グミのお話 母の口癖「よーく噛んで食べるのよ~」
みなさん、こんにちは!お元気ですか?犬飼薬局です。
前回と比べると少し難しい話をしていきたいと思います。
難しいことは分からなかったにしろ、昔から噛んで唾液をだす事が身体に良いことは、なんとなく皆さん知っていましたよね!食事のたび母に言われていたのを思い出します。
唾液には、歯周病の増殖を抑えたりインフルエンザのようなウイルスを退治したり、発がん性を疑われている物質の毒性を著しく減少させるスゴイ働きがあるそうです。
更に、良く噛むと満腹中枢が刺激されて食べ過ぎを防げるし、脳の神経の成長を促進させるホルモンが分泌されるので、よく噛む子どもは勉強のできる賢い子になる傾向が!
日本人は、農耕民族で昔から米や麦を良く噛んで唾液を出てきました。
よく噛むことで唾液をだし、そして酵素を生み出す!その生み出された酵素が、身体の細胞を活性化し、新陳代謝を高めるのです。
そうやって日本人は、丈夫な身体を作ってきたのです。
しかし、その営みは現代の柔らかい食事によって失われつつあるのです。
ひみこのはがいーぜ!
噛む事の効用を、咀嚼回数の多かった弥生時代の卑弥呼にかけて表したものです。当時は、硬くて噛み応えのある食材だったので、噛む回数は現代と比べ物にならないくらい多かったのです。
忙しい日常生活で、食事時間の減少や、欧米食の普及により軟らかい食べ物を好むようになったことから、噛む回数が激減してしまいました。食生活の変化は危険のシグナルです。
知らず知らずのうちに、現代の顎の発育や、入れ歯人口に大きく影響しているのです。
~よく噛むと、いいこといっぱい~
「ひ」肥満を防ぐ
「み」味覚の発達を促す
「こ」言葉の発音がはっきりする
「の」脳の発達を促す
「は」歯の病気を防ぐ
「が」ガンを防ぐ
「い」胃腸の働きを促進する
「ぜ」全身の体力向上