27歳がピューロランドで大喜びするに至った1例
昨年7月、私は10年以上越しの願いであったサンリオピューロランドに行くことができたためここに報告する。
サンリオは1973年に前身の会社から社名変更されて以降、ハローキティをはじめとするファンシーキャラクターグッズやグリーティングカードの事業を手掛けている。
わたしとサンリオとの出会いは26年程前に遡る。1991年開園のサンリオハーモニーランドに度々連れていかれたことを原因に、わたしはハローキティをはじめとするサンリオキャラクターのことが好きになった。
サンリオCDCの田口氏によると、小学校低学年頃までサンリオに親しみ、その後キャラクターを恥ずかしいと思う年代になり離れ、また親になり子供へ与えたいと思うような長期にわたるエンゲージメント作りを考えているとのことである。私は,ゲッターズ飯田氏の著書『五星三心占い2022』にある"年齢に見合わない趣味は今年で手放すように"という記載をもとに、1996年頃から親しんでいたサンリオキャラクターから2021年から2022年の間は遠ざかっていた。
しかしながら"三つ子の魂百まで"と言わんばかりに本能がサンリオを求めていたため、今回のピューロランド行きを決定したのである。
そこで今回、本能がサンリオを求める理由について認知機能の点から検証した。ハローキティやシナモロール、ポムポムプリンといった人気キャラクターは総じて輪郭が丸く、胴体や四肢が短く、大きめの目が顔面の中央から下半分にあるという傾向を有する。これはベビースキーマと類似している。ヒトは、ベビースキーマを持つ人間や動物をかわいいと感じ、保護したいといった気持ちを抱くことが知られている。ベビースキーマとは、Lorenzが提唱した概念であり、幼い動物が持つ身体的特徴を指す。例えば、身体に比して大きな頭や短くて太い四肢などが、対象に対するかわいい感情を喚起させる特徴とされている。以上のことから、わたしがサンリオを求めるのは生物としての本能であることが示唆される。
p.s.
サンリオキャラクター大賞が始まりました。
今年はどのキャラクターが1位になるのでしょうか。