弁護士業務≒書道・茶道
間もなく弁護士10年目
最近、自分なりの仕事のやり方というものがそれなりに見えてきた。
自分にとって、法的に検討して、書類作成などをすることは、思っている以上に静謐な環境下でないとうまく進まないことに気付いた。
世の中で弁護士の仕事というと、誰かを目の前にして口でやりこめるイメージかもしれない。
でも、実際のところ、机の上で法理論についてどれだけ落ち着いて考えられたかということが一番大事。
そこが我々の仕事の一丁目一番地。
そういう意味では、自分の中で持っている弁護士業務を進めるときの感覚は、書道や茶道をするときの感覚に近い気がする。
静かで落ち着いたところで。流れるような所作で。心を込めて。
電話やメール、SNSの通知が飛び交う中ではなかなか難しい。
そういうことにようやく気付いた。
これから先の10年で、自分なりの仕事の所作というものを磨き上げていきたい。
丁寧に。じっくりと。
どんどんと速さを増していく時代の流れに掉さすように。