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ブラチリブ合宿2019 day3

ブラチリブ、こと世田谷学園地理部は2019年の夏休みの合宿にて、仙台、山形の二県に三日間の合宿に行ってきました!今回は三日目に行ったところを紹介します!

山形市

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私たちは、仙台の駅から仙山線で山形駅へ向かいました。山形県山形市は、山形県の県庁所在地で、人口は約24万7000人で、西は宮城県と隣接し、奥羽山脈の蔵王連峰が存在します。芋煮、冷やしラーメン、玉こんにゃくが有名です。地名の由来として、「山形」には「山の近くの土地」という意味があり、蔵王山の裾野にある街なのでこの名がついたそうです。

天童市・書き駒体験

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天童市は人口約6万2千人ほどの町で、名産には将棋ごま、さくらんぼ、そばなどが有名です。私たちは『天童将棋むら』で将棋の書き駒体験をさせて頂くことになりました。本場の駒作りで使う漆は扱い方が難しいので、今回はインクを使いました。カーボン紙を使って駒に下書きをし、その線に沿ってインクで縁取りをして、その中をインクで埋めていくという手法です。駒に書かれる文字としては、『左馬』が一般的です。これは「馬は左から乗ると失敗しない」という言い伝えに由来し、幸福祈願のほか、競馬などにも縁起物として重宝されているそうです。ちなみに私は、将来の幸運と勝利を願って、『幸』という文字を書かせていただきました。

愛宕神社(山形県天童市)

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愛宕神社(天童市)は、全国各地にある愛宕神社の一つです。古くは戦国時代に山形城主最上義光が天童城跡に神社を建立したのが始まりです。小高い山の頂上に建てられていて、境内からは天道市街を一望することができます。

山形城(霞城)

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山形城(霞城)は、山形県山形市の中心部に存在する美しい堀にかこまれた城で、別名霞城とも呼ばれています。城内の二の丸大手門には、城主の最上義光の騎馬像があります。この城の別名である「霞城」の由来として、1600年に関ヶ原の戦いが繰り広げられていた頃、東北でも『東北の関ヶ原』と呼ばれる『慶長出羽合戦』が繰り広げられていました。この合戦の撤退戦である「長谷堂合戦」において、敵方の上杉軍は山の上からこの霞城を見ようとしましたが、霧に囲まれて見えなかったことに由来しています。これは昔霞城周辺は湿地帯で、季節も秋だったことから霧がかかりやすい状況だったことが関係しています。

合宿後記

今回私たちは、仙台、山形の二県の各地を旅し、東北地方の歴史や地理を学ぶことができました。東北地方は奥羽山脈によって東西に分かたれているので移動途中でもたくさんの絶景を見ることができました。そして個人的には仙山線の車窓からの景色が最高でした。現地では何回かトラブルも起こりましたが、その度に現地の人が優しく接してくれました。去年は合宿に行くことは出来ませんでしたが、来年また合宿に行けることを楽しみにしています。

YouTube:

天童将棋むらタワー

http://www.shogimura.com

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