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INUDGsって分かりづらい?
こんにちは。INUDGs推進委員会のキクモリです。
昨日の記事を個人のFacebookアカウントに投稿したところ、意外なお声が上がりました。
「アルファベットのINUDGsでは、ふつうの飼い主に伝わりにくいのでは?」というご意見があったのです。
INU (=犬)のSDGsという言葉が、パッと見ても分かりづらいのかな?と考えたのですが、どうやらそういう問題でもなさそう。
SDGsをみんな知っていると思っていた。
実はわたしは、SDGsはすでに世の中に浸透しているという思い込んでいました。
ちょっと懐かしいこのピコ太郎の映像が2017年の7月。
どんなコラボもいとわない猫・キティさんも応援していますし(さすがキティさん、攻めた表現をしていらっしゃる)、政府によるプロモーションはすでにバッチリされているという印象を持っていました。
いやいや、SDGsはほとんど知られていない!
ところが調べてみるとこんな調査結果があったのです。
2019/3/13
朝日新聞社では、国連が定めたSDGs(Sustainable Development Goals 持続可能な開発目標)がどれだけ広まっているか、東京・神奈川に住む3000人を対象に調査をしました。調査は4回目。「SDGsという言葉を聞いたことがあるか」という質問に「ある」と答えた人は前回より増え19%。5人に1人がSDGsに触れたことになります。
19%…?19%…?!
さらに、海外に暮らす友人からも「まず、SDGsを知らなかった」とメッセージをもらいました。
なんてこった。全然浸透してないよ、SDGs!!
これじゃあ、「ふつうの飼い主」には伝わらないよなぁ…と頭を抱えました。
INUDGsが自立すればいい。
しかし、SDGsの17項目の目標を設定したり、それを個人や企業が実践して達成しようという志はとても素敵だと思います。このフレームを借りているかぎり、内容さえ伴っていればしっかりと伝えることができるのではないでしょうか。
SDGsのフレームを借りながらINUDGsが自立して、犬と暮らす人や犬と関わる人の思いを集めて動かすプラットフォームになれれば、おもしろいなあと思いはじめました。
そんなわけで、INUDGsの思いやコンセプトを伝える文章をつくってみました。「コピーライターなのでひとことで」と言われたのですが、わたしにはこの大きな問題を「ひとこと」で表せるような才能はありません。ちょっと長いですが、ぜひ読んでみてください。(以下、長文)
INUDGsは2030年までに日本国内の「犬」のために協力して達成すべき開発目標です。日本は犬の飼養環境の改善が進んでいるとはいえず、欧米では考えられない低いモラルで飼われている犬も多く見られます。「犬と人の共生」を実現するためには、犬と暮らす人の意識の改善・モラルの向上が急務なのです。
INUDGsの項目は、犬と暮らす人なら「こうであったら良いのに」と一度は考えたことのある要素ばかりです。犬と日々触れ合っている人の想いを結集し、かたちにしたものです。
INUDGsの実践に正解はありません。しかし、犬と暮らすすべての人がこの17の項目を意識し向きあうことで、少しずつ世界を良い方向に向かわせることができるはずです。INUDGsは人と犬の歴史の中でポジティブな遺産になると、わたしたちは考えています。
INUDGsの先には、人間がいます。人間のパートナーである犬の未来を変えることで私たちの未来も少し良くなる。それがINUDGsの最終的な目標です。
いつもそばにいる大切な存在。まっすぐに私たちを見上げる愛しい存在。そんな犬のために私たちができることを、今すぐ実践しましょう。犬は人間に対して圧倒的な弱者であり、その弱者を置き去りにしないことは、SDGsの標榜する「誰ひとりとして置き去りにしない世界」の確立に繋がっていくのです。
「犬」を愛するみんなの想いがINUDGsを完成させます。
「犬と暮らす毎日」をあたたかなものにするために、みんなでINUDGsについて議論しましょう。