
花さかニャンコはフィールド魔法
皆さん、花さかニャンコってご存知ですか?
知らないって方は、とにかくまず聞いてください。
聞きました?
この曲の薬物感半端なくないっすか?
もはや洗脳なんすよ。アニメ付きなのに歌詞のストーリーが一切わからんし、くどいほど耳に残るフレーズを繰り返すし、おまけに最後は二段階で転調するんすよ?
この曲を作ったのは闇の研究機関なのか、と疑うレベルですからね。日本人をダメにする為に作られたと言っても過言ではない、洗脳ソングなんですよね。
この曲さ、3年くらい前に友達と泊まりで遊びに行ってた時に、朝方テレビから流れてきたんやけどさ、もう友達とかそっちのけになっちゃいましたもん。友達が何話してようが、「にゃんこ にゃんこ 花さかにゃんこ」しか頭に流れてこんのやもん。
もし仮にこのタイミングで川で溺れてるおばあちゃん見つけたとしても、この曲流れてたら、うまく喋れなくなっちゃいますもん。
万が一、「大丈夫ですか!」といえたとしても。
「ちょっと待っててください...!僕が助けを...にゃんこ! ニャンコ!花咲ニャンコ!」って思考ジャックされて、クレイジーな事を言うに違いないもん。
下手しい、溺れてたおばあさんも覚醒して、バタフライで帰ってくる可能性すらありますからね。
でもしゃあないですよ。
冷静にこの曲を考えてみてくださいよ。
そもそもの歌メロが鬼キャッチーで頭に残るのはわかる作りなんすよ。はじめのやつがサビなんかな?サビ始まりでもうキャッチーなんすね。
んで続くAメロですよ。
「枯れ木に花をー ピポパポパ!」
ゴリゴリの洗脳フレーズ。歌詞の意味なんて、何一つわからんですからね。
ただ頭のしわがだんだん無くなって、脳みそがトゥルントゥルンになっていくのが自分で分かるだけでございます。
そして曲は続いていきます。
「ジャングルジムにもピボパポパ! 」
「ピボパポパ!!!」
てぃてぃとw てぃっとw てぃとんとんとんww
「にゃんこ!にゃんこ!はなさかにゃんこ!!」
そうなりゃこちとら、両の拳を天ですよ。
洗脳サビをごり押しですから。
一生このフレーズを聞かされ続けてみ?
ゴルゴ13でも微笑むぞ。
んでまたこいつのすごいのが、フィールド魔法「ひだまり」を持ってるってところなんよな。
シーンによって音楽を使い分けるってなんとなくイメージつくと思うけどさ、この曲。度を超えてるから音楽の癖にシーンを変えて来よるんすよ。
そんなことできる曲なんて、「はなさかにゃんこ」か「スネ夫の登場曲」くらいなもんですよ。
スネ夫の登場曲はスネ夫のキャラが写ってるだけやからまだわかるけど、はなさかにゃんこに至っては単体で空気変えて来よりますからね。この前電車で湊かなえの告白読んでた時に、シャッフルではなさかにゃんこが流れて来て、本の方を閉じたもん。
読書中の曲なんて聞いてないみたいなもんやのに、はなさかにゃんこは割って入ってくるんすよ。
しかも「ひだまり」な感じで。
ただただほんわかした空気だけ俺の方に漂って来て、本なんか読めたもんやないですからね。
新しいタイプのキャッチーを提供してくれる、この花咲ニャンコをぜひその耳で、体感して見てほしいものです。
「ピポパポパーン!」が止まらんくなる快感を、是非皆様も体験して見てください。