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過去に出した同人装丁メモ~いにしえすぎる編~

このnoteには女性向け同人誌の要素が含まれています。自己責任でご覧下さい。
なおジャンルバレをしたくないものにはモザイク処理がかかっている場合がございます。

あまりに同人装丁メモが好きなので自分でも覚えてる限り残しておきます。
見本誌すら手元に残っていないものがあるので画像がない場合がありますがご了承ください。

はじめに


いにしえの同人女なので、割と過去冊数を出してきました。
いにしえからのどピコゆえにコピー本が多く、オフセットにずっと憧れ、高校入学のお祝いにいちど親からお金を出してもらい刷ってもらったことがあります。

そして同人を離れて幾年か経った頃、世の中には「オンデマンド」という大変便利な&ありがたい選択肢が増えました。
原稿もWeb入稿が通常となり、私もフォトショ~コミスタ~クリスタと遍歴し、ブランクがかなりあった時代よりは見苦しくなく、そして装丁に欲望を少し滲ませても全体の赤字が割合として減るようになり。
ここに記録として残しておきたいなと思った次第です。
という訳でまずは学生時代のコピー本からいきたいと思います!!

1.初のオフセット本

印刷:くりえい社
仕様:チンドンパック(だったと思う……)
表紙用紙:不明(再生紙系? アイボリーに漉きの茶の繊維入り)表紙仕様:ビリジアン単色刷り
遊び紙:色上質 銀鼠
本文用紙:上質紙

タイトルはモザイク処理しています

初っ端から不穏な気配がする。
これが高校入学祝いに親が金を出してくれた同人誌です。
当時はオフセットは基本的に100部からしか刷れず、令和になったのに未だに在庫があるという恐ろしい本です。
アナログ原稿だったしアナログ入稿だったし写植は手描き。

2.コピー本だけどなんとか平綴じにしたくて頑張った本

表紙用紙:色画用紙
表紙印刷:手差しカラーコピー
本文:もちろんコピー

カラーはセル画です(珍しいよね)

これは人生で初めて再録をすることになって、前年、前前年のものをまとめる際にどうしても絵柄の違いが気になり前前年のものだけ描き直したらめちゃくちゃバランス悪くなりました。
多分世の中には5冊くらいしか出回ってないと思う。
ホットボンドなど知らない時期だったのでめちゃくちゃ苦労して平綴じにした記憶あります。バラバラになってたらごめんね……。

3.2色刷りの手差しコピーを覚えた頃の本

表紙用紙:色画用紙
表紙印刷:普通のコピーと単色カラーインクコピーの手差しアナログ2色刷り
本文:もちろんコピー

これは黒と赤トナー
これは黒と緑トナー

当時、単色のカラーが20円でできるコピー機が流行ったんですよ。
初めは赤インクトナーしか種類がなかったんですが、何故か私の実家の近所にいちはやく青や緑やピンクやオレンジなどが選べるコピー機が設置され、めちゃくちゃ刷ってました。
ご近所でいちばん活用した自信ある。
なおいにしえの「同人便箋」もこのコピー機で刷らせていただきました。その節は大変お世話になりました。

4.クリアファイルを加工した表紙のコピー本

表紙:百均のクリアファイル(イエロー)A4サイズを加工
中表紙:カラーコピー
本文:コピー

これ今手元に現物がないな……みつけたら画像追加しておきます。
トレペ表紙の透け感のあるオフセ本に憧れがあったんですが、残念ながらどピコには手が出ない。
よって近い表紙は作れないか? と考え、透けるだけならクリアファイルにすりゃいいじゃん! と短絡的な発想をしました。
まずB5サイズの本だったので一回り大きくないと加工できないため、A4サイズのクリアファイルを購入。中綴じ本なので底辺を開いてファイルの折り目をそのまま活用しました。
本文の大きさに添ってカットするだけでは手触りがクソなので、角丸加工も自力で。
結果丈夫だし可愛い本になりました。この加工は時間があったらまたやってもいいな。

