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【ランニング中盗撮注意したら逆ギレされて警察呼んだ話】

※この記事の執筆の目的は愚痴と悪態によるストレス発散と自分の思考整理であるため了承願いたい。

 昨日の午前中の話だ。
私は20km走をしようと、1周1kmのコースがある公園で走っていた。4'40/kmくらいのペースだった。
4kmを過ぎたあたりで、対面やや右手から歩いてきた、シャツの裾を胸の位置まで捲り上げ腹を出した状態で歩いていた70代くらいの見知らぬ男が手に持っていたスマホを私に向けて横向きにし、明らかに撮影をしようとした。周囲には動物含め私しかおらず、花などの植物もない。背景もかなり殺風景だ。したがって私を撮るために向けたのは明らかだった。15mほどの位置から足を止め身体を私の方へ向けるかたちでスマホを構えたのだ。

私は走りながら『撮らないで!』と咄嗟に叫んだ。
すると男はゆっくりとスマホを下ろしまた歩き始めた。
その男は周回ではなく行ったり来たりという歩き方をしていたのだろう。5~6kmあたりで追い抜かす形でまた遭遇したため、顔を確認する目的で目を合わせた。
すると『もうええけ!撮らん、撮らんけ!』と投げ捨てるような怒ったようなそんな声で私に言ってきた。

その時点で私は完全に頭にきた。

夏場のランニングウェアは普段着よりも布面積が小さく、平日の午前中に走っている女性も多くないから出来心だったのだろう。
しかしながら、被写体となる人間の了解を得ずに勝手に撮影を行なうことは盗撮である。

私は、物ではない。

人は誰しも間違いを犯すものだ。間違ったなら間違ったで、『さっきはごめん、撮ってないからね』とかの一言があれば私もここまで頭に来なかったし何事もなく穏便に終わっていただろう。そもそも『撮っていい?』と声をかけられていれば足を止めてポーズでもとっていたかもしれない。

その腹出し老人は何故かわからないがその時点で逆ギレなのである。何故私がキレられるんだろうか?

そして、次の周回時に彼はベンチに腰掛けていたため、私は足を止めた。

私「さっきのは何ですか。目的は何なんですか。」
男「は?!あんたに興味があったからだけだよ。何や。
私「許可なく撮影はだめでしょう。」 
男「撮ろうとしたけど撮ってはいない。さっさとどっかいけ!コラ!
私「やっといてさっきから謝罪もなくその態度はおかしいでしょう。」
男「わかったわかったすみませんでした!さっきから誰に口を聞いとるんか!おまえ!
私「あなたですが?」
男「誰に口を聞いとるんか!コラ!
私「あなたですよ。名前は?」
男「言わん!気味悪い!誰に向かって口を聞いとるんか!どっかいけ!

↑私は低めの静かな声、男は終始高圧的な怒鳴り声で再生してもらえると良い。

誰に向かって?盗撮しようとしたてめぇだが。という言葉はグッと飲み込んだ。

所謂、年下の女性に正論を言われ顔を真っ赤にして怒り狂うやつだった。

私は怒りと恐怖で震えながらも「通報しますね」と言いながらその場を立ち去った。

とりあえず公園の管理者に言いに行こうとしたが、広い公園且つ、他の施設も併設されているため管理者がどこにいるのかわからず10分ほど彷徨った。
離れた場所に車を停めスマホを置いていたため、車まで行き、スマホを手にした。
通報と言っても、撮影したかしていないかの確証自体は取れていないしこれは警察に通報していい案件なのだろうかと判断に迷いつつも窓口に相談という形で電話した。
『それは110番に通報したほうが良いです』
と女性の警官。

110番にかけ直し、事情を説明すると『それは不審者案件です。警察官との接触(現場での説明)を希望されますか』といった旨言われたため、希望しますと答えた。
15〜20分ほどして警官2人が現れ、事情を説明した。男の特徴を聞かれた。

60~70代、白いシャツ、半ズボン、黒のウエストポーチ、腹の部分を捲り上げている、細い縁で横長丸のメガネ、髪は少ない、左薬指に指輪

などとなるべく感情を挟まずに説明し、撮影されそうになったシチュエーションとその後の会話を一言一句伝えた。

感情を挟むなら
顔だけ偉そうで禿げて背中の丸まった小汚いジジイの盗撮自称未遂と逆ギレだ。

説明していると『何か事件か』集まってくる人もいた。
時間が経っておりもちろん当該人物は見渡す限りもういない。

最終的に警官は「付近のパトロールを強化しますね」
とのことだった。

もし今貴方がこれをここまで読んでくださったなら、その優しさに恩返しというか少しでも役に立ちたいため、以下は今回の私なりの教訓を示す。

①人間の無許可撮影は盗撮にあたる
→堂々とカメラを向けてきたため『盗撮』という言葉が正しいのかその場で分からなかったが、盗撮である。もちろん赤の他人。

②盗撮は不審者案件として即通報して良い
→相手がただただクソジジイすぎて『不審者』というワードがピンと来ず通報するかを迷ったが、こういうのは不審者案件であるといえること。撮った撮らないに関わらずカメラを向けた、は不審者情報としてよく上がっている。

③トラブル時は即警察に通報する
→相手がどこかへ行ってしまう前に

④悪いことをしたらすぐ謝る
→はっきり言って私はかなり心が広い自負がある。ごめんの一言が最初にあれば警察に奴(腹出しクソジジイ)の特徴を伝えるようなことにはならなかった。ジジイの若い女性を下に見る余計なプライドが怒らせなくてよい相手を怒らせることとなった。


最後に。

あの年齢、まわりに全く気を使わないような服装で公園を散歩している彼はきっと退職済みなのだろう。

そして、100/0で自分に非があるにも関わらず『誰に向かって口を聞いとるんか』と口をついて出てくるということはそれなりに自分を偉いと思って生きているのだろう。
そして年下の人間を、そして女性を自分より下の存在として認識しているのであろう。
許可も得ず撮影しようとしたのもその思考のあらわれだ。

文章で十分に伝わったかわからないが、本当に救いようのないクソ具合だった。あんな人間を誰が心から慕うだろうか。自分の非を認めない人間が愛されただろうか。きっと現役時代もその程度の慕われ具合だし、愛されもしないだろう。
あまり触れなかったが昼間の公園を汚い腹をおおっぴろげに出して歩いているくらいだから他人への気遣いもないのだ。

幸せとは、愛され愛することだ。
(相手は必ずしも他人、人間でなくても良い。)
彼は何にも愛されないだろう。

この先これに懲りて改心しない限り彼に本当の幸せは訪れないだろう。

彼がよほど忘れっぽくない限りは、しばらくの間あの公園の美しい緑とともに私の憎しみを込めた「あなたですが?」がこだまするだろう。これは私なりの抵抗だ。無かったことにはさせない。

残り少ない人生を残念な過ごし方をしようとしている彼は可哀想だ。

これにて私の心の濁りを浄化させたい。

最後まで愚痴をきいてくれてありがとうございました。貴方がどうかトラブルに巻き込まれませんように。





















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