宗教じゃねえ、インタビューだ。
2022年、石橋商店街とその周辺でゴゾゴゾ動いておりましたので、その成果をここに記しておこうと思います。主に「社会的処方」という活動をやりたくてゴゾゴゾ動いてました。
社会的処方とは?
社会的処方とは、住民に薬ではなく地域のつながりを処方する医療行為だ。例えば、夜寝られない人に睡眠薬を処方するのではなく、その人の趣味のサークルを紹介してみる。そうすることにより、活動的になり、夜ちゃんと寝られるようになるんじゃないかって感じだ。
厚生労働省もこの方法を推しているっぽい。興味ある人はこの本を読んでみてください。
ゲートボールおじさんに突撃し、500円をもらう
まずは住民の人に話を聞くことや!僕はそう決意して、ゲートボールをしているおじいちゃんたちにカチコミにいった。
ワレェどこのもんや。けつの穴から手ェ突っ込んで…みたいななことは言われず、みんな優しく話をしてくれた。
あるおばあちゃんの話によると、石橋は会館見たいな場所が少なく、老人の催しに参加するには結構遠くまで行かないといけないということだ。
他にも、足が悪くなった人は買い物にいけない…的な悩みがあった。
「お前、ええことしてるやん。これ持っていきや。」
というわけでゲートボーラーたかしは僕に500円をくれた。そのお金でジョウロと肥料を買って帰った。今はカルチエの畑に使われている。
病院にプレゼンしに行ったが、よくわからないと言われる
病院の協力を得ることが一番や!僕はそう確信し、近所の地域包括ケアセンターというところにカチコミにいった。
オッホン、私が院長である。オッホン、まずは俺の靴をなめろ…みたいなことは言われず、ソーシャルワーカーの方数人とお話ができた。
社会的処方について、意気揚々とプレゼンを作って発表をしたのだが、意気が揚々としすぎてよくわからなかったようだ。
とりあえず、一緒にやってくれる意欲のある医療従事者の方はいないか、住民に紹介できる地域のコミュニティを知らないか、ということを尋ねたが、大きな成果は得られなかった。
「社会福祉協議会の方に行ってみたら?そっちの方が君のやりたいこととマッチしてるかも。」と言われ、僕は再びサウザンドサニー号に乗り込んだ。
仲間集めの旅に出る
チョッパー、ブルック、フランキーなどの心強い仲間たちを従えて、僕は池田市の健康福祉センターにカチコミにいった。
社会福祉協議会の森さんはモリモリの実の能力者で、自分の思った場所に植物を生やすことができる。僕は森さんのツタに絡め取られ、そこでじっくり話すことになった。
なんでも学生ボランティアを集めて何か活動をさせるプロジェクトがあるらしい。一緒にやってくれる友達ができそうだ、ということでとりあえず参加してみた。いまも友達を作ろうとしている最中です。
お花を配れば全てが解決すると考える
僕はこの時お花にハマっていたので、よくわからないサービスを発明した。
阪大生がお年寄りの家にお花を持って行って話をするというサービスだ。お花はすぐに枯れるので定期的な訪問につながって、地域のつながりができるんじゃないかと思った。
この時、僕と同じようにお花に取り憑かれた小学校の教頭先生がいるらしい、ということを人づてに聞いた。なんでもお花を1000本植えて、小学生と一緒に地域の老人ホームとかに配っているらしい。めちゃくちゃええやないか、というわけで、社会福祉協議会の貝原さんを通して繋げてもらった。
みんなで話し合った結果、来年の7月と12月にお花を配ってみようという話になった。できれば地域の施設だけでなく、孤立しがちな地域の人にも届けてみようということも決まった。
このプロジェクトは今も進行なので、興味ある人一緒にやりましょう。
おばあちゃんに統一教会かと間違われる
長い間休止していた住民インタビューをもう一度やってみよう、ということになり、タローパンで和んでるおばあちゃんにカチコミにいった。
見事に統一教会の勧誘かと間違われて、危うくタローパンが統一教会石橋支店に認定されるとことだった。
これにはタローパンの店長、堤さんもブチギレかと思いきや、僕の口にピスタチオパンをねじ込んでくれた。ありがとうございます。めちゃくちゃ美味しいので皆さん食べてみてください。
ライブに行って感動して、もう一度考え直す
12/28は、僕の友達と先輩が所属するビッグバンドのライブを見に行った。
音楽でここまで人の心を動かすことができるとはと思って感動した。
ぽん吉という超かっこいいドラマーのドラムソロで変な声が出て涙が出た。
その感動ベクトルが自分の方にも向いてきて、なんでこの人たちはこんなに成果が出ているのに、自分は同じところでウロウロしているんだろうと
よく考えた。
自分なりに分析した結果、NWのみんながすごいのは、以下の3つがポイントなんじゃないかと思った。
一緒にやる人がいること
自分自身それを楽しんでいること
やるべきことが明確であること
なるほど。そう考えると、この一年何をすればいいのかよく分からずに、ただゴゾゴゾ動いていただけやった。確かにいろいろ人脈は広がったし、いろんな経験もできた。でもいろいろやりすぎて、ひとつの目標に対して収束していっていないし、成果が多方面に分散されているので達成感が得られていなかった。
いろいろやってみるのはここら辺で止めといて、ちゃんとゴール決めてそれをコツコツやろうと思った。
2022年、最後に前を向かせてくれたNWの人には感謝です…。
来年も、がんばるぞおおお