このあとしばらく同人活動を離れ、11年に一度戻ってきます。

5.初のオンデマンド本

印刷所:ポプルス
仕様:スタンダードセット・クリアPP

こちらは二次
一次創作
カラーとタイトル苦手感伝わってくる

この時期はアナログで描いた原稿をフォトスタジオ(多分知らない人が多いソフト……)とフォトショで加工して入稿していました。
オンデマンドというものを知らなかったので(ブランクがありすぎた)とにかく安いところを調べました。
カラーもデジタルだと映えるのをわかっていたのですが苦手すぎて(ソフト的に難しい面もあった)素材べた貼りや擬似多色に頼っています。
タイトルも加工する気がまったくないですね……。
ポプルスさんはこれ以降一冊しか利用してないのですが、トナーのテカリなどはむしろ個性的で好きでした。

6.ペン入れを友人にしてもらった本

印刷所:日光企画
仕様:平トジフルカラーセット

かなり久しぶりの同人誌でした

知人の擬人化の二次創作という特殊ジャンルなので部数が読めなかったんですが元ネタ作者さまから「XX部刷ってもいける!」と言われたのでその通りに刷って爆死しました。
デジタルのお絵描きソフトをもっていなかったので友人にペン入れをお願いしたら印刷に適した解像度にならないお試し版で結局ミリペンでペン入れしたのも懐かしい。
日光企画さんはめちゃくちゃ受付のおねーさんが優しくてほんと泣くかと思った(あの優しさプライスレス)。

7.初めてのフルデジタル本

印刷所:日光企画
仕様:平トジフルカラーセット

フルデジタルになってクソ下手くそになった

誰の手も借りずに作った本ですが生まれて初めてペンタブ&コミスタで描き、下手くそ過ぎて入稿やめようかと思いましたね……。
今見てもひどい。ひどい。
お話は嫌いじゃないんですけど……。

印刷所:丸正インキ
仕様:マットPP以外記憶が無い

ふんわりしてますね

初めての印刷所さんだったのとペン入れの下手さで割と泣いた本。
背幅を印刷所さんの方で調整してもらえず、裏表紙がかなしいことに。
オフセットで刷ったのはこれが最後になりました。
印刷は綺麗です。

8.初めての遠征イベントで出した本

印刷所:日光企画
仕様:平トジフルカラーセット

こちら手元にブツが見当たらず画像なしです。
表紙のペン入れだけミリペンでして他はフォトショとコミスタだったと思います。
ずっとクリアPPの女だったけど(何故かPPと言えばクリアだと思っていた)この本はマットPPを初めて選び、仕上がりがしっとりしてて好きでした。
ポップなオレンジ地に黄色のドット背景だったので元気爆発すぎなくてそこは大好きなんですが本文ほんとに下手くそで萎えた。

9.考えるのが面倒になったので原点回帰した本

印刷所:ポプルス
仕様:スタンダードセット・クリアPP

進歩は見られるが……

お絵描きソフトがクリスタに変更になる直前の本だったと記憶しています。
なぜなら写植をフォトショでした形跡があるからです……。
キャラ紹介的漫画だったのでトナーテカリはむしろ本の雰囲気に合ってました。

10 .印刷所ジプシースタートの本

印刷所:STARBOOKS
仕様:オンデマンドセット/早割24
表紙: OK特アートポスト+_180K/PPなし
本文: キンマリSW_110

ジャンルモザイク処理

本文をアナログで数年前に完成させていてなおかついつかちゃんと製本したものにしたいと思っていた漫画をスタブさんで刷りました。毎割はこの時まだ早割という名前だった。
ベタ塗りインクでエセ白インクにしたんですけど割と映えた。

次回予告

いにしえ編はここまで!
次は某ジャンルまとめます!!

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