楽天でiDeCoを増額しようとしたら…
皆さんこんばんわん!
今日は少し久しぶりにお金の話をしたいと思います。
iDeCo、増やせるようになりました
2024年12月から、公務員や一部の会社員がiDeCoに掛けられる月の上限額が1万2千円から2万円にアップします。
正確には「公務員を含む2号被保険者が、確定給付型の他制度とiDeCoを併用する場合のiDeCoの拠出限度額が1.2万円から2万円に引上げられる」というもの。
『確定給付型の他制度』とは
・確定給付企業年金(DB)
・国家公務員共済組合
・地方公務員共済組合
・私立学校教職員共済組合
・厚生年金基金
・石炭鉱業年金基金
をいいます。
これらの積み立てと合算してトータルで月額5.5万円まで、そのうちiDeCoの上限は2万円、ということになります。
この改正を前にして、主に公務員の方から「これまで上限額1万2千円だったiDeCoが2万円までできるようになるので、積み立てや資産のバランスを見直したい」というご相談を受けることが増えました。
iDeCoは所得控除と退職金控除を使えるという非常に大きなメリットがありますが、働き方によっては退職金控除はあまり効果がないことや、一度払った掛け金を60歳まで引き出せないといった縛りもあり、特に公務員や会社員の人はどれくらい導入すべきか、しっかり検討して決めることをオススメします。
そしてお客さんの相談に乗っているうちに、イヌ先生も自分のiDeCoを増やすか…と重い腰を上げる気になり、さっそく増額の手続きをしてきました。
NISAは増額がかんたんにできるのですが、iDeCoはちょっと手続きが面倒なので、やろうやろうと思いつつ後回しにしていたのです。これが医者の不養生ってやつか…(ちょっと違う)
たとえ楽天であっても
イヌ先生は楽天証券でNISAとiDeCoをやっています。
皆さんご存知のとおり、楽天市場で買い物をしたことがある人にとって楽天証券の画面はとても親和性が高く、初心者の方でも直感的に操作をしやすい親しみやすさがあります。
NISAなどは、楽天証券にログインしてぱぱっと操作すると、ほんの数分で積立額の変更ができます。
(スマホやPCのブラウザやOSが古いとアップデートが必要な場合も)
そのノリでiDeCoの積み立て月額を変更しようとしたところ…
「うん? 増額や減額をする項目が見つからないぞ…」
スイッチング(保有商品の入れ替え)や掛金の配分を変更するタブはあるのですが、掛金の金額を変更するためのタブやボタンが見つかりません。
iDeCoのトップページから繋がるページやタブをひと通り探してみたのですが、思うように先に進めず、仕方ないのでチャットボットに聞いてみることに。
「掛金・運用・給付」の項目をポチっとします。
「掛金額の増額・減額・停止について」→「増額」と進みます。
すると、こんな回答が出てきました。
なるほどなるほど。
ちょっと誘導経路がわかりにくかったなあ、と思いながら、「こちら」のところをクリックするとこのページに飛びました。
やっとお目当てのページにたどり着いた、と安心したのもつかの間、ここでまたひと苦労することに。
というのも、このページにもやはり「掛金額変更」というタブやボタンが見当たらないのです。
「加入者情報変更の手続き」「楽天証券の総合口座をお持ちの方」を押すと、再ログインを要求されたうえに、楽天iDeCoのトップページに戻ってしまうという仕様。
「楽天…信じていたのに…」
これは堂々巡りの術にハマったかと絶望しかけたのですが、あきらめずページ内をじっくり見てみたところ、光明を見出しました。
緑色の「書面を印刷して郵送する場合はこちら」のボタンです。
「楽天証券の総合口座をお持ちでない方」への案内の真下にあったこのボタンが、ゴールへの道筋でした。
ページの上部に「楽天証券の総合口座をお持ちの方」向けの案内があり、そこには「webで申し込み」とあったので、どこかに書類請求のためのボタンがあるはずと思いこんで探してしまったのですが、それは「加入者情報変更の手続き」の場合のみだったようです。
わかりにくいよ!!!
(もしかして、イヌ先生の注意力と読解力が弱かっただけかも?と思い、後日、楽天ユーザーの方に確認してみたところ、やはり「わかりにくくて最後までできなかった」とおっしゃっていました。なので後に続く皆さんの助けになるように…との願いをこめてこの記事を書いています)
緑のボタンから進むとこちらのページに到達しました。
丸印のある「返信用ラベル」から、楽天証券宛のラベルが印刷できます。(料金もかからないようになっています)
「掛金額変更」の右の「+」を押すと…
自営業や学生の方は第1号被保険者用、公務員や会社員の方は第2号被保険者用、会社員や公務員などに扶養されている配偶者(専業主婦・主夫)の方は第3号被保険者用の書類を選びましょう。
ここまで来たら、あとは印刷&記入&投函の3ステップで完了です!
イヌ先生も華麗に印刷と記入を済ませ、返信用ラベルを無印良品の封筒に貼り、颯爽と最寄りのポストに投函しに行きました。
あとは寝て待つだけです。(たぶん)
この時期、iDeCoを増額する公務員や会社員の方が多いと思うので、手続き完了までは普段より時間がかかるかもしれません。
来年からの積み立てを計画するなら、今のうちに検討して、こういった申し込みや変更の手続きを済ませておくと良いですね。
以上、楽天証券でのiDeCoの増額手続きの流れをお伝えしました☆彡
いろいろ変わっているiDeCo
ちなみに、今回の改正は2020年に決まっていたもの。他にもiDeCoの受給年齢や加入期間の変更など、ここ数年でいろいろと刷新されています。
気になる方はこちらの厚生労働省の案内もチェックしてみてくださいね。
傾向としては、加入期間(積み立てをする期間)、受け取り開始年齢、いずれも幅が広がり高齢化しています。
70歳まで(場合によっては75歳まで)働き、年金の受給スタートはなるべく遅らせるというライフプランを政府が推奨しているようにも受け取れます。
少子高齢化で年金制度の弱体化はもはや確定しており、今現在の現役世代にとっては、川の流れに逆らって一生懸命に泳いでいかないといけないような、なかなか頑張りが給与や年金に反映されにくい世の中になっています。
だからこそ、お金について知識を身につけ、iDeCoのような各制度を自分に合った形で活用し、自分を幸せにするようなライフプランを立てていただきたいとイヌ先生は考えています。
(もちろん、政治に関心を持ち続けて、社会や制度そのものを良い方向に変えていく努力も必要ですね✨)
それでは、また次の記事でお会いしましょう!
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