オンラインプレイできるファミコンの威力
任天堂さん、ついに有償オンライン始めるってよ
ついにニンテンドースイッチオンラインが始まった。
ゲーム好きとしては登録しなければならない。
これは使命である。
別に任天堂の盲目的信者というわけではない。
七日間の無料期間も使わずに一年間分のニンテンドースイッチオンラインに入ったのは、Switchのゲームデータを保存していざという時に備えるためだ。
いままではSwitch本体がおじゃんになればセーブデータが消えてしまっていたので、安心感が全く違う。
同アカウントで複数のSwitch運用もできるようになったらしいので、この機能はより輝くだろう。
これで姪っ子甥っ子の襲来でSwitchが壊されても安心というわけだ。
だからって壊さないでくれよ。頼むから。
さて、そんなニンテンドースイッチオンラインの特典の一つとして、ファミコンがプレイできる。
あのファミコンだ。
でもさー。
結局、ファミコンミニも今じゃ置物だし、特典として弱くない?
それにうちらはファミコン世代じゃないしね。
小学生の時のメインゲーム機はゲームボーイとスーパーファミコンだし。
いまさらファミコンはつまらんでしょ。
すこし、そう思っていました。
僕らはあの時のファミコンを知らない。
結論から言おう。滅茶滅茶たのしかった。
友人とオンラインでプレイするファミコンが、とにかく楽しいのだ。
以下、初めてプレイしたベースボールの一コマ。
操作方法がぜんぜんわからん!
しかし、そこはゲーマー。数が少ないボタン数も幸いし、徐々に操作方法を覚えていく。
そしてゲームセット。結局いぬさん率いる阪神タイガースは一回表の4失点を返せず、友人の広島カープに惨敗してしまったとさ。ちくしょー。
この手探り感、ゲームショップのビニール袋に入った中古ゲームをプレイするような感覚でとても楽しい。
この後も、今では見られなくなったベルトロール型アクションゲームや妙にリアルなテニスなどをプレイした。くにおとりきは絶対仲悪い。
もちろん、操作性はすこぶる悪い。ときどきジャンプできなかったり、なんでそこで死ぬのか分からないし、敵にハメられたりもする。
だけど、それがまた楽しい。ゲーム内を超えたパーティと言う中では、操作のしにくさも共有された話題になるのだ。
任天堂が今回、ファミコンのオンラインパーティプレイにこだわった理由はこのリアルタイムの話題共有ではないだろうか。
そう考えてしまうほどに、プレイストレスが笑いに変換される楽しみがあった。
ゲームの不満をぶつくさ言いながら一人でプレイするより、よほど健全な楽しみ方だ。
ファミコン世代のゲーマー達はこんな楽しいことをしていたのか。
ちょっと嫉妬してしまうじゃないの。
しかし、我々は現代機でしか出来ない遊びを開発した!
任天堂「ちがう、そういう機能じゃない」
Switchでのオンラインプレイにのみ許された「おててカーソル」によるおじゃまプレイである。
おててカーソルとは、画面上に現れた手のカーソルで、攻略のヒントを示したり、拍手できるという、至って健全な使われ方をするはずだった機能である。
それをあろうことか、プレイの妨害に使ったのだ。
紹介して良いか迷ったが、開発者が予想もしない使い方を発見するのも遊び方の一つだ。
敵機の動きのまねをしたり、敵機の弾を隠したり、自機に覆い被さったり、強化アイテムを隠したりとすれば、盛り上がることうけあい。
もちろん、ふざけあっても許される友人がいるからこそ出来る遊びだ。
なかなかハードルが高い。
というか、これって小学生が他人のプレイ中暇になったときにおふざけでテレビに手を当てるとかと同じ発想じゃないか。
やはり、ファミコン世代の小学生には勝てないのか。
ニンテンドースイッチオンラインの価値
こんなに遊べるファミコンソフトが、最初から二十本も遊べて、毎月数本追加されるという。
ニンテンドースイッチオンラインは僕らのような寂しい独り身でも年額2,400円。ファミコンソフトにすれば一本当たり年額120円以下だ。
缶ジュースかよ。
もちろん、最新ゲームのオンラインプレイやクラウドセーブ機能も付いてくる。同業他社と比べても半額以下である。ファミリープランになると8人まで登録できるのに年額4,600円と価格破壊としか言いようがない。
Switchを持っているなら、ニンテンドースイッチオンラインに入らない理由はないだろう。
初日からこんなに楽しんでしまった犬であるが、未だにテニスの一番弱いNPCに1マッチも取れていないので、まだまだ楽しめそうだ。
ラケットと身体の当たり判定がシビアすぎなんだよこのゲーム。
ゴルフもはやくこないかな、と思いつつ。
ではでは。
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