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【北九州マラソン2025〜防府と別大応援を経て〜】
北九州マラソンを走ってきた。
結果は
2時間58分59秒(ネット 2時間58分39秒)PB
総合5位入賞(年代別1位)
今回は全てがうまく行ったレースだった。
そして、長らく人生の目標でもあった、大阪国際資格&大型マラソンでの入賞をまさかのサブ3というおまけ付きで達成してしまった。
『まさかの』『達成してしまった』とは少々他人事のようだが、それには訳がある。
①レース計画
今回、高1の頃の担任の先生がペースメーカーをして下さった。
先生は近所でランナーをしており、元々サブ3の好記録を持っているベテランランナーだが近年は怪我に悩まされそれでも3時間1桁くらいで走っている。
レース前に私が先生に送ったLINEなのだが、結論から言うとほぼこの通りに実行できた。
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ポイント
そもそも責任感の強い先生に対し、『こんなんお願いしてええんか?』というくらいのこの細かい指示は、大阪国際資格の3時間7分を切るために何をすべきか、防府のレース後の反省、さらには別大の応援で各タイム集団を俯瞰して見て得た学びから出した自分なりの答えである。
ポイントとしては
①3時間7分を切るのに3時間7分付近を目指すのはナンセンスであること
②過去5回のレース傾向として5'10/kmを越えるペースでも4'25/kmでも、ラスト5kmは4'55/kmに収束してしまうので、それを見越したペース設定にすること
③背伸びしてでも「サブ3集団」の後半の覇気を利用すること
個人的には今回は③が大きい。
そもそもマラソンは走力と同じくらい、当日どこまで力を出しきれるかが重要だと考えている。
別大や大阪国際の結果報告でやたら自己ベストが多いのもこういった集団の力が大きいんじゃないかと推察していた。
また、やっとの思いでサブ3達成した!という方が「楽しいレースだった」なんて言ってるのをよく見かけるのもこれだと考えている。
結果的に37km以降一度も4'55/kmにならなかったことは唯一の誤算だった。
②コンディション
気象条件は絶好(6〜9℃、曇、風弱め)
自分自身の体感コンディションは割と悪かった。
というのも防府以降、12月は中々疲労が抜けず、1月には10日間の海外旅行、そして帰国後は卒業に向けての発表会準備や論文の提出、リバイス等でいっぱいいっぱいとなり、予定していた練習や調整が殆どできていなかった。気持ちもマラソンに向いていなかった。
また、1週間前に、右足首付近に激痛が出て、それからちょいちょい違和感があった。
③レース内容
エントリー時Sブロック申請のタイムに達していなかったため、Aブロックスタート。早めに並ばないとロスタイムが増えるため、完全にアップ無しで並んだ。
先生は、31kmまで引っ張って下さった。
道中は先生と雑談したり、ペースについて相談したり、エイドの食べ物を取ったり、沿道やスライドの知り合いに声をかけたりとずっと余裕があった。先生にペースを作ってもらったので自分の脚は使わずに走れた。
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先生の背中から離れないことに注力していたため、いつジェルの補給をしたかはっきり覚えていない。時折顔を出す右足首の痛みに対する痛み止め含め、身体の状態に合わせて摂取した。
スタートロスは意外と少ない20秒、そして最初の5kmこそ予定より遅れたが、その後は予定通りの5kmラップを刻めたように思う。
サブ3ペーサー集団は長らく自分よりずっと前にいたが、23kmくらいから視界に入りだし、丁度30km越えて手に届きそうな距離になったときは『計画通り過ぎる』とさすがに興奮した。31km以降は先生と離れたが、サブ3ペーサーの背中を追いかけて走った。
どうせ37kmになったら疲れるんだろう、37kmまで走ればあとはジョグでいいんだしなと半ば投げやりな気持ちで走ったが、予定外に最後まで疲れなかった。
案の定、サブ3集団の覇気は素晴らしく、自分もそのメンバーの一員となれた。でも感覚としては意外とそんなに熱くなく、動く歩道に乗っているような気分だった。
④謝辞
今回は地元ということもあり、チームの仲間や練習会の知り合い、高校時代の戦友までたくさん応援に来てくれた。
今回、男女共に入賞ということでチームのSNSにも取り上げて頂いたが、別大→北九州と連戦の人もいる中、好記録を出したメンバーも複数いた。
また、本当はもう一人、先生ペーサーで一緒に走る予定だったがスタートの人混みでうまく合流できず、だからといって止まることもなく私を優先してもらった形となってしまった。最初の5kmを抑え、そこから上げる流れ上、一緒に走ろうねと言っていた夫も早々に置いてきてしまった。
先生には、声掛け含め、私のためのレースをして下さっていつも以上に体力も気力も消耗させてしまったと感じている。
水曜に参加させて頂いている練習会のコーチに良い報告ができたのも嬉しかった。
大勢の大会ボランティアの中に、一緒に練習している高校生の子もいた。
今回はとにかく条件に恵まれ過ぎていた。
サブ3したら次はサブ50…とはならない。
どんな条件でも、そして自力でのサブ3を次の目標とする。
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p.s.↑ゴール後はこれだったが、noteを書いている今、ようやく大阪国際資格の実感が沸き、しみじみしている。