犬街通信 2023年3月号
少しずつ暖かくなってきましたね。3月の犬街は、恒例の月一イベント、新しくスタートする朗読イベント、作品展示と盛りだくさん。ぜひぜひお越しください。
今月のイベント
3/11 読む前に書け(執筆ワークショップ)
毎度好評、安孫子正浩さんによる月イチ執筆ワークショップ。15分で400字詰め原稿用紙1枚の作品を執筆し、批評しあいます。初心者歓迎。
ご予約は info[a]inumachi.main.jp まで。
★参加費700円のうち300円を犬街クーポンで還元します。
3/17〜19 ドッグPOP個展「ドッグPOPのLOVE」
イラストレーター・イトウヒロキさんによる作品群「ドッグPOP」の展示を行います。あらゆる規範に抗う自由さと卓越したセンスで独自の世界を展開するイトウさん。二匹のオス犬をモチーフにしたケミカルなポップアイコン「ドッグPOP」が無限増殖し、世界をLOVEで包みます。ぜひお越しください。作品・グッズ販売あり。
◎イトウヒロキさんInstagram→https://www.instagram.com/poplovepop_1996/
【中止】 3/25 朗読多面体(オープンマイク)
追記:タムラさん体調不良のため中止とさせていただきます。
詩人・タムラアスカさん主催の朗読オープンマイク。おひとり10分間、ライブ感覚でパフォーマンスしていただけます。ご予約はタムラアスカさんまで。
★参加費700円のうち300円を犬街クーポンで還元します。
*犬街ではマイクは使用できないので、アカペラにてお願いいたします。
今月のおすすめ本
『雨犬』
版画=柳本 史、文=外間隆史 未明編集室
雨が好きな老犬と、若いペンキ職人の二人が過ごす時間。美しい木版画で描かれる雨犬がとにかくかわいい。寂れたかわいさです。空気中の水素の粒から人々の記憶の残滓を嗅ぎ取る雨犬。どこか蔭のある若いペンキ職人。読後には本の中で語られないことがほわんほわんと胸を満たします。造本も美しく、本棚にずっと置いておきたい一冊です。
反トランス差別ZINE『われらはすでに共にある』
多様性という言葉が溢れかえる中で、すでにそこにいる人たちを突然現れた脅威のようにみなし、攻撃の対象とする差別言説が蔓延しています。反トランス差別を掲げる本書は、一人ひとり異なる身体や性自認をもつ人々が綴った文集です。漠然としたイメージではなく、一人ひとりの具体的な声や痛みを知ることから始められることがきっとあるはずです。