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大きな病気と診断され、充分に働けなくなった時
お金を心配せず療養できるだろうか?
家族や子どもの生活はどうすればいいか?
高額療養費制度とは…
政府は「高額療養費制度」の上限額引き上げを検討しています
「高額療養費制度」は、高額な治療を受けた場合に、患者の負担が重くならないよう年齢や年収に応じて、ひと月あたりの医療費の自己負担に上限を設けているものです
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政府の方針では、この制度を堅持していくため、現役世代の保険料負担の軽減を図る一方で、療養している方の自己負担額は増加することとなります
報道によると、平均的な年収の区分であるおよそ370万円から770万円では、月単位で8000円余り引き上げるとしています
2人に1人ががんに罹患する時代
私は県議時代、多くのがん患者やご家族の皆さまから、治療への不安や仕事・生活との両立、経済的負担など様々なお声をいただき、愛知県へ支援拡大の要請を繰り返してまいりました
がん治療の高度化に伴って、治療費も高くなり、高額療養費制度の上限額まで負担している患者やご家族は多いです
毎月の自己負担の上限額の引き上げは、治療が長期化している場合は特に負担が重いと思います
治療を控えることにつながるのではないかと懸念します
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セーフティネットを堅持せよ
公明党は現在、長期化に伴い上限額が下がっていくような緩和策を政府に求めています
私は、現役世代が安心して働けるのは、いざという時に自分も家族も守ってくれるセーフティネットがあるからだと思います
大きな病に直面している方の自己負担が増加すること自体に反対です
粘り強く議論を続けていかなければなりません