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空前絶後の変わった歌詞

昔から変わった歌詞の曲って、いろんな曲が挙げられてますよね。

この前紹介した、ブリーフ&トランクスなんて典型的な変な歌詞をのせてるバンドですし、言ってしまえばコミックバンドは、どれも変な歌詞の曲と言えるでしょう。

最近で言うと、岡崎体育ヤバTなんかも、変な歌詞と言えるような面白い曲をたくさん出してます。なんなら俺が最近ハマってる、座・人間なんて、「チャーハン食べたい」という曲を作ってますからね。歌詞も変わってますけど、そもそもタイトルから変わってる事もまぁまぁございます。

ただ俺の中で変わった歌詞の曲って、絶対に超えられない2曲があるんですよ。個人的にキングオブ変わった歌詞の曲があるんですよね。

1曲はこちら。


B'zいつかのメリークリスマスでございます。

言わずと知れた名曲ですけど、よく考えるとこの歌詞って変わってると思うんですよね。ってか、ちょっと状況が変なんですよ。

ゆっくりと12月の あかりが灯り始め
慌ただしく踊る街を 誰もが好きになる

この曲は、クリスマスの街並みから始まります。夕方から夜になり、クリスマスの高揚感が伝わる、とても素晴らしい歌詞やと思います。


僕は走り閉店間際
君の欲しかった椅子を買った


そして街から自分へとカメラは移ります。いつかのクリスマス思い出として、プレゼントを買いに走ったことを、回想するシーンです。


荷物抱え電車の中
ひとりで幸せだった


でもここで思っちゃうんすよ。

クリスマスに電車で椅子買うんや、って。


彼は閉店間際ですから、夜の7時とか8時家具屋に走っていったんやと思います。それに当時ニトリみたいな組み立て家具なんて、無かったと思うんですよ。結局裸の椅子を抱える訳です。

想像してみてくださいよ。

満員電車で、椅子抱えたお兄さんが、幸せそうににやにやしてる光景。


絶対変な人でしょ。

クリスマスの歌っていうより、電車で椅子買う歌の印象の方が強くなっちゃうでしょ。


この曲、情景描写が綺麗からこそ、なおさら椅子に目がいっちゃうんですよね。想像できちゃうんですよ。電車で膝に椅子乗せたお兄さんが、ニヤニヤしてる姿とかが、脳裏にばっちり浮かんできちゃうんですよね。

大体この曲で言うと、椅子じゃなくていいじゃないですか。もっと小さいものでよかったはずですし、でも時計でも有価証券でも、「君の欲しかった」をつければ、ある種なんでもハマったわけなんですよ。

その中であえて椅子を選んだ、いつかのメリークリスマスは、やっぱり変わった曲と言わざるを得ないんですよね。


そして、もう一つはこの曲。

ロマンスの神様でございます。

広瀬香美の代表曲であり、世代を問わない間違いのない名曲ですけど、この歌詞もまぁー変わってるんすよね。

ってか広瀬香美の歌詞って、全体的に変わってるのが多いんですよね。結構凄いこと言うてるし、中々ぶっ飛んでるんすよ。

例えば、ゲレンデが溶けるほど恋したいとかもそうですよ。


「かぜひくよ」そっとマフラー貸してくれた
なんて優しい人

そんな矢先くしゃみ連発信じられない
なんでダメな人


ひっどいんよ。

くしゃみひとつで優しさ帳消しにされちゃうんよ。


そんなレジェンド級の広瀬香美ですけど、ロマンスの神様が、コレまた凄いんですわ。

もうまず2番のAメロの歌詞からすごいっすよね。

ノリと恥じらい必要なのよ
初対面の男の人って
年齢住所趣味に職業
さりげなくチェックしなくちゃ

待っていました 合格ライン
早くサングラス取って見せてよ


何様?

広瀬香美以外が言ったら、多分大炎上。


そしてこの曲はまだ終わりません。

2番がハイテンションのままズカズカ進んでいって、Cメロ。ここでも広瀬香美は、才能を遺憾無く発揮します。


よく当たる星占いに そういえば書いてあった
今日会う人と結ばれる


ここまでは、ただのラブソングです。

もちろん、こんなもんじゃ終わりません


今週も来週も再来週もずっと
Oh yeah!


それはよく当たる星占いではない。

毎週同じこと書いてある占いは、バクや。




個人的にこの二曲に勝る、変わった歌詞の曲未だ見つけられておりません

コレからも永遠に続いていくであろう音楽の歴史の中で、これらの曲を超える変わった歌詞楽しみにしつつ、一旦やめさせていただきます。

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