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犬さんごはん 第八回「油淋鶏」

はいどうも! やっていきます!!

今回のアンケート結果です。

誰ひとりさつま揚げに興味がなくて笑う。
なんでや!!!! 旨いやろ!!!!!

そんな訳で「油淋鶏」に決まりました。
中華つよい。

知ってる人にはこれ以上ない訴求力であり、知らない人には「なんて読むのこれ」な油淋鶏。
「ゆーりんちー」と読みます。

簡単に言うと、鶏ももの一枚唐揚げを削ぎ切りにし、ネギだくの甘酢だれにくぐらせたものです。
チキン南蛮のタルタルソース抜きみたいなもんです。

これがねー、めちゃくちゃ美味しいんですよ!!!
さくっとした衣にモモ肉のジューシーな噛み心地と甘酢の爽やかさが相まって、米を三合食べられるレベルです。

中華料理屋さんなどにいくとメニューにあることもあるんですが、私が食べたくなったときにどうしてるかというとですね。

母に揚げてもらいます。

いやー!!! 料理上手な親を持ってると食生活が豊かになるよね!!! 羨んでもらって構わないよ!!!(ドヤッ)

しかし油淋鶏、普通の唐揚げより手間がかかるんです。
洗い物も増えるし。
なので、めったなことではリクエストしません。ここに写真がないのは三年ほど食べていないからです。

貧乏なので外食もほぼしませんし、油淋鶏を唐突に食べたくなったのに母がいないときはどうしてるか。

市販の唐揚げにたれを絡めるのです。

ネギはいつも栽培しているので、唐揚げさえあれば「モドキ」ができる訳ですね。

画像が横だけど気にしないでくれ。
こうやって再生させると二回食えるんだ。

たれの作り方は比較的簡単です。
おろし生姜と刻んだネギと醤油と砂糖と酢を混ぜて、あればはちみつを入れて、胡麻油を足して、水でちょっと伸ばすだけ。

このたれが何故か唐揚げをめちゃくちゃ美味しくしてくれるんですよ……。

らっきょうなんかを足してもいいと思います。

それにしても「油淋鶏」ってすごい字面ですよね。

油がないと淋しいんですよ。

わかる、デブには解りすぎる!!!!

肉を揚げるのも大事なんですが、たれの胡麻油が食欲を一層駆り立てるんですよ……!!!

揚げた肉にたれを絡めた料理ってなんであんなに訴求力が高いんですかね。
サクサク感が台無しかと思いきや、旨さ倍増ですからね。
食べてるときに天国見えますからね。血糖値的な意味で。

油淋鶏を初めて知ったのは高校の頃でしたか。
テレビで紹介されていて、いてもたってもいられず母親に作れないか聞いてみたんですよね。

そしたらなんと、引き出しからレシピが出てきた。

当時母は旅館で食事を作っており、どうもそこのママさんが色んなレシピを試したい人でして。
スパニッシュオムレツとか朝食に出るんだぞ。どんな旅館だ。

で、たまたま母が控えていたと。

初めて食べたときの感動と言ったら。
普通の唐揚げももちろん美味しいんですが、たれが絡まることによって家庭料理ではなく、お店の味になるんですよ。
しかもいつもと違う切り方なので、食べ応え抜群!!
たれも酸っぱいというほど酸っぱくもなく、甘いというほど甘すぎず、飲める勢いです。食べ終わったときには名残惜しく箸でかき集めたほどです。

しかし、家で作れることを知ってしまったら、外で中華を食べるときには頼まなくなるもんなんですね。
外食に行っても、油淋鶏を注文することはなかったのです。

さて、独り暮らし現在。
ガスレンジの掃除が大変なので、出来れば揚げ物はしたくない。
天ぷらやフライも粉が余りそうで、冷蔵庫のスペース的にやりたくない。
キッチンが狭いので洗い物が増えるのも嫌だ。

でも、これ、逆手に取れるのでは?

油淋鶏は一枚肉を揚げる料理です。
衣は片栗粉だけです。

ということは、小麦粉やパン粉を開封する必要はない。

揚げるといっても「揚げ焼き」なんですよ。
トングやお玉を洗う必要はありますが、味噌マヨネーズ焼きのようにバチバチ跳ねるとは考え辛い。

最近、ちょっと歩いた先のスーパーで、鶏ももが58円なのを発見してしまいました。
手元には中途半端に残った片栗粉(じゃがいも由来、チャック付き)がある。

これ、作れって言われてるよね……??

今度わいちゃんと飲む時に絶対作ります。はちみつねーけど。ください。

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