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ドイツ鉄道でデジタル・デトックスした話

皆さんこんばんわん!
イヌ先生です。
前回に引き続き、ヨーロッパ旅行の話をしたいと思います。

ドイツ鉄道、事前準備編

今回の旅行では、アムステルダムからベルリンを経由してプラハまで、ドイツ鉄道を使って移動しました。
当初は時間節約のため、飛行機でプラハまで往復するつもりだったのですが、いろいろと調べているうちに鉄道の旅に心惹かれていき、往路は列車、復路は飛行機にすることに。

ヨーロッパの鉄道の旅。
これだけで心躍る響きです。

どうやらアムステルダムからドイツ鉄道を使ってベルリンで乗り継ぎするのが時間と料金の面でコスパが良さそう、とわかり、ついでにベルリン観光もしようと思い立って、旅の予定がだいぶ固まってきました。

開放的な作りのドイツの駅

さて、ドイツ鉄道のチケットを予約するにはいくつかコツがあります。

大前提として、ドイツ鉄道の駅には券売機やチケット売り場があるので、乗りたい駅に行ってその場で購入することができます。
ですが、ドイツ鉄道はチケットを購入する時期によって料金が変わる価格変動制をとっているので、できるだけ早めに予約して購入するのがお得です(`・ω・´)
日本の飛行機や新幹線にも「早割り」ってありますよね。あんな感じです。

そして、事前購入の際は「公式サイトで購入すること」もポイントです。
実はドイツ鉄道のチケットを日本語で予約できるOmioというサイトが存在するのですが、やや割高になっています。
わかりやすく翻訳してくれている分の手間賃などが上乗せされている感じでしょう。
数ユーロの違いですが、円安の昨今、数ユーロの違いもバカにできません。

どうしても英語が苦手だったり、予約に不安のある方は日本語サイトを使うのもアリですが、ある程度インターネットができる方であれば公式サイトからの購入もそれほど難しくないと思います。

ちなみにイヌ先生は、まずGoogleマップでアムステルダム→ベルリンの経路と時刻を調べてから、すぐにドイツ鉄道の公式HPを検索してアクセスしてみたものの、当たり前ですがドイツ語で書かれているので「なるほど、わからん!」となりました。
しかしそこは安心のドイツのインフラ公式HP。英語版も完備しており、サッと切り替えて「読める…読めるぞ…!」状態に。

(この「英語も別にそこまで達者な訳ではないけど、その他の言語から英語に切り替わった瞬間にものすごく安心する」感覚って不思議ですよね)

わからない単語が出てきたらDeepL翻訳で調べながら進めていき、無事に希望の列車のチケットを購入できました。
ちなみに、いろいろと調べていく中で見つけたこちらのブログが、とてもわかりやすくドイツ鉄道のチケットの購入方法などを解説してくれています。
今からドイツ鉄道のチケットを買いたい!という人はぜひご一読を。


いざ、鉄道の旅

インターネットの力で事前にチケットを購入し、当日はチケットのQRコードでアムステルダム中央駅の改札を通ってドイツ鉄道に乗車しました。

ちなみに、朝7時台の列車だったのでけっこう早起きをして出かけたのですが、40分ほどの遅延があり…
鉄道に乗って景色を眺めながら飲もうと思っていたカフェモカはホームで飲み干してしまいました。

最終的に40分遅れて出発でした(特に理由なし)
やっと来た列車に「やれやれ」と乗り込む乗客たち

さて。この鉄道の旅、計画した時点では最高のものになる予感しかなかったわけですが……

実際のところ、最高でした。

今回、アムステルダムからベルリン、ベルリンからプラハと二つのチケットを1等車で予約しました。
同じ1等車でも、型式(?)の違いなのか、ベルリン行きは6人定員のコンパートメント(個室)仕様で、プラハ行は新幹線のグリーン車のような仕様となっていました。

向かい合わせで6名定員の個室
座席ごとにその乗客がどこまで乗るのか表示されています。指定席チケットを買っていない人は空いてる席に座れる仕組み。これはすごく親切ですね

アムステルダムからベルリンまでは約6時間。
イヌ先生はこの鉄道旅でひとつ、やりたいことがありました。
それは「スマホの電源を切って、ひたすらのんびり読書する」こと。
いわゆるデジタル・デトックスというやつです。

日本にいると、というか電波のある環境にいると、基本的にスマホを手放す時間がありません。仕事の連絡もあるし、調べ物も、息抜きの娯楽も、人とのコミュニケーションもまずスマホで事足りてしまいます。
もはやそんな生活に疑問を覚えることもなく過ごしていますが、こと娯楽に関しては、やはりスマホで得られる愉しみはどうしても受動的かつ目移りしがちなものになってしまいます。
(例えば、スマホでゲームや読書をしていても誰かからの連絡やSNSの通知がくるとそちらに意識を向けてしまう、といった感じに)

実は今回の旅には「今の自分を見つめ直す」「思考を深める時間を取る」といった目的もあり、そのためにデジタル・デトックスは不可欠と思っていました。

そんなわけで、ドイツ鉄道の旅に持ち込んだのはアガサ・クリスティーの「そして誰もいなくなった」。
大昔に読んだことがあるのですが、今回あらためて読んでみたくなって本屋で手に取りました。
難しすぎず、感情をあまり揺さぶられず、しかし適度に読みごたえがあり(エッセイでは軽すぎる)、文章が美しく、旅情をもりあげる小説がいいな…と思っていたので、我ながらピッタリなチョイスだと言えるでしょうか。

穏やかな時間が流れる車内

この読書体験は、休憩時間も含めて最高の時間でした。
本を読み、ふと紙面から目を離すと、車窓からはヨーロッパの牧草地や街並みが見え、コンパートメントの隣の席では、穏やかなドイツ人の老夫婦が新聞を広げてクロスワードパズルを解いている。

これが最高でなくて何が最高と言えるのか…?

正直、最初は6時間も列車に揺られるなんて退屈してしまうのではと思ったのですが、実際はとても豊かで贅沢な時間を過ごすことができました。
「時間節約!」と飛行機にしてしまわないで本当に良かったです。

ドイツ鉄道のビールは必ず飲むべし

もう一つ、ドイツ鉄道で最高だったのが食堂車で飲めるビールです。

前評判で「ドイツ鉄道は最近ダイヤの乱れも多く評判が落ちているが、食堂車のビールは相変わらず素晴らしい」とあったとおりで、ベルリンからプラハに向かう列車で飲んだビールは文句なしの味わい&のど越しでした。

冷え冷えのピルスナーウルケル
チキンと紫キャベツのザワークラウト

この「ピルスナーウルケル」という銘柄は、一般的なピルスナースタイルの元祖となる歴史あるビールとのこと。
海外ではビールを冷やさずに飲むこともありますが、こちらのピルスナーウルケルは冷え具合も完璧でした。

ドイツ鉄道に乗ることがあればぜひ!食堂車まで足を延ばしてお試しください🐶✨
ちなみに食堂車での支払いにも世界のVISA(クレジットカード)が使えます。ただ、電波の悪いところを通るタイミングで決済しようとすると失敗してしまったり、時間がかかることがあるので、降りる駅が近いなどで急いでいる場合は現金の方がスムーズかもしれません。

ヨーロッパ旅行について、まだまだ書きたいことがあるので次のnote更新もぜひ楽しみにお待ちください。
いつも読んでいただきありがとうございます!


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