画像のデータの大きさは?
インスタ映えこそが正義の昨今、人々は何かに取り憑かれたかのように
スマホで写真を取り続けています。
日々スマホのカメラも進化する現代、見出し画像のような心霊写真に
日常的に遭遇する世の中はすぐそこに来ているのかもしれません。
もし心霊写真が取れましたら、この記事のスキボタンを押してから
すぐにでもスマホごと豪火に放り込んで供養しましょう。
なんとか呪われずに済みます!多分ね!!
さて、前述のように現代人はスマホで写真をとり、
それがSNSにアップされ続けていますが、
ではそのデータの大きさとはどのくらいになるのでしょうか?
今回はこの画像のデータの大きさについてご紹介いたします。
ピクセルについて知ろう!
さて、皆様は「マスゲーム」をご存知でしょうか
↑こんなやつです↑
え、この素晴らしい北朝鮮の最先端アート技術を知らないのですか!?
仕方有りません、動画を紹介しましょう。
☆時事通信社のチャンネルより
https://www.youtube.com/watch?v=DhurHN_znoo
いろいろな色の紙を持った人々が集まり、次々に違う色を上面に向けて
次々に絵が示されていきます。
パソコンやスマホの画面もこれと同じように、小さな点がたくさん集まって
それぞれが次々にいろいろな色に発光することで画像や動画を表示します。
機器によりますが、目のいい人ならば画面に近づき目を凝らしてみることで
液晶は点々の集まりだということがわかるかもしれません。
このひとつひとつの点がいわゆる「ピクセル」ということになります。
ちなみに一花のパソコンの場合は横に1920個、縦に1080個のピクセルです。
ちなみに1920×1080=2073600なので、2073600ピクセルということです。
調べてみたところ、愛用のスマホ「Xperia XZ1」も同じピクセル数でした。
同じ大きさの画面により多くのピクセルがある場合、
一つのピクセルが小さくより滑らかな画面になるということになります。
その一方で同じ数のピクセルで画面が大きい場合はピクセルが大きいので、
画面がかなり荒く、ぼやけているように感じるはずです。
マスゲームの人数が多いと連動や統制が大変になるのが想像できるように、
このピクセルが多ければ多いほど画像や動画の情報処理は大変になります。
本格的なイラスト作成にオススメのパソコンが高い傾向にあるのは
このピクセルが多いことで情報処理能力が高いものがオススメだからです。
画像のデータが大きくなる原因、1つ目が「ピクセル数」です。
色彩表現について知ろう!
画像や動画のデータの大きさは「色」でも左右されます。
はじめから白黒の画像とわかっているのであれば一つのピクセルは白と黒の
2通りの情報で処理できますが、カラーの画像ではそうは行きません。
赤や青と言った単純なものだけでなく、ピンクや朱色、水色に群青など
カラー画像ではかなり多くの色を処理しなければなりません。
色は無限にありますが、それを全て処理できるようにすると
画像のデータも無限になってしまいます。
そのため、見分けがつかないほど近い色は同じ色として表示することで
妥協した表示方法を採用することになります。
このときに画像表示に利用する色が多ければ多いほど
データ量が大きくなります。
ちなみに皆様がよく目にするJPEGやPNGの画像は24bitのカラーで、
これがフルカラーインデックスとなっています。(24bit=16777216色)
色は無限と言いましたが、人間が視覚で見分けることができるのは
どれほど好条件だったとしても1000万色ほどと言われているので、
これだけの色を表現できれば実物と同じ色を表現できると言っても
過言ではないということになります。
データ量を計算してみよう!
さて、これでデータ量の計算ができます。
先程一花のパソコンディスプレイは「1920×1080」と紹介しました。
画像はピクセル数が少ない状態で引き伸ばすとぼやけるので、
この画面いっぱいに表示してもぼやけない画像は「1920×1080以上」の
ピクセル数を持つ画像データということになります。
つまり壁紙にオススメの画像ピクセル数が「1920×1080以上の画像」です。
仮に24bitのカラーで表示されているのだとしたら、そのデータ量は
24×1920×1080=49766400bitということになります。
「bit」よりも「Byte」という単位のほうが慣れているはずなので
その単位に直してみましょう!(Byte>>>バイト。通常は「B」で表記。)
1B=8bit
1KB=1024B
1MB=1024KB
計算すると「49766400bit」はおよそ「5.93MB」となります。
実際には、その画像がどこで撮影されたかであったり、
イラストであれば誰が作ったかであったりと情報が付随するので
「5.93MB+α」くらいに捉えるといいでしょう。
メール送信などで容量が大きいためエラーが起きた場合は
この画像データで引っかかっていることが多いと思われます。
ピクセル数を減らすことなどが対策例になりますが、
当然その画像は引き伸ばすと後でぼやけます。
イラストレーターさんのイラストなどに関しては
画質をそのままに保つ必要も出てくるでしょうからオススメできません。
共用で利用できるクラウドサービスを利用したり、
大容量ファイル送信サービス(ギガファイル便等)を活用しましょう!
テレビの4Kや8K
さて、最近のテレビで「4K」や「8K」という言葉を耳にします。
これも今回紹介している「ピクセル数」が深く関係しています。
実はテレビ画面もパソコン等と同じようにピクセルが集まって
あのような画面になっているからです。
従来の「フルHD」が「2K」であり、「1920×1080」のピクセル数ですが、
「4K」は縦横がそれぞれ倍、「8K」は更にその倍のピクセル数です。
ピクセル数の比較
2K:1920×1080
4K:3840×2160
8K:7680×4320
テレビではインチ数が大きくなると画面が大きくなりますが、
ピクセル数が同じで画面が大きくなると画質が落ちます。
しかし、2K>>>4Kのようにピクセルが増えた場合は
インチ数が大きくなっても画質が落ちずに済むということです。
ちなみに民法6局のBS無料放送などが4K放送に該当しますが、
8Kに関してはチャンネルがNHKのみです。(2021年8月現在)
オリンピック放送を想定したものだったと思われますが
4K/8K登場当時はまさかテレビ観戦がここまで推されるとは
思っていなかったでしょうねぇ・・・
まとめ
さて、今回の記事では画像のデータ量について取り上げました。
大体をまとめると下の写真のとおりです。
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