軍手の汚さに反応する人達　～動画制作裏話「ロマンス」編～

2週間ぶりのnoteへの投稿なのだ。サボってたというより今作っている動画制作に結構時間がかかっているんです。で、これはもういつものサイクルに間に合わんなとうことで久しぶりに1週間動画投稿をサボっている状態になりました。1週間なにもネット上に投稿しないのは1年ぶりで習慣が崩れるのが怖くてスキマ時間にnoteを投稿することにしました。前置きはここまで。

今回は過去に作った動画の中で結構気に入っている1本を紹介して、制作の裏話を盛り込んでみました。選んだ動画はこちら。（別に視聴しなくても読める構成にしているのでご安心を。）

当時とにかく動画制作時間を下げてなおかつ映像として面白い物が撮れないか悩んでいました。デジタルイラストを描き始めて半年という浅さもあったのでいっそのこと普段慣れ親しんだ道具で動画を撮っちゃえ！と思って作ったのがこの動画です。

SonyのRX100M4というコンデジの中ではちょっとスペックのいいカメラを持っていたのでそれを小さい三脚に着けて撮影していました。スケッチブックに対してカメラを真上に固定しなければいけないので、三脚を強引に傾けて根本をホテル備え付けのポットや瓶に沿わせてメンディングテープでぐるぐる巻きにするという危うい固定の仕方をしていました。

当時ホテル住まいだったのでベットの脇にある暖色系のランプを照明として使ったのがかなりいい効果を出していると思ってます。

またフルカラーとまではいかなくても色合いが欲しかったので影を水色で塗るという事も挑戦しました。これはアニメの原画からヒントを貰いました

アニメの原画では影やハイライトを塗る場所を指示するために水色や赤で囲ったりするのですが、僕はあの”感じ”が大好きなのです。線の美しさが引き立つし、着彩されていなくても十分鑑賞に値する魅力があると思ってます。なので画集よりも設定画集の方が好きだったりします。そういった部分を少し取り入れたいと思って敢えて鮮やかなコバルトブルーを使って影を描きました。この方法は最近も良く使っています↓「ゴジラKOM感想動画」

またその場の思い付きで、メモ帳を取り出してみたりコーヒーを入れた映像を撮ったりといろいろ試せたのも楽しかったです。

これらのアイディアは最初のプロットにはありませんでした。コーヒーの映像に関しては撮影中の休憩で淹れる時に”撮っておいたらどっかのカットで使えるかもね”と思って撮影したら思わぬ所で使えました。PCの中で原稿を書いて素材を集めて、イラストを描いて・・・というプロセスでは中々出てこないアイディアを思いつきでやれるのはとても新鮮でした。また作業の工数もかなり下がりました。もともとの漫画の画風がかなり自分の好きなジャンルだった事もあってエンドカード以外は全て一発撮りで90分ぐらいの撮影時間だったと思います。もともと鉛筆＋スケッチブック＋水彩が一番慣れていたというのもありますが”テロップと効果音を無理に入れなくても動画として成立する”というのがかなり大きかったです。

良く考えればそれはあたりまえの事で、カメラを回して撮影した映像という素材があって、それを編集ソフトで見やすく加工するというのが世間でいうところの動画制作という事を忘れていたんだと思います。そう考えると今までの動画の作り方はけっこう狭い視野と空間で不自然なプロセスを撮っていたんだなぁと改めて思いました。

反省点もあります。カメラをオートフォーカスにしていたので手がレンズに近づくとそっちにフォーカスが当たって肝心の絵のピントがずれてしまうシーンが結構あります。

後半はなるべくレンズの中央に手が映らないように注意して描きましたが、この辺はちゃんと設定を勉強したいと思います。

あともう一つの反省点は左端で僕がずっと映っている所です。これはやめた方が良かったと思ってます。せっかくいろんなカットで単調にならないように工夫していたのに左端に同じ映像がずっといる事で躍動感が損なわれてしまったように思います。この動画に関して言えば冒頭が終わったら移さずに声だけにすれば良かったと思っています。（最近の動画はその辺気にしていぬじまを映さないカットを織り込んでいるので比べて見ても面白いかもしれません。）

この動画を撮ったあたりからPC内でFacerigに原稿を読ませてテロップとネットで集めたフリー素材を編集ソフトでこねくりまわすという動画の作り方に疑問を持ち始めるようになったので結構自分の中では思い出深いです。動画の内容が単調にならないためにも定期的にアナログ動画は上げたいと思ってます。

最後に駄文を追加して終わり

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閑話休題あるいはメインテーマ

この動画に対して結構あったのが「軍手が汚い」という感想でした。動画のコメントには無いのですが、マシュマロとかの無記名フォームだったり参加企画で結構言われたのが意外でした。アナログで絵を描く時、特に柔らかい芯の鉛筆とか絵の具を使う時は紙に擦った汚れが付かないように軍手を付けて作業をします。また指の付け根をカットして動かしやすくしているのですが、そこにどうも嫌悪感を感じたり気になる人がいた見たいです。

そこ突っ込む？

無記名ですが「生理的に無理」とか「せっかくの絵が台無し」という文章をわざわざ僕に送ってきた人もいるぐらいです。絵を描けば道具は汚れるし、そういう部分も映すからクオリティ低い絵でも動画として成立してるんですよ。綺麗な手と道具で綺麗な絵が完成する映像を見たかったらクリエイターの方のチャンネルにいっぱいあるけどあんま面白くないじゃん（好きな絵とか作家でない限り）

大体人間の脳みそって優秀で、見たくない映像とか雑音に対しては意識的に蓋をすることができるんですよ。不快に思うなら軍手に意識しないようにして絵だけ見たらいいじゃない。滑舌が悪いと思ったんならそこに目をつむればいいじゃない。ストレスフリーな映像を求めるならテレビみましょテレビ。

汚いからダメ・嫌って思春期の少女みたいなピュアな気持ちをいぬじまにぶつけるのはそもそも酷な話ですよ。おっさんの残り湯で風呂入れない的な気持ちは僕にはピュアすぎて受け止められませんでした。僕はおっさんの残り湯でも追い炊きしてたらOKなタイプです。毛とか浮いてても

↓特にいい感じに汚く映ってる軍手集めてきました。あまり映っていないけど日は左手は右の倍ぐらい汚れてるぞ＾＾

確かに軍手汚ったねぇなｗ　って思うけど別に鼻くそ付いてるわけでもないやん。絵描いてたらそれぐらい汚れるなってていう汚れ方じゃない？

Youtubeを見るとラーメンの麺を途中で噛み切ったり、チャーハンで先にご飯と卵を混ぜたり、爪が伸びている手を画面に映したりしただけで鬼の首を取ったように叩く人がいるけどもうそれは、言いにくいけどちょっと気が違ってると思う。人間汚い所はあるし、それが面白いのにさ。

うんこしないのは一部のバーチャルYoutuberとアニメキャラとアイドルだけでいいじゃん？

いぬじまは休日鼻毛伸びてるし床に落ちたポテチは10秒ルールだし、なんなら動画取る時は大体ズボンはいてないよ。幻滅させてごめんな。

神経過敏な人はもっとこういう動画見てその感覚を麻痺させた方がいいよ

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駄文終わり。いぬじまちゃんねるの次回作にご期待下さい！