艦これ2022春イベ E3-3甲 潜水艦デコイ編成
いよいよイベントが始まりましたが、提督の皆様におかれましては順調に攻略を進めておられますでしょうか。
今イベントは前段からなかなか難易度が高く、特に前段最後のE3-3は前段作戦としては、昨今のイベントでも屈指の難易度を誇ります。
そのため、突破に苦戦する提督も少なくないのではないかと思います(私自身もかなり苦戦しました)。
そこで、今回は突破に際して有効だと思われる、潜水艦デコイ編成について考察していきたいと思います。
※この記事は主として甲難易度を前提に書いています。そのため、乙以下の難易度で使用する場合、敵編成などが変わってくる場合がありますので注意してください。
敵編成
まずは敵編成を確認しましょう。
姫級が4隻となかなかの編成です。第二艦隊の旗艦がHP130のフラツであるのもいやらしいところです(落としきれずに第一艦隊との夜戦に移行できない事態が発生しやすいため)。
敵旗艦の外南洋駆逐棲姫は装甲292であり、昨今のボスと比較してすごく硬いということはありません。特効のある駆逐の魚雷カットインであれば、十分有効打を与えることができます。
問題になるのが随伴にいる深海雨雲姫と空母棲姫です。
深海雨雲姫はHP370に装甲160とそこまで硬いわけではありませんが、それでも戦艦棲姫と同程度の耐久力があります。
むしろ、戦艦棲姫と異なり基地航空隊や航空攻撃で大ダメージを与えることが難しい、駆逐艦であるため徹甲弾補正が乗らないと、こちらの方が随伴としては厄介です。
空母棲姫はHP350に装甲220とかなりの硬さを誇り、昼戦で有効打を与えるには大和型クラスの大火力が必要になります。
敵艦隊の陣形は第四警戒航行序列(戦闘隊形)で固定であり、火力にプラスの補正がかかっています。そのため、命中=中大破と考えて間違いありません。
こちらは一撃で相手の頭数を減らすのは難しい一方、相手はこちらを容赦なく中大破させてくるため、ターゲット運が悪いと次々こちらの艦を潰されて何もできずに敗北、ということもよくあります。
こういう場合、勝ち筋としては主として2パターンあります。
一つ目は昼戦で大火力をぶつけ、先手を取って敵随伴艦を潰していくことです。
特効のある戦艦・空母を複数編成できる場合、正面から殴り合っても十分勝つことができます。前回(2022冬イベ)の前段ラストなどがそうですね。
もしくは、長門・陸奥の特殊砲撃(胸熱砲)を使います。ターゲット運次第ですが、この程度の耐久の敵であれば、1~2隻は随伴を沈められるでしょう。
今回の場合、投入できる大型艦は戦艦は2隻、軽空母は1隻までであり、その中で特効があるのは金剛、比叡、榛名、霧島、隼鷹、鈴谷航、熊野航です。
このうち、榛名と隼鷹は沖縄戦時の残存艦艇であり、後段を見据えて温存したいという提督も少なくないでしょう。
さらに、金剛型自体は戦艦としては火力が並のため、特効があっても敵を圧倒するのはなかなかに困難です。
そのため、昼戦で敵随伴を落とす方針の場合、長門と陸奥を採用することになるでしょう。実際、現時点で突破している提督の多くは長門・陸奥を使用しているようです。
しかし、長門・陸奥もまた後段で使いたいという提督も少なくないと思います。サブの長門・陸奥を持っている提督以外は、ここで長門・陸奥を使ってしまっていいのか悩むのではないでしょうか。
二つ目の選択肢は、夜戦に賭けるパターンです。
駆逐に強い特効がある場合、ボスをスナイプしてワンパン、ないしツーパンできる可能性があります。2021年春イベのラスト(闇ホノルル)や、高難度理不尽イベとして名高い2020年秋冬イベのラスト(闇竹)などがこれに当たります。
今回は白露や磯波をはじめとして、複数の改二駆逐にそこそこ強い特効があるため、夜戦で敵を仕留める作戦はそれなりに現実的です。
ただし、夜戦で勝負する場合は、第二艦隊が五体満足で夜戦に突入して攻撃できるかに勝敗がかかってきます。
昼戦で第二艦隊が狙われたり、夜戦で敵がこちらを的確に潰してきたりすると、どうにもなりません。
そうは言っても艦これの戦闘で提督にできるのはキラ付けして祈るくらいじゃないか……となるわけですが、ここで重要なのは敵の姫級のうち3隻が駆逐艦であるということです。
そう、艦これにおいて駆逐艦は敵味方問わず、潜水艦を優先的に攻撃するという習性を持っています。これは姫だろうが何だろうが変わりません。
