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バイクに乗っていると・・

こんにちは、部屋にカエルがいましたイヌです。

いきなりですが、バイク乗りってのはなんかおかしな仲間意識を持っている方達が割といまして、コンビニや道の駅等で休憩していると話しかけてくる方が結構いるのです。

話しかけて来るのは一向に構わないのですが中には、『オメエさんは何様なんだよ?』って人も居ますし、『お・・おう・・やべえヤツじゃん・・』って方も居ましてですね、今回はそんなツーリング先で出会ったバイク乗り()達のお話しをしたいと思います。


・某インター近くのコンビニにて
その日はツレと福島県中通り地方へアテもなく走りに行き、家までもう少しにも関わらずアタクシがタバコが吸いたい!タバコが吸いたい!と駄々をこねたのでコンビニで休憩をすることにしたのです。
我ながら全くもってどうしようもないヤニカスです。

まあ〜そんなんでアタクシはコンビニに入りジュースを買いヤニ切れで震える手でタバコ取り出しぷはあーとタバコを吸っていますと、ZZR1100の傍らでコーヒーを飲んでいる先客がいる事に気付きました。
アタクシは『お〜ZZRやーんデカいなあ〜』くらいしか思わなかったのですが先客ZZRさんはどうやらアタクシのGPZが非常に気になるご様子でやたらと見て来るのです。
もうチラ見ってレベルではなく視姦レベル。
もしGPZがピチピチの女の子だったならばすぐさま110番で御用だったに違いありませんでした。

そして『あ〜これは絶対こっち来るわ』なんて思っていましたら、案の定こちらへテクテクとやって参りまして「うわあニンジャ良いっすね!ちょっと見て良いですか?」と仰るのでまあ減るもんじゃないし「ああどうぞどうぞ」と見て頂いたのですが、突如として自分語りが始まりましてアタクシは『うわあ・・めんどくせえなあ・・』なんてちょっとだけ思いつつも「あーそうなんすね」「へえ〜」「まじすかー」等と素晴らしいコミュニケーション能力を発揮させていましたらツレが何かを察したのかアタクシに『もう良いから早よ帰ろ』的な目配せをしてきたのでアタクシは「んじゃボクらはそろそろ帰りますね、気をつけてください」と挨拶をしましたらZZRさんがこう言って来たのです。

「じゃ俺も帰ろうかな今日は高速で240キロ出したし満足っすわ〜あははは〜じゃお気をつけて!」

アタクシはその瞬間こんな風に思いました『あ〜馬鹿なんだろうなあ・・240キロ出したい気持ちも分からんでもないけどそれわざわざ言う??ダサすぎんだろ・・』です。

いやね、アタクシだって法規速度守ってますか?なんて聞かれたら胸張って守ってます!なんて言えないけど流石に公道で200km/hオーバー出すような事はいたしません。

なんだかツーリング終わりに残念な人に遭遇してしまったなあ〜なんて思いながら帰路につきましたとさ。

追伸:帰路中インカムでツレの発言
「ああいう馬鹿は一人で沼にでも突っ込んでねば良い!」


・ワインディング手前の某コンビニにて
その日はワインディングが大好きな友人に誘われ"ワインディング繋いでラーメンでも食べさ行ぐべやツーリング"でして、白河で馬鹿うまいラーメンを食べた帰りの事でした。

市街地に出る前にワインディングをちょっと走ろうとなったのですが、その前にコンビニで休憩しようとなりまして某コンビニにて休憩をしているときでした。

アタクシと友人K君はバイクから降りるなりすぐ店内に入り尿を放出し、飲物を買ってタバコ吸いたいねえ〜なんて話しながら外に出ますともう1人の友人Yがアタクシ世代くらいのオジサンと話していたのです。
その友人Yはとても愉快でおおらかな人なのですが何やら困ったような顔をしていたのです。

「ちょっと待ってK君!Yちゃんなんか様子おかしくない?」
「んだね・・面白そうだからちょっとここで観察しようぜ」
と、なりましてアタクシと友人K君はちょっと離れたところからYちゃんとオジサンの動向を見守る事にしたのです。

オジサン「大きいバイクですねえ何シーシーあるんですか?」
Yちゃん「あー1100ですね」
オジサン「なんかココがガラガラのバイクもありますよね?」
Y
ちゃん「ガラガラ・・?・・あ!アレはスカチューンって言ってバッテリーとかを全部シート下とかに移すんですよ」
オジサン「へえ〜なるほど〜それにしても大きいバイクだなあ〜バネも凄いですねえバネ!」
Yちゃん「バネ???バネ・・・??えぇバネっすか?バネかあ・・??」

