元気な会社の3つの条件 チラシを作るだけで会社が元気に

【チラシを作る前に元気な会社について考える】
「チラシを作るだけで会社が元気に」とは、タイトル通りの内容で「会社を元気にするために、チラシを作り、利用する」というアプローチ方法です。しかし、いきなり「チラシを作る」という本題に入る前に、少し回り道になりますが「元気な会社とはどんな会社なのか?」、「会社を元気にするにはどうすれば良いのか?」ということから考えなければいけません。まずは、それを理解した上で、チラシを作らないと的外れな内容になり、会社を元気にするという目的も達成されないからです。それでは、これから目指す「元気な会社」について考えることから始めたいと思います。

【社員が前向きに働くと会社が元気になる】
あなたの会社は元気ですか?まず、最初に考えたいことなのですが、そもそも、元気な会社とは一体どんな会社でしょうか?私が考える元気な会社とは、社員がそれぞれの強みを活かし、前向きに活動している会社です。つまり、社員が前向きに働いている会社は業績も良く元気なはずです。さらに、社員の活動を会社がバックアップし、社員の活動に成果が出やすい環境を提供しています。そして、その活動を会社が適正に評価しています。なんとなく自分の会社でも出来ていそうな気がするかもしれませんが、残念ながら多くの会社でなかなかできていないのが現実です。

【得意分野で仕事をすると社員は活躍する】
それでは社員が前向きに働くにはどうすれば良いのでしょうか?その答えは会社が社員に得意な分野で仕事を行い活躍できる環境を提供することです。営業が得意な人と苦手な人がいます。例えば苦手な人に営業をさせても、その社員は前向きに働くことはできないでしょう。その適性を無視して、人員配置を行うと、社員の能力を十分に活かせないどころか、その社員のやる気を削ぐことにもなります。また一概に営業と言っても、新しい顧客と会うことが得意な人、既存の顧客との関係性を構築することが得意な人、企画を考えるのが得意な人、プレゼンテーションが得意な人、実務のオペレーションが得意な人など様々です。営業担当全てを単純に同じ環境に置くわけではなく(マネジメントする側は楽ですが・・・)、仕事を細分化し、適性に応じた業務に分担することで生産性が上がる場合もあります。苦手なことを克服することも特には必要ですが、自分の苦手なことは他の社員で補うことができるのが会社と言う組織です。会社では社員に能力を発揮できる環境を提供することで、社員それぞれの得意分野で不得意分野を補い合うことが出来るのです。自分の得意な分野を強化し、自分の特徴としてスキルを伸ばしていくことができる環境を用意する方が社員は前向きに働いていけるはずです。つまり、元気な会社では社員同士の強みが自他で共有され相互理解が進み、信頼が生まれる環境になっていきます。さらに自分の能力を活かすことのできる環境で働くことで社員のモチベーションも高まっていきます。当然、その様な会社は会社全体も上手く回り、業績も良くなっていくでしょう。

【会社と社員で共通目標を持つ】
しかし、社員が得意なことを好き勝手にやればよいということではありません。そこで社員が得意分野で能力を活かすために必要なことは会社と社員で「共通目標」を持つことです。ここで重要なのは「共通目標」というだけに会社と社員がお互いに納得できる目標である必要があります。決して会社からの一方的な押し付けであってはいけません。「共通目標」として、会社と社員の長期的な目標が一致すると、その目標達成のためにやるべきことが明確になります。すると社員の具体的な行動につながりやすくなります。やるべきことの中で自分の強みを活かせる分野を探し、そこで行動し、成果を出していくのです。さらに、その強みを強化していくことで能力開発にもつながっていきます。そして、各社員が自分の得意な分野で活動し、成果を出すことで、会社も共通目標に対しての貢献を適正に評価することが出来るのです。同時に会社が社員の能力や適性を把握し、適材適所へ人員配置を行うことも併せて重要です。つまり、社員が前向きに働く元気な会社として目指すのは会社全体に明確な共通目標があり、社員全員がそれに共感し、そこに向って活動している状態です。「共通目標」を持つことで、会社と社員全体が同じ方向に向かって、足並みをそろえて「心ひとつに」企業活動を進めていくことが出来るのです。

【掲げる共通目標は社会に貢献する事】
それでは実際にどんな「共通目標」を掲げるべきなのでしょうか?そもそも会社の役割は社会にある問題に対して、それを解決するためのサービス等を提供することで、社会に貢献することです。貢献することで初めて利益を得て、会社を存続していくことが出来きるのです。つまり、会社と社員の「共通目標」として掲げるべきものは「利益」や「会社の存続」の様に会社の内部に目を向けた物ではありません。掲げるべきことは「社会にどう貢献するのか?」という様な、まさしく会社の「使命」と言えるものになります。そして会社の「共通目標=使命」を掲げるにあたっては、会社の外部にある社会の問題やニーズに目や耳を傾ける必要があります。それを解決し、社会に貢献するために、会社にある強みを活かして、実行できることを「共通目標=使命」にするのです。会社とそこで働く社員が、「自分の会社にしかできないことで社会に貢献する」という同じ「共通目標=使命」に目を向けて、活動していく必要があるのです。現代は組織社会とも言われ、一個人のみで社会にある問題を解決することは難しい社会になっています。会社という組織を通じて社会に貢献する事は一個人が達成感を得る手段になり、モチベーションを維持し、前向きに働いていくことにも繋がっていきます。

【社会に貢献するため前向きに働いている】
これまで元気な会社について一連の話をしてきました。元気な会社はどういう会社かと言うと、「社会に貢献する」という目標があり、その目標が会社と社員で「共通目標」として共有されています。そして、その目標を達成するために社員の能力を会社や社員同士が把握し、それぞれが自分の得意分野で前向きに働いている会社です。つまり、元気な会社の条件は以下の3つであると言えます。

①「社会に貢献する」という目標がある
②その目標は会社と社員で共有された「共通目標」である
③その目標を達成するために社員が得意分野で前向きに働いている

【チラシを作ると会社が元気になる】
そこで、ようやく本題ですが、「共通目標=使命」を考え、社内で共有し、社員がそれに向って前向きに働いていくためのツールとして提案したいのが「チラシ」です。なぜ、チラシを作ると会社と社員が納得する共通目標としての「使命」が出来るのか?そして、なぜ社員が前向きに働くのか?そう疑問を持つのも当然かと思います。しかし、その答えを理解するには、まずはチラシ作りに関する正しい知識が必要です。焦る気持ちを押さえて、まずは私が考える以下の「チラシ作りで押さえる5つのポイント」から理解することから始めてください。

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