e-Story大賞 peep奨励賞をいただきました
こんにちは、犬井です。
駆け出しのシナリオライターをしている私ですが、
この度、集英社・taskey株式会社が主催する「e-Story大賞」にて、peep奨励賞をいただくこととなりました。
受賞作は「世界一ポジティブに死んだ姉が現世満喫しすぎて成仏してくれません」という青春コメディ作品です。
また、もう1作応募しておりまして、そちらの「さわれない彼女 手もつなげない恋人同士に青春は許されますか?」も、peep編集部最終選考作品に残していただきました。
応募しようと決めたのはたしか4月頃、しめ切りは6月頃でした。
ふだん、会話メインで構成されるシナリオを書いているので、「セリフがメインで、なのに地の文まで入れられるなんて、なんておトクな仕様なんだ!!」と現金な方向に感動したのを覚えています。
初見はそんな軽い感じでしたが、応募サイトで読んだ、主催者の皆さんの対談に背中を押されました。
近年、チャットノベルと呼ばれる、会話だけで進行するエンタメが伸長してきたこと。
けれどそれが今は、「チャット」とも「小説」とも違う、新たな局面を迎えていること。
動画や画像メディアが主流の今、テキストの強みは量とスピード。
どんどん次を読みたいと思わせる物語の力を発揮できるのが、e-Storyという場所であること。
そして「e-Storyクリエイターという、一つの職業を作りたい」という言葉に、感じ入ったのです。
「あ、このひとたち本気や……」と。
地の文でぐいぐい描写できる小説も、セリフのテンポが重要な(と私は思っている)シナリオも大好きですが、e-Storyならそのいいとこどりができる。
しかも近年は、いろんな種類のエンタメが選び放題ですよね。
私も含めて、1つの作品の滞在時間が減りつつあり、特に小説なんかは腰を据えて読む時間が取りにくいことも。
この傾向はこれからも変わらないでしょう。
ですが、そんな時代でも、面白い物語への需要は消えないはず……
となったとき、タップだけでサクサク読めるe-Storyはとても理にかなっているのでは。そう思えました。
そこからせこせこ書いて、応募ボタンを押しました。
書くのめちゃくちゃ楽しかったです。
でも応募フォームのPR文に、「対談を読んで、理念に感動しました」的な、なんか入社面接みたいなことを書いてしまったので、面倒くさいと思われて落とされるかもと後日ビクつきました。
が、受賞の連絡をくださった担当さんが、「対談読んでくださったんですね」と優しくしてくださったので救われました。
今後はそのpeep編集部の担当さんのお力を借りながら、掲載していただける作品作りを目指していく所存です。
なお、最終候補作のほうは後日、noteで公開したいと思っております。
ありがとうございました!