犬さんごはん 第13回「鶏の照り焼き」
連休も半分をすぎましたね。
普段からほぼ在宅なので曜日感覚がない。
祝日とは……???
そんなわけでやっていきます。
今回のアンケート結果です。
みんな鶏肉好きすぎません???
何回鶏肉ネタを書いていると思ってるんだ。
こんなに早く「鶏肉弾」を使い続けると多分後半「ちくわ」とか「ギョニソ」で延々語ることになるぞ。
ちょっとは加減せい。
そして一番上の選択肢、謎すぎたのか一票も入らなかった。
「ささぎのきんぴら」です。
いんげんの親戚みたいなもんです。
夏になると食べる。
さて、照り焼きです。
そもそも「照り焼き」という調理方法が魅惑的だと思いませんか。
甘しょっぱいたれで脂ノリノリのなにかを香ばしく焼いちゃうんですよ。
肉だろうが魚だろうが、旨くなること間違いなしじゃないですか。
今日も夕飯に「銀むつの照り焼き」をひとくちもらったんですけど、悶えるほど美味でした。
この調理法、海外で絶大な人気があるらしく、そのまま「TERIYAKIソース」として通じるそうですね。
なんでも照り焼いちゃう上に、なんと「SUSHI」にまでまぶされているとか。
それは果たしてどんなマリアージュなんだ。
うちでもかなりの頻度で照り焼きは登場します。
自宅では鶏むねで作るのであんまり美味しくないのですが、材料が少なく手軽という理由でまあしょっちゅう作ります。
実家ではもも肉で一枚ドーンと焼いてくれ、その後削ぎ切りにされたものを食べます。
つまり、好物のひとつな訳ですね。
だがしかし。
問題があります。
照り焼きは味が濃い。
必然的に少ない量でもりもりとごはんを食べてしまいます。
若い頃はそれでも良かった。
肥えようが美味しければそれで構いませんでしたし、胃腸も健康でした。
しかしいつの頃からか、実家で出される照り焼きを一度に平らげることができなくなってしまいました。
こう……美味しい、美味しいんですけど……。
ぶっちゃけ飽きた。
味が単調すぎる。
「照り焼きが食べたいなー」という日はいいんです。
しかしこれは世の中のお母さんすべてに言えることだと思うんですが、一度「美味しい」というと何故か続くんですよ。
そうすると一週間に一度の割合で照り焼きを食べることになり、半分残したものは次の日食べることになり、結果照り焼きが2日続く訳です。
私は毎日同じものを食べるのがめちゃくちゃ苦痛なタイプの人間なので、「これでもか!!」と同じメニューが続くと気が狂いそうになります。リンダリンダ。
ただでさえ実家のメニューは規則性があり、私の好みに合いませんでした。
毎朝同じ飯とかキッツい。
あとなんでチャーハンが毎回同じ味になるんだ。謎すぎる。
パスタ食べる時は夏以外ほぼ和風だし。
まあ、普通こんだけメニューに不満をもっていたら、「独り暮らしの家では作らない」という決意も固めると思うんですよ。
だがしかし、そうはならなかった。
二ヶ月に一度ぐらいの頻度で、めちゃくちゃ照り焼きが食べたくなる。
一度脳裏に浮かぶともうダメ。
鶏むねを解凍しだします。
この訴求力の高さを考えたんですが、結果として「お醤油が焦げる匂いがたまらんのではないか」という結論に達しました。
似たような味である「みたらし団子」、私実は苦手なんですが、みているだけなら死ぬほど好きなんですよね。
みているだけなら。
食べたくはない。
これは日本人が太古から持っている「お醤油大好きDNA」に訴えかけてきているとしか思えません。
また、鶏の照り焼きの場合、そこに「糖分」と「油分」が加わる訳です。
そりゃ本能的に食べたくなるに決まってます。
海外で受けたのも納得です。
ちなみに鶏の照り焼き、そのまま食べても美味しいですが、マヨネーズをかけると罪の味になりますね。
ハンバーガー風にサンドにすると、「罪悪感」の塊にかぶりついている気持ちになれます。
秋田県民、グラン○ートとイ○クの照り焼きバーガーはヤベぇから一回食ってみろ。みるみる肥るぞ。
最近は罪悪感を減らそうと野菜と一緒に摂取しているのですが、事務所に年末スライサーを忘れてそのまま行方不明になり、キャベツの千切りが自宅でできません。
ちぎって食べてもいいんですけどうちのキャベツって婆上の育てたやつだから超ワイルドでゴワッゴワなんだよな。
レタスはちょっとコストがかかるんだよなあ。
今現在模索しているのは、「照り焼きを一番美味しくたべられる付け合わせ」ということになるでしょうか。
照り焼きを求める気持ちが収まらないのはもうしょうがない。
しかしさっぱりと食べたい。
そんな気持ちになりつつあります。
これが私が生トマトとか食べられるひとなら話は簡単なんでしょうけどねえ……。