もうこの時点でアタクシ達は笑いを堪えるに必死でしたが、Yちゃんから『助けて!』のサインが発せられてましたのでアタクシはしょうがないから「Yちゃん行くべさ〜」と声を掛けアタクシ達はこの場から去るんだよ〜という事をオジサンに暗にお知らせしたのです。

するとオジサンは出来る子だったのかそれを察し「あ、お友達のも大きいですねえ!では、お気をつけて!」なんて声をアタクシにも掛けてくれたのですが、アタクシ今日はRZなのでめちゃくちゃ小さいんです・・目ん玉大丈夫かよこのオジサン・・・なんて若干思いましたが
「ありがとうございます〜」と一応挨拶をしまして、さあ〜軽くワインディングぶっ飛ばすかあ〜とメットを被りエンジンをかけさあ行くべ!となったのですがYちゃんにオジサンが駆け寄り「あ!ちょっと待ってて下さい!」と声を掛けたかと思うと車に戻り何やらガサゴソしてるのです。

はて?何だろ?なんて思っていますとオジサンがロッテのチョコパイ(箱ごと)を持ってYちゃんの元に駆け寄って行くではないですか。

皆様は見た事ありますか?
チョコパイ(箱ごと)を携え小走りしているオジサンを。アタクシはないです。

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年生きて来て初めて見る光景でしたが、アタクシはチョコパイ(箱ごと)を持って走るオジサンが面白すぎてメットの中で爆笑でした。

そして、チョコパイオジサンに駆け寄られたYちゃんは明らか困っている様子でして「いや〜大丈夫っすよ!ほらバイクだしバックもないから大丈夫っすよ〜」
なんて言っていたのですが、チョコパイオジサンは誰かに耳をもがれてしまっているのか、はたまた耳にハムスターでも詰まっているのか「良いから良いから〜まだ沢山あるしさ〜みんなで食べてよ〜」
と全く噛み合っていない言葉を吐き出したかと思うとYちゃんにチョコパイをグイグイと押し付け始めたのです。

もうこうなると基本人が良いYちゃんは致し方無しにチョコパイを受け取るとチョコパイオジサンはただのオジサンになったからなのか脱兎の如くの速さで車に戻って行ってしまったのです。

必然的にそこに残されたのは、バイクに跨ったままロッテチョコパイ(箱ごと)を両の手でしかと抱えたYちゃんの姿。

もうおかしくておかしくて堪らなくて笑い死にしそうだったのですが、K君が「ほらYちゃん早く行くよ!チョコパイしまいなよ!」と懐にチョコパイしまいなよ的なジェスチャーをしブィーンと走り始めてしまったのです。(意地悪ではなくいつもこの2人はトム&ジェリーみたいな掛け合いをしています)

アタクシもこれは面白そうだと「ほらYちゃんK君行ったから早く!」とせっつくとYちゃんはクソーとばかりに懐にチョコパイを入れ走り始めたのですが、コーナーを抜ける度に懐のチョコパイが落ちそうになるのか左手で腹の辺りをグイグイ。
アタクシはYちゃんの後ろを走っていたのですが恐らく50回くらいはグイグイしていましたです、はい。

まあ、そんなこんなでなんとか地元迄帰って来まして、流れ解散する前にもう一度休憩しよ〜となりコンビニに寄ったのでYちゃんに
「あのオジサンなんだったの?」と聞きますと
「いやさみんなトイレ行ってる時に話しかけられてさ、まあなんか邪険にするのもアレだし話してたんだけど、なんか昔バイクに乗ってたんだよって言うんだけど免許はないって言うんだよね・・・おかしくない?してバネって何だよ・・みんなも聞いてたでしょ?みんな知らないフリして眺めてたでしょ!!」
とちょっと御立腹のご様子。

でもまあいつもこんな感じなのでアタクシ達は「まあでも良かったじゃんチョコパイ貰えたし」と笑いながら宥めていますとYちゃんがこんな言葉を溢しました。

「バイク乗ってたオジサンは今までもいたけど免許なかったオジサンは初めてだったなあ・・」


そんなレアオジサンとの遭遇記でした。

後日談:
Yちゃんあのチョコパイ食べたの?」
「全部食べてやりましたよ!」



最後まで読んでくれてありがとうございます!
また変なバイク乗りと遭遇したら書いてみます〜

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