そのため、潜水艦デコイという伝統の戦術が有効な選択肢として上がってきます。
つまり、潜水艦をボスマスへ連れていければ、夜戦を含めて敵主力の攻撃をほぼすべて引き付けることが可能だということです。
次に問題になるのが、現実的に潜水艦をボスマスへと連れていけるのか? です。
というわけで、次は道中のルートを確認していきましょう。
ルート
E3-3の攻略ルートは大きく分けて、HRLWXYの高速軽量ルート(マップ上の赤いライン)と、GJKLWXYの低速重量ルート(青いライン)の2つがあります。
高速軽量編成
第一艦隊:戦艦1/軽空母1/軽巡1/明石・秋津洲1(補給艦も可?)/その他2(潜水艦)
第二艦隊:軽巡1/駆逐3/その他2(潜水艦)
第一艦隊の戦艦枠は高速戦艦から選ぶことになります。特効艦である金剛、比叡、榛名、霧島か、火力の高いアイオワ、サウスダコタ、ワシントン、イタリア、ローマあたりが候補になるでしょう。榛名、サウスダコタ、ワシントンは後段で特効がある可能性があるので注意してください。
軽空母は瑞鳳、龍鳳、龍驤、千歳、千代田といった高速軽空母から選ぶことになります。鈴谷航および熊野航は特効艦であるため、所持していれば優先的に採用していいと思います。龍鳳は後段で特効がある可能性があるので注意してください。
軽巡枠は対空に期待する場合はアトランタ、制空補助をさせる場合は由良や多摩、昼火力に期待する場合は4スロ軽巡から選ぶことになると思います。火力役としてはあまり期待できませんので、どちらかと言えば防空か制空補助をさせるのがよいでしょう。
空襲を一つ減らすためのルート固定役として秋津洲か明石が必要です。もしかしたら補給艦でも行けるかもしれません(自分では未確認のため予測)。どちらかというと、制空補助のできる秋津洲、補給艦であれば神威や山汐丸がよいと思います。
その他枠には特効のある鈴谷、熊野、摩耶、鳥海あたりが入ります。摩耶や秋月型、フレッチャー型を採用して防空させるのもいいでしょう。
高速化した潜水艦を1隻採用します。候補としては3スロで水戦の積める伊13か伊14、1スロで高速化できる伊203が考えられます。
第二艦隊の軽巡枠は先制雷撃のできる阿武隈、夕張、矢矧あたりが候補になると思います。できれば魚雷カットインをさせたいところです。
駆逐枠には特効艦から3隻を採用しましょう。メイン火力になります。
その他枠にはやはり特効のある艦から鈴谷、熊野、摩耶、鳥海のいずれかが候補になります。敵の第二艦隊を昼戦で減らす(特にフラツやリ級)という役割があるので、昼連撃できるようにしておくのをオススメします。
高速化した潜水艦を1隻採用します。候補としてはやはり伊13、伊14、伊203あたりになるでしょう。
道中はRマスがPT小鬼群、Lマスが空襲、Xマスが通常戦闘となっています。
Rマスは削り時は輪形陣と梯形陣のランダム、ラスダン時はほぼ梯形陣になります。いずれにせよ、雷撃の命中・威力は弱いため、意識して対策をする必要はあまりありません。たまに生き残ったPTの雷撃で駆逐が中破するくらいです。気になる場合は砲撃支援を出すか、駆逐に天霧を採用するといいでしょう。
梯形陣であれば対潜火力はそれほどではないため、まず潜水艦が大破することはありません。しかし、輪形陣の場合は対潜攻撃力が高くなるため、まず間違いなく潜水艦は大破させられてしまいます。そのため、削り時は潜水艦を入れないことをオススメします。もし入れる場合はダメコン必須です。ラスダンに入ってしまえばほぼ梯形陣になりますので、潜水艦を入れても問題ありません。
乙以下の難易度では、削り・ラスダンにかかわらず、Rマスは輪形陣で固定のようです。そのため、潜水艦は使いづらいかもしれません。一応、第一艦隊ではなくて第二艦隊のみに入れるとか、砲撃支援を入れて敵の頭数を減らすなどで対処することはできます(もちろんダメコンゴリ押しは可能)。
Lマスの空襲マスは普通に怖いので、防空役を最低一隻は用意したほうがいいでしょう。
Xマスは単縦陣か警戒陣のランダムです。どちらの場合もフラヌが先制対潜攻撃をしてきますが、陣形のせいで対潜攻撃にマイナスの補正がかかっているため、ほとんど当たりません。
ここも削り時は複縦陣のパターンがあり、その場合は対潜攻撃力が上がるために大破の危険性が増します。削り時から潜水艦を入れる場合、砲撃支援を入れるか、ダメコンで対処してください。
低速重量編成
戦艦2/軽空母1/軽巡1/水母1/秋津洲・補給艦1(明石はダメ)
軽巡1/駆逐3/その他2
第一艦隊の戦艦枠は特効のある金剛、比叡、榛名、霧島か、特殊砲撃のある長門・陸奥、または火力のある艦を選ぶことになります。ウォースパイトやアイオワ、イタリア、ローマなどが候補になるでしょうか(使えるならば大和や武蔵でも可)。大和、コロラドなどは後段で特効がある可能性があるので注意してください。
軽空母は軽量編成と同様ですが、低速の隼鷹や飛鷹、ガンビア・ベイなども使うことができます。制空を考慮して選択してください。隼鷹は後段で特効がある可能性がありますので注意してください。
軽巡も軽量編成と同様です。
水母は4スロのコマンダン・テストが有力ですが、基本的には水戦を満載するだけですので、自由に選んでよいと思います。
残りは秋津洲か補給艦から選ぶことになります。神威や山汐丸でも最短を通るようです。ただし、明石はIマスを回避できず、空襲が一つ増えてしまいます。
第二艦隊については軽量編成と同様です。こちらの編成の場合は潜水艦を高速化する必要がないため、魚雷カットイン編成にしておくと少し火力を盛ることができてお得です。
軽量編成との違いは、第一艦隊に潜水艦を入れる余裕が無いことです。ただし、空襲マスが一つ増えてもよいという場合は、水母と入れ替えで第一艦隊に潜水艦を入れてもよいでしょう。
特殊砲撃を使用する場合は第一艦隊に潜水艦を入れると発動条件を満たさなくなってしまうため、潜水艦を入れるのは第二艦隊のみにしてください。
道中はGマスとJマスが潜水艦、Lマスが空襲、Xマスが通常戦闘マスです。
GマスとJマスについては削り時は駆逐や軽巡のうち2~3隻に先制対潜をさせておき、ラスダン時は対潜支援を出すのがいいと思います。
LマスとXマスは軽量編成の場合と同様ですので割愛します。
潜水艦編成のメリット
この編成のメリットは、何といっても敵の攻撃をほぼ全て封殺できるということに尽きます。
連合艦隊におけるターゲッティングは第一艦隊か第二艦隊のどちらを攻撃するか決定し、その上でそれぞれの艦隊に所属している艦を選ぶという形で行われます。
そのため、第一艦隊/第二艦隊のいずれかにのみ潜水艦が配備されている場合、別の艦隊を攻撃から守ることはできない点には注意してください。
第一艦隊と第二艦隊の両方に潜水艦を配備した場合、敵艦隊でこちらに有効な攻撃を行えるのは第一艦隊の空母棲姫と補給艦のワ級flagship、そして第二艦隊の重巡リ級elite、あとはナ級eliteの開幕雷撃、生き残った敵の閉幕雷撃のみということになります。
このうち、空母棲姫以外は開幕の基地航空隊と支援砲撃で対処できますから、実質、敵の攻撃は空母棲姫の2回だけと言っていいでしょう。
ちなみに、基地航空隊を拮抗でぶつけ、対空カットインが決まれば空母棲姫を棒立ちにすることも可能です。ただ、その場合は基地航空隊の火力が減るため、手数が足りるかどうかは慎重に判断してください。
それに対して、こちらは戦艦・軽空母が2回ずつ攻撃が可能です。敵の攻撃で中破・大破させられることはまずありえないため、十二分に火力を発揮できます。
もちろん、夜戦でも敵の攻撃はほぼすべて潜水艦に吸われますから、こちらが一方的に攻撃できます。仮に夜戦突入時に敵が4隻残っていても、こちらが夜戦で5回攻撃できれば、敵旗艦に2~3回攻撃が飛んで撃破できる可能性は十分にあります。
潜水艦を入れることでもちろんこちらの攻撃の手数は減るわけですが、強い特効があるわけではない航巡/重巡と引き換えにこちらが一方的に攻撃できることを考えると、メリットの方が大きいと思われます。
ちなみに私は高速編成で突破しました。5回目の挑戦で撃破しましたが、5回のうち潜水艦が大破したのは1~2回といった感じでしたので、ダメコンなしでも何とかなるのではないかと思います。
実際に使用した編成は次の通りです。
ゲージ破壊時の動画です。敵の攻撃がほぼ封殺できているのがわかるのではないでしょうか。
軽量編成だけでなく、重量編成の場合でも第二艦隊に潜水艦を入れて夜戦要員を保護するのは有効だと思います。
昼戦で敵にボコボコにされる、せっかく夜戦に突入しても敵艦に先手を取られてろくに攻撃ができない! とお悩みの方は是非試してみてください。
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