/ nightmare .
side dummy
ああ、今日もまたこの夢か
暗闇に一人きり
前も後ろも上も下も黒黒黒 。
いつも通り歩く
何処か分からない場所へ向かう為に
これが夢だと分かるのに何故か目覚めたくない
怖くて、恐ろしくてたまらないのに
この夢を見る度に自分の精神が削られていく気がする
寝るのが嫌になる
寝たくないはずなのに
この夢を見たくないはずなのに
また見たくなってしまう 。
自分でも分からなくなる
まるで中毒だ
この夢には人が出てくる
僕にとって大切な人
僕の背後から皆楽しそうな顔をして、
霊夢、魔理沙、あみさん
そして
ニア 。
ねぇ 、 君はそんなに寂しそうな顔をして何処へ行くんだい?
まるで触ったら溶けてしまう氷のように儚いあなた
「 あ、みーくん、 わたしあっち行かなきゃなの。またね、」
うん、知ってるよ
いつもそっちへ行くもんね
ばいばい、またね
皆僕を置いて前へ進む
僕だけ置いていく
そして僕は皆と反対方向へ進んで行く
数歩進んだところでいつも目を覚ます
これ以上見てはいけない と脳が危険信号を出すから
雀の声が聞こえる
窓の外が明るい
隣を見ると天使がすやすやと寝息を立てて寝ていた
どうしようもなくなって鼻先に口付けをする
「 ん〜 ... みーくんおはよぉ ... 」
「 ... おはよう 、ニア 」
僕はいつまでこの夢をループするのだろう
合計ループ回数 ??? 回