作者近影・贖罪
作者近影:みなさんいかがお過ごしですか?
わたしはいつも通り精神的に不安定な日々をすごしています。心理検査で先生に主観が強いって言われました。心電図では異常があったみたいで3回くらいはかりなおしてくださったみたいです。果たしてどこに異常があるのか聞くことを忘れておりましたが、心臓に負担がかかっているってだけ言ってました。てか、主観が強いって自我が強いってこと?ないと思ってた。
現在はバイトと日中の散歩以外の時間は家にしまわれておりますが家族間の仲を気遣うあまり、以前にも増して他者と関わろうとする力がなくなってしまい、LINEはすっかり公式アカウントからの連絡で埋め尽くされもはや人が見当たりません。…それは嘘でちょこちょこ連絡を頂く機会はあるんだよね。でもどうやって言葉を返したら不快にならないかなとか余計に考えてしまって、いつの間にか1ヶ月以上が経ってしまうんだよね。
幸いなのはあたしの周りにも返信めっちゃ遅い友達がまあまあいること。余裕で1ヶ月1年返ってこないから気が楽。でもひとりだけ今にもしんでしまわないか心配な状態で1年連絡が返ってきていない、あの娘だけが本当に心配…
その子はね、わたしが中学校でいじわるされて泣きそうになっていたときに声をかけてくれた子で高校に上がっても仲良くしてくれていたんです。
わたしにとっての唯一の高校の同級生。
じゃあすぐに連絡しなよ!って思うかもしれないけど…わたしはなかなかに内向的だしつらいときに連絡がきても自分のことでいっぱいいっぱいで
「お気遣いありがとう」なーんて言葉を返信する気力がないってことは本当に理解しているからなおさら連絡ができないまま1年が過ぎてしまったようだね。気軽に連絡がしたい、でもわたしから連絡がきても嫌じゃないかな…とか最悪の事態になってしまっていたとしたらわたしは罪悪感でどうしたらいいかわからなくなってしまいそうだ、なんて考えている。弱きものですからね。
話を変えよう。
今日は本屋へ散歩に行ってブラックペアンがドラマ化されることを知り、ヒグチユウコさんがカバーイラストを描いている双子のひみつっていう本がとにかく魅力的で心がキラキラして、百年文庫の夢という本にはポルガー、三島由紀夫、ヘミングウェイの作品がつまっていて表紙の手触りがそれはもうすばらしくてうっとりして、関心領域の原作が存在することに驚き、医師作家の短編集よりも医師作家の生活をだれか密着して本にしてはくれないかと大きい声を出しそうになった。
ここしばらく、好きだったはずのものがなんだったのか思い出せずメメントモリというソシャゲをやってみている。ラメント、と呼ばれるキャラクターごとの曲が素敵で、素敵でたまらない。
わたしはクラシック音楽への理解が非常に深いわけではないが、ゼロでもないのでラメントにチャイコフスキーの白鳥の湖の一部分を引用されているフレーズを聞いたとき、うきうきした。魂の洗浄、または保湿。クラシック音楽は心までまっすぐ会いに来てくれるので大好きです。
アルバイトも順調かわからないけど、時代の進歩に助けられていい感じに頑張れている。
はやく資格を取って、単位を取って、稼いで母の時間を返さなきゃ 母の苦労を綺麗な思い出にして返さなきゃ そう思う毎に罪悪感で身体や脳が動かなくなってしまうね。
贖罪は簡単であってはいけないとわたしの美学が申しているので、それで良いんだと思う。
本当は…… と、これはやめよう
空が白みはじめたからちゃんと寝よっか