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【第55回防府読売マラソン〜ゼッケン4258で走って驚いたこと〜】
防府読売マラソンを走ってきた。
結果は
3時間7分45秒(ネット 3時間7分39秒)PB
39位
昨年の防府読売は3時間35分54秒だった。
招待選手+4001~タイム順でゼッケン4258なので、大躍進ではある。
しかしながら、今回の一番の目的は7分を切って今年の大阪国際の出場権を得ることだだため、それが達成されず悔しい結果である。
今回は、①自分向けの反省②急なタイム短縮で困惑したことを書いていく。
①は自分用ですが、②は是非、今3時間半の持ちタイムでサブスリー狙っている方に読んで頂けたらと思います。
①自分向けの反省
1.ラップタイム
今回のプランは4'22~24/kmで32kmまで走り少し貯金を作り、33kmであえて4'30に落として休憩し、35kmから先を粘り、3時間5~6分を目指すというもの。
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2.経過と所感
全箇所で給水(水のみ)
12km塩タブレット
18km アミノサウルス
21km 塩ジェル
31km アミノショット
スタートの渋滞で最初の1kmが大きくプランタイムを越えたので10km単位で取り戻す感じで走った。号砲からストップウォッチを押したのでしょうがない部分もあるが、距離表示と自動ラップの差がまあまあ出来てきた。何となく気が散るから手動にすればよかった。
同じくらいのタイムの知り合いの女性ランナーにスタート前にペース予定を宣言したのだが、しっかり後ろについてくださったので、使命感も相まって安定したラップを刻めた。これは非常に良かった。
数日前まで絶好調な脚だったが、2日前から腰痛と坐骨神経痛が出てきており、気になった。右足の靴紐を締めすぎたのか足の甲も痛かったが両方なるべく気にしないようにした。
10kmを越えたあたりで、3時間7分を目指していそうな女性集団が出来ていたのでその中に乗ってみた。かなり楽だった。4'25ペースで自分のプランより遅く、さらには集団内の殆どの人がなんとなく余裕が無さそうに見えてきたので20km過ぎたあたりで乗るのを辞め、もう一つ前を目指した。貯金を思ったより作れなかったのはあとから考えると痛かったが、抜け出したのはナイス判断だったと思う。
20~33kmはとにかく淡々とを意識したが29kmあたりから正直淡々と感がなくなってきた。いつもなら折り返しですれ違う速い選手を見物してエールなんか送っちゃったりしてやり過ごす区間だが、集中力を欠くと終わる気がしたので見物は辞めた。
そして追い打ちをかけるように、着いていくべき人がいないという事態。(※後で詳しく書きます)
33kmでの休憩の予定はコースの高低差と自分の感覚の点から34kmへ。
でもこれはちょっと休憩が遅かったのかもしれない。なんならしなかった方が良かったのかもしれない。〜33kmは急に身体が軽くなり結構ノッていたが、34kmで休んだもののその後ノらなくなった。35km以降は耐えて食いしばるような感覚でジワジワと貯金を食い潰した。前述の坐骨神経痛や足の甲の痛みも気にならないくらい普通にキツかった。
ラスト5kmは迫り来る3時間7分のデッドラインとの戦い。
「戦い」と言うものの、手も足も出なかった。
②急なタイム短縮で困惑したこと
前提として、自分は大学時代より
『前半は適当にペースメーカーを見つけ、肩の揺れ等からこの人無理だろうなと思ったら乗り換える。後半もあわよくばペースメーカーを見つけ、乗り換えながら、ペースを落としている人を抜かすことでテンションを上げながら走る』
を通法として3時間22~37分くらいで走って来た。
他者ありきなのだ。
が、この3時間一桁というペース帯ではそれは通用しなかった。
というのも、体感、3時間半前後だと周りを見渡すと6割の人はどんどんペースを落とし、2.5割くらいの人はしっかりキープしてて1.5割はペースアップしているのだが
3時間一桁台の30km以降というのは「4'15かそれより速いペースからめっちゃ落ちて来た」みたいな人ばかりだった。なんというか、今まで見ていたのと周りの光景が全然違った。
従って、抜かせど抜かせど自分のペースも落ちているという状況。海響のときは、このコースだからかなと思っていたがこの平坦コースでもほぼ同じ感じだった。
得意のメンタルでカバーするなんてこともできなかった。
ここで『単独でのペース走練習』が大事になってくるのだろうと感じた。他者ありきだと限界がある。
もっと速い〜2時間30分台だと終盤は集団もクソもなさそうなくらい単独走の方ばかりだし。
あと、ありがたい事に女子は持ちタイムであまりスタート位置がそこまで変わらないが、男子だと持ちタイムでスタート位置がかなり変わるのも防府読売の難しい点だと思う。3時間40分以降のタイムだとスタートは大渋滞で抜け出せないと聞いた。
以上を踏まえ、2月の北九州マラソンに向けて練習のやり方を、意識をほんの少しだけ変えてまたやっていこうと思う。
読んでいただきありがとうございました。
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