ガムかってくらい噛み続けました。おいしかった。
タコの下にはジャガイモ(インカの目覚め)。素揚げされててねっとりホクホク!
もうこの時点で「おいしい…」「おいしい…」としか言えなくなっています。

部屋の隅に佇む生ハムの原木に気付いた我々がひっそり沸き立っていると、スタッフさんが「オプションで別料金になりますが……☺️」と、テーブルまで持ってきてくださいました!

🐖生ハムの原木(コースとは別料金)

一本10万円らしい原木がドン!
あし!!🐷

マ〜ッすごい😳
せっかくなのでオーダーして頂くことにしちゃいました!食への好奇心が旺盛〜☺️
スタッフさん曰く、この生ハム目当てに来店するリピーターさんもいらっしゃるとか。脂身の融点が40度だそうで、甘みのある脂が口の中でゆっくり溶けていく恍惚感。思わず

素人は黙っとれ―――

の顔になってしまいましたわね😌

恍惚の生ハム…✨

生ハムを口にして過ったのは、サンローランでとびきり美しい黒のコートを試着した日のこと、ディオールでとびきり繊細でロマンティックな花柄のワンピースを試着した日のこと、でした。
それらの記憶に結びついちゃうくらいこの生ハムもラグジュアリーなお味だったのです。

豚肉って、甘いんだね……

最高の生ハムの味を知る世界線に来てしまったな😉


💧奥会津のおいしい水
このあたりでミネラルウォーターをオーダーしました(写真は撮り忘れた)

「ジョジョの奇妙な冒険」がだ〜い好きなわたしは、おいしい天然水といえば虹村億泰の「アルプスのハープを弾くお姫様が飲むような味」という食レポが真っ先に浮かびます。
というわけでアルプスのお姫様の水かもしれない……!と期待して一口飲みましたが、実際は

"天女"

でしたね……!(?)

アルプスのお姫様ではなく、会津の地に降り立った天女さまが喉を潤すためのお水です。何というか……とにかくたおやかで気品のあるふくよかなお味。
億泰の豊かすぎる語彙力が羨ましくなってきた。

🍄セップ茸のエラード エピスのクランブル ペドロヒメネスのキューブ

呪文??

キノコのアイスにクランブル、手前の一文字はカラメルみたいなソース。キノコってアイスになるんだ……!?
両サイドのキューブはバルサミコ酢みたいな味で、わぁ紅茶ゼリーみたい☺️と思っていたわたしは想像との差にびっくりしてしまい、ゆきちぃさんに「何か強烈な味がします!!!」と語彙力ゼロの食レポを放ちました。アイスと食べるとおいしかったです。

葉っぱはたぶん何かしらのマメ科の植物。
伸びすぎた豆苗みたいでカワイイ〜!(伸びすぎた豆苗を料理に添えるようなレストランではないです)

🌾アロスメロッソ スモークした鮎のフリット

リゾットに柿、意外と合う

サフランリゾットに鮎のフリット、オレンジ色の丸は柿です。この後メインの魚料理と肉料理が控えているからか、優しくほっとする味でした。熟した甘い柿が不思議とリゾットに合っておいしかった!
鮎の旬は過ぎたと思ったけど、今の時期も食べられるんだね〜

🐟ヒラメのプランチャ カリフラワーのピューレ ハモンコンソメ

美しいオレンジ色

目の前でスタッフさんがオレンジ色のスープを注いでくださいました。
こちら、先ほど登場した生ハムで出汁を取り、コンソメと合わせてスープにしたものだそうです。
あのめちゃくちゃ美味しい生ハムで出汁、取っちゃうんだ……
というかこの世には生ハムで出汁を取るという発想があるんだ……

バターの効いたヒラメと、食感の楽しいさわやかな香味野菜、ふわっふわのカリフラワーのソース、生ハムとコンソメの風味が鼻に抜けるスープ、ぜんぶぜんぶ美味しいです。狂い悶える。

🌰イベリコプルマの備長炭焼き 栗と銀杏

多幸感溢れる皿

イベリコ豚は弾力があって柔らかくて、噛めば脂がじゅわっと出てくるのに全然しつこくなくて……脳内にマミさんのテーマ(魔法少女まどか⭐︎マギカ)が鳴り響きました。多幸感!

栗は甘くてほくほくだけど水分量もたっぷりでおいしい!(パサパサの栗ってちょっとがっかりしちゃうので……)あと30個くらい食べたい。
銀杏もほくほくで皮まで美味しい。あと30個くらい食べたい。

メインのお料理はここで終了。次のメニューからデザートです。まだもうちょっとだけ続きます。

🍊温州みかん 金木犀と蕎麦の実の香り

肉料理の後にさっぱり甘いみかん!最高〜

シロップ漬けかと思ってしまうほど甘いみかん!お金持ちは毎日こんなみかん食べてるんですか?わたしも毎日食べたい!!
茶色いパリパリは蕎麦の実とキャラメル、真ん中のオレンジのクリームがたぶん金木犀なのかな?みかんに気を取られて金木犀の香りを確認できず無念……

🍐りんごと洋梨 キャラメルのアイス 和栗のクリームと

好きなものしかなくてテンションが上がっている

秋のおいしいものを全部詰め込んでいらっしゃる!
感想メモには「大団円の最終回〜秋の味覚づくし〜」って書いてありました。たぶん素敵なランチコースのフィナーレにふさわしいという意味だと思います。

☕️紅茶と小菓子

ギモーヴ、ポルポロン、ゼリーみたいなの

ギモーヴ、しゅわっと溶けた!
ポルポロン、ほろほろっと溶けた!
右の黄色いのは最高級の彩果の宝石みたいな感じ!

食後の飲み物は紅茶をオーダーしました。(コーヒー、紅茶、エスプレッソ、カプチーノから選べます)
香り高くておいしい紅茶でした!茶葉の違いとかはわからないけど良いものだということはわかる。幸せ〜☺️


そんなこんなでおいしいご飯を楽しみ、自問自答トークやお洋服の話をしてたっぷり2時間半、素敵な時間を過ごさせていただきました。ごちそうさまでした!


ちなみにお屋敷内の見学もできます。
この日は夜に結婚式があるとのことで、あまり長居はせずに見て回りましたが本当に本当に素敵でした😭

たまらん応接室❣️
シガールームはイスラム様式の装飾
日の光が美しいです
ゆきちぃさんのバッグときゃわツーショット
ときめきが止まらない
ステンドグラスもかわいい
ガマズミの実かな?
各地から取り寄せたという素敵な家具たち(の脚)
当時の生活に思いを馳せてしまうね
まぶしっ
素敵なフロアライト!
🕊️🕊️🕊️
この可愛さ!ここお手洗いなんです!ここに住みたい😭
お手洗いの照明 かわいいよぉ〜😭


かつてここで暮らした人たち、戦後の混乱期を経て朽ちてしまった建物、それを長い時間と途方もない労力をかけて修復した人たちに思いを馳せてじんわりとした気持ちに🥹

暖かい時期にはお庭を眺めながらの食事もできるそうで、ゆきちぃさんと薔薇の季節に再訪することを誓いました🥰
ロマンティックな世界観が大好きな我々にとって、そんなのぜったいぜったい素敵な体験になるに決まってます。今から楽しみ❣️お金稼ぐぞ〜❣️

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