ノートに記録することでTaskChute Cloud2 ハンズオンをアップデートしていったお話【ユタカジン】
はじめに
こんにちは、ハレックです。
今回は、私が主催で開催させていただいている、TaskChute Cloud 2ハンズオンに関連する内容です。
といっても単純に宣伝したいわけではなく、今までハンズオンは三回実施していますが、毎回内容のアップデートをしていきました。
そのアップデートに至るまでの過程に、TaskChute Cloud 2のノートの力が大きく働いているので、そのことを交えてお話しようと思った次第です。
ログを残すこと、そしてそれを振り返ることの効果について、お伝えできればと思います。
TaskChute Cloud2 ハンズオンとは
TaskChute Cloud 2ハンズオンとは、その名の通りTaskChute Cloud 2を使いこなすことができるようになるためのハンズオン形式での講座です。
私はこのハンズオン形式に結構こだわりを持っています。
話がずれそうなので詳細は控えますが、私は会社でMicrosoft PowerPlatformを推進していく仕事をすることになったので、PowerPlatformの製品(PowerAppsやPowerBI、PowerAutomateなど)のハンズオン講座を受ける機会が何回かありました。このハンズオンが、単なる座学よりも学びとして定着する部分が大きくあり、そして実践に移すうえでも非常に役立ったので、これをTaskChute Cloud 2でもやっていきたい、と思ったのが始まりです。
開発者でもない私がやるのもどうかなと思いつつも、開発者であるjMatsuzakiさんに相談したところ快諾くださり、またハンズオンの内容について不備がないか監修をしてくださり、着々と準備を進め、TaskChute Cloud 2の正式リリースとほぼ同じタイミングでハンズオンも開講することができました。
では、実際にやってみてどうだったのか、次に活かすことをどう考えていったのかを書いていきます。
一回目を終えて感じたこと
時間が全然足りない
まず最初に思ったのがこれでした。
当初、このハンズオンは90分を予定していましたが、最終的には延長して120分で終了しました。
だいたいどこら辺で時間がかかっていたのかをプロジェクトノートに記載しました。そしてその内容から、時間の配分を見直すよりも最初から120分にした方が良いだろう、という結論に至りました。
行き当たりピッタリを目指したい
やはりこのハンズオンも行き当たりピッタリで終わらせることを目標としたいと思いました。そこで、120分で終わるような緻密なスケジュールを作成することにしました(一回目は120分も少し超えていた)。
ちなみに一回目に考えていたタイムスケジュールはこちら。
初めての実施ということもありましたが、絵に描いた餅でした。
そして、この反省を活かして次に考えた二回目のタイムスケジュールがこちらです。
一回目のスケジュールから細かく書いていると思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、二回目はさらに細かいスケジュールになりました。
なんにせよ、一旦これで二時間枠に収まるだろうという期待を込めて、このスケジュールで進めようと思いました。
気づいたこと、感じたことをメモとして残しておく
もう一つ、ノートに大事なことを書いていました。
気づいたことや感じたこと、これをとりあえずメモ書きで良いのでノートに残しておく、ということです。
これだけでだいぶ気づきが増えます。
思いついたときにノートに書いて、あとからそれを見直す、そんなサイクルを作りやすいのが、TaskChute Cloud 2のノート機能だと思います。
既に使われている方はご存じと思いますが、TaskChute Cloud 2のタスクにはプロジェクトノートというものを一つだけつけることができて、このプロジェクトノートに様々な記録を残しておくことができます。
プロジェクトノートの具体的な使い方をもっと知りたい、という方は、ぜひこちらも見てみてください!
二回目を終えて感じたこと
行き当たりピッタリで終了できた
これは二回目の成果としては素晴らしい思いました。
120分に時間を変更して、結局それも延長という形になったら大変だと考えていたので、行き当たりピッタリで終了できたのはハンズオンの講義としては大きな成長と言えました。
しかし、当然のことだと思いますが、あの細かいタイムスケジュールどおりに進めたのかというと全くそんなことはありませんでした。
ただ、タイムスケジュールを作成して良かったことが確実にあります。
それは、安心して進めることができた、という点です。
これは、タスクシュートにおけるプラン作りにも通ずるところがあると思います。
タスクシュートのプランも、作成したプラン通りにいかないことは多々あります。
しかし、プランを作成しておけば、多少横道にそれても、不意な割込みが入っても、プランに書かれたタスクが着手できれば問題ないと考えることができるようになります。
また、プランが厳しそうなら見直しをすれば良いのです。
そんな感じで、安心してタスクを実行することができます。
このタイムスケジュールも、まさにタスクシュートにおけるプランと同じ役割を果たしてくれました。
多少質疑応答で時間がかかっても、思うように説明できずに説明に時間がかかってしまっても、タイムスケジュールというプランがあるおかげで次に進む道が明確になり、そして安心して次の項目に進めるようになっていったのです。
この安心感が、結果的に行き当たりピッタリで終わるように進めることを助けてくれたのだと思います。
ハンズオンの回数を増やしたいという思いと時間が間に合うのかという葛藤
二回目のハンズオンを終えて、「ハンズオンの回数をもっと増やしたい」、というのがありました。
というのも、講義→実践→講義→実践→・・・というサイクルをたくさんまわして、実際に触れてもらう機会を多く作ることが大事であると考えているからです。
特に一回目も二回目も、後半のハンズオンの回数が少ない、かつ長いということがあったので、これをどうにか回数を増やすということを考える必要がありました。
その結果が、こちらです。
かなり詰め込んだ結果になりました。
ただ先ほどの通り、詰め込んだスケジュールでも作っておくことで安心して進めることができるとわかっているので、ある程度安心した状態で三回目のハンズオンに臨むことができました。
三回目を終えて感じたこと
正直、コンテンツの中身の完成度はかなり高くなっていったと思っています。
しかし、今回は告知が直前だったこともあり、あまり多くの方に参加いただくことは叶いませんでした。
また、このハンズオンが一回実施したら終わり、というような状況になっているのも改善していきたいと思いました。
これらの反省を経て、私は次のステップに進むべきだということを考えるようになりました。
あまり深い意味はなく考えたコンセプトですが、この次に進むステップを、「深化」と「進化」、と名付けました。
今のハンズオンの内容をより良く深めていく「深化」、そしてハンズオンの内容をより理解できるようなコンテンツや、ハンズオンへの入り口を増やすための「進化」を目指していこうと考えたのです。
深化~様々なアップデートを盛り込みつつ時間内に終えられるコンテンツへ~
TaskChute Cloud 2は日々さまざまな機能がアップデートされています。
ハンズオンとしてはそれらの機能を余すところなく盛り込む必要がありますが、このハンズオンには120分という時間制限があります。
単純に時間を長くすればという考えもありますが、説明を聞いて手も動かす講義を2時間以上続けるのは参加者の方にも負担になってしまうので、時間を長くせず、でも最新の情報も余すことなく伝えるようにコンテンツをアップデートしていくことがこのハンズオンにおける深化であると考えています。
進化~新たなコンテンツと展開方法の拡大~
こちらはTaskChute Cloud 2 ハンズオンという企画そのものをアップグレードするということです。
具体的には、2時間のハンズオンで終わらない何かをつくる、という活動が必要だと感じました。
新たなコンテンツ - ナレッジサイトの作成
ハンズオンは回数を重ねるごとにどんどんアップデートしていっています。それは、深化を続けていくこれからも同様です。
では、アップデートした内容を蓄積していく場所が必要なのでは無いか、と考え、Notionを使ってナレッジサイトを作ろうと考えました。
このナレッジサイトは、これからハンズオンに参加される方はもちろん、今まで参加いただいた方も閲覧して見返すことができるように作成中です。
現在進行形で製作中であり、第四回のハンズオンまでに間に合うかもわかりませんが、順算思考で着実に進めていきます。
展開方法の拡大 - Xはじめました
私は今までSNSは使用してきませんでした。アカウントはありますが、見る専でした。
ただ今回、一歩踏み込んでいくにはSNSも積極的に使っていこうと考え、ようやく、重い腰をあげてXを始めることにしました。
ノートにログ(記録)を残そう!
今回は、私が主宰しているハンズオンのアップデートサイクルをご紹介しました。
このアップデートができているのは、ノートにログを残しているおかげであると断言できます。
TaskChute Cloud 2のノート機能、そしてルーチンでハンズオンをアップデートするというタスクが毎日作成されることで、日々アップデート、アップグレードに取り組むことができています。
特にログを残して振り返ることで、あのときこうだったな、というのがふっと思い返せたりします。人間の脳ってなんかすごいですね。
ぜひ、ここまで読んでTaskChute Cloud 2でのノート機能の素晴らしさに気づいた方は、ぜひ使ってみてください!
さてさて、そんなこんなでこのハンズオン、第四回目も開催決定しました!
興味を持っていただいた方は、ぜひこちらのページをチェックしてみてください!
この記事はタスクシュート協会が公式に運営するnoteマガジン「ユタカジン」に寄稿しています。
「ユタカジン」は「自分らしい時間的豊かさを追求する」をテーマに協会の認定トレーナーが記事を繋いでいくマガジンなので、気になった方はぜひチェックしてみてください